12人産んだ助産師HISAKOさん、佐久平エンゼルクリニックさんのまねブログです。
視聴者の情報、卵巣の左右で性別決まるという噂を「調べて」回答したブログ。性別ではなく妊娠率についての部分です。
ちなみに、2000年に発表された論文で
おもしろい内容を見つけました。
「・・・というブログを見つけました」。が抜けてるんじゃないかな。
英文論文は読んでないと思います。
2020-07-15
元記事
佐久平エンゼルクリニックさん
2018-06-10
青 元記事
排卵の左右における妊娠率の違いについて
ヒトの卵巣は左右に1個ずつあり、通常毎月ランダムに排卵されます。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
卵巣は左右にひとつずつありますが、
月ごとに、左右交代制で排卵されるわけではなく
先月も今月も、こっちだけ排卵するという
ことが起こります。
右だったり左だったり、右ばっかりだったり
左ばっかりだったり、
ランダムに排卵されるのです。
2000年のHuman Reproductionに掲載された非常に面白い内容です。
Right-sided ovulation favours pregnancy more than left-sided ovulation
ちなみに、2000年に発表された論文で
おもしろい内容を見つけました。
結論としては、ヒトの場合は右からの排卵の頻度が多く、
ですが、左右どちらかというと
右からの排卵の頻度がやや多く
また右排卵の方が左排卵より妊娠率が高い傾向にある(妊娠に有利?)としています。
右排卵のほうが左排卵より自然妊娠率が高い傾向
にあるそうです。
(左で妊娠しないわけじゃないですよ!)
自然周期体外受精のアウトカム
306周期中178周期(58.2%)が右卵胞周期であった。
ですが、左右どちらかというと
右からの排卵の頻度がやや多く(といっても58%ぐらいです!)
回収卵子の受精率、分割率について左右の有意差はなかった。着床率では、右排卵周期15/75(20%)、左排卵周期9/70(13%)で有意差はないが右卵胞周期で高い傾向にあった。
人工授精周期(IUI)、体外受精周期(IVF)、人工授精+体外受精周期でのアウトカム
人工授精、体外受精での妊娠周期の右排卵由来率は(64.6%, 73/113)であり、非妊娠周期の右排卵由来率(54.9%, 505/920)より明らかに高い数値であった。(つまり妊娠成立した周期ではより右からの排卵のケースが多かった)
不妊治療においても、人工授精、体外受精、顕微授精
いずれの方法でも右の卵巣で育った卵子のほうが
受胎率、着床率がいい傾向にありました。
※受胎率は違うと思います。