電車の中で本を読むのが癖になっている。

ふと顔をあげて周りを見てみるとその車両の中で本を読んでいるのは僕だけのようだ。

みんなスマホを見ている。

スマホの中で電子ブックを読んでいるのかも知れない。僕は紙のページをめくりたい。

ページ数の多い本の場合、残りがどれぐらいってわかるのが楽しい。

 

僕もAmazonなどをよく利用するが、たまには本屋をぶらついてみたい時がある。

思いもかけない本に出合うことがあるからだ。

ただ、最近の本屋はやはりよく売れている本を中心にそろえていて、あまり

心ときめく出会いはないように思う。

売り上げを伸ばすには仕方がないのだろう。

 

ミシェル・ウェルベックの「素粒子」を自宅の本棚からひっぱりだして

再読。

実に希望のない内容だと思う。なのにウェルベックの書くものにひきつけられてしまう。

ウェルベックを知ったのは「服従」から。そこから出版されている著作をすべて入手し

読んできた。

 

再読というのは面白いもので、内容はパーツを覚えているのだが全体の流れは

おぼろげにしか覚えていない。それに、けっこう時間がたっている本は印象を強く

受けるところがまったく異なってくる。それはきっとその時間の中で僕の中に

溜まっているものが異なってきているからだろう。

 

なんか再読ばかりしている今日この頃。