テレビを見ていたら、コスパとタイパについてインタビューしていた。


前々から聞いてはいたけれど、とにかく時間もコストも節約したいから、ドラマも映画も、好きな曲も、全て早送りで流れがわかればいい…が主流

…‥というのが、街角のインタビューで実際に聞くと、なかなかに衝撃的😰


行間を読む…感覚は今はもうなくなってしまったのだろうか?

そこにある情緒は、感じなくなってしまったのだろうか?


そして、ピアノに限らないけれど、練習する事は、地道な事の繰り返しで、一足飛びに出来る事ではなく、その上に作り上げていく音楽の、例えば音色、例えばストーリー、例えばそれを表現する間…は、積み重ねていくうちに、少しずつ自分のものになっていく

やっても報われない事も多いし、思い通りに出来る事なんて少ない。一つ乗り越えれば、また次の課題が見えてくるし

…真逆…

コストもかけたくない、時間もかけたくない、

さっさと出来るようにしてほしい、は、確かに多いと感じている……


しかし、時代が…とか、それは違う…とか、嘆いても仕方ないのも事実。

そして、忙しいこの時代、頭を使ってなるべく効率よく練習を進めなければならないのも事実。


今までも、100均グッズや色々なもので、基本的な手の形や、体の使い方など、わかりやすく意識できるように考えてきたけれど、

今回はこれ↓



指先が空いている指サック♪


手が柔らかくて、第一関節が逆に剃ってしまう手がとても多い。

言ってもなかなかに治るものでもない。

そのまま練習しても弾けない手になってしまうし、それでは、それこそ、コスパもタイパも悪いでしょう?

レッスンで、指が逆に剃ったら即!この指サックをつける。

指サックの感覚で、どこが曲がってしまうか意識できるし、実際、逆に剃りにくい。

弾きにくい〜!との声も出てくる。

うん、そうだよね。曲がってたからね。ほんとはこの形の指だよ♪

そっか〜、やりにくいなぁ…


少しずつ少しずつ…

少しずつでいいから、少しずつ積み重ねる、そして自分が作っていく、感覚をわかってもらえたらいいんだけどな…