この日は広島に原爆が落とされた日です。
島根に向かうバスの中8時15分、
ワンセグを片手に黙祷しました。
うちのクラスにはうちを含めて
3人広島県民がおるんじゃけど、
みんな黙祷しとう中、周りの人は正直奇異な目で私たちを見てたと思う。
8月6日。
この日は私たちにとって大切な日であって、
決して「広島県民だからする」という事だけではないんよね。
小さい時からこの日を迎えるにあたって毎年戦争・平和に関する学習や自分なりに感じた事を心に持って臨んでいたんよ。
おじいちゃん・おばあちゃんが原爆を体験した。
だから、「被害者の子孫」として黙祷を捧げる。
だから、平和式典をテレビの前で見る。
そんな簡単な理由じゃないんよね。
確かに小さい頃は8月6日はテレビの前に座って黙祷をする。
という習慣めいたものだったかもしれん。
けど、年を重ねるにつれて決してこれは儀式のためにやっているものじゃないんだって思うようになってきた。
貴重な事に、私の身近には原爆体験者の人がいて、
小学校の時に色々話を聞く機会もあった。
自分なりに「平和」という事に関して思う事も沢山あって、
心の中にずっと大切に持ち続けている。
中学校の時にお隣の岡山の学校に行ったときに
岡山では小学校で平和教育というのが無いって知った。
大学に入って心無い事を言う人がいて、
その言葉にたくさん傷ついた。
でも、全く以てその人たちが悪い訳ではなくて、
65年の区切りの年ってテレビで散々流しておきながら
NHKの放送を途中で打ち切りにした。
ってうちがそれに対して怒るわけでもなくて…。
ただただ、
年々平和ボケしてる日本の中で、
広島の8月6日、長崎の8月9日と8月15日の終戦記念日。
この3つ以外に戦争と平和について私たちが改めて考えたり、思ったりする日ってあるんじゃろか。
って思うんよね。
こんなに平和な国、時代に生まれてきて
本当に幸せに思っている。沢山の出会いと別れがあって、
沢山の嬉しいこと、悲しいことがあって、
もし、戦争が始まったら
別れと、悲しみにしか残されないんじゃないか
って思うと今、平和であること。
日本に原爆が落とされて敗戦国となって
高度経済成長と遂げて今に至っていること。
本当に今生きている事に感謝しなくちゃいけないんだ。
私はみんなにこの考えを強要するわけでもなくて、
傍から見たら自惚れな平和主義者かもしれん。
ただ、ひとつだけ言いたい事、
その中で私と出会って、友達になってくれた子。
色んな事して、笑いあってくれる子。
「本当にありがとう。」
世界が平和になりますように。