辛酸なめ子さんの『女子校育ち』(ちくまプリマー新書)を読みました。
中高一貫女子校(ほぼ首都圏)にフォーカスされています。
辛酸さんの筆力には驚きました。褒め殺しの天才です。
ところが、一校だけ例外があります。
東京女学館です。沢山言及しているのですが、いずれも直球で腐しています。
良く書かれている部分が全くありません。
クレームが来なかったか、心配になるほどです。
2011年刊行なのですが、当時としてもすでに情報が古いです。
ちりばめられた証言も、いつの卒業生のことかはっきりしません。
恋愛事情は辛酸さんの高校時代のものではないかという気がしました。
本に書かれていませんが、大学付属でない中高一貫女子校の生徒さんはかなり高い確率で女子大に通うのは嫌だといいます。
中学が女子校なら高校も女子校で楽しく過ごせるでしょうが、中学共学で高校が女子校でも楽しく過ごせるのは、首都圏では慶応女子だけだろうと感じています。
ちくまプリマー新書は本来、中高生向けのシリーズですが、この本に限って言えば元女子校出身者やそのパートナーが読む本のようです。