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<あらすじ>
1940年代、舞台はロサンゼルス。
ダウンタウンの空き地で、身体を腰から真っ二つに切断された美女の惨殺死体が発見された。
被害者は、エリザベス・ショート(22)。
ハリウッドスターに憧れて大都会へ出てきたものの、娼婦まがいの生活を送っていたことが判明した。
生前の彼女は、黒髪と漆黒のドレスという出で立ち、そして類稀なる美貌の持ち主であったことから「ブラック・ダリア」という愛称で呼ばれることもあった。
ある時、この凄惨極まりない猟奇殺人の捜査線上に、一本のポルノ・フィルムの存在が浮かび上がる。
そして、ブラック・ダリアと瓜二つの大富豪の娘、その一族の黒い秘密。
事件は捜査にあたった若い二人の刑事の運命まで狂わせていく・・・
戦後間もないロサンゼルスを震撼させた実際の猟奇殺人事件をベースに、ジェイムズ・エルロイが執筆したノワール小説「ブラック・ダリア」の映画化。
監督はブライアン・デ・パルマ
実際の事件の大まかな内容はこちら→ブラック・ダリア事件
<レビュー>
公開当時、1人で観に行きました。
何故かこの日、館内は外人だらけ!駅前留学状態で観ました。
事件の死体がひどいことをココ←(モノクロですが残酷なので自己責任でどうぞ)で知っていたので、R-15指定だし、どんだけグロいのかと
しかし、予想を全く覆すほどに
問題の死体が写されるのも断片的。物語の象徴とも言えるべき使い方をされています。
ただ、ブラック・ダリアと瓜二つの富豪の娘「マデリン・リンスコット」を演じたヒラリー・スワンクが「女装の男」に見えて仕方なかったのは私だけ?
遠目には美女ですが・・・
アップでビクッ!
ヒラリー・スワンクというと、ボーイズ・ドント・クライの性同一性障害の女性の役でアカデミー賞の最優秀女優賞を受賞したことが記憶に鮮明なので、その役が強烈過ぎて先入観が働いているのかも知れません。
キアヌ・リーブスが何やってもマトリックスに見えるのと同じ原理か?
ちなみに「ボーイズ・ドント・クライ」も実話が元で、しかも後味の悪さは前代未聞。
私の中で「後味の悪い映画ランキング上位3位」に入るくらいです。
どんな役の仮面を被れるのが女優だと月影先生(ガラスの仮面)は仰っていましたが、物事には限度というものが・・・。
演技は相変わらず素晴らしいと思うんですが、ビジュアル大事
ちなみに本家本元の生前のダリア役はこの人
ミア・カーシュナー
「似てる」って表現されたのは、顔じゃなくて素行とか雰囲気のことなのかなぁ・・・うーんうーん
上映時間中そのことばかりぐるぐると頭を回っていたのを覚えています。
2人の若い刑事も、トホホな感じ。
演技がトホホというわけではありません。
ジョシュ・ハートネット演じる「バッキー刑事」は情や誘惑に流されすぎ。巻き込まれ過ぎ。
ジョシュ・ハートネット演じる「バッキー・ブライカート刑事」
アーロン・エッカート演じる「リー刑事」は、ブラック・ダリアと死んだ自分の妹に面影を重ね、事件に死ぬほど執着、徐々にテンパり精神崩壊状態へ。
アーロン・エッカート演じる「リー・ブランチャード刑事」
ケツあごが素敵です。
そんな見苦しさ全開の刑事2人のバランスを取っているのがスカーレット・ヨハンソン演じるアーロン刑事の恋人ケイ。
私事ですが、本当に大好きな女優さんです。
贔屓抜きにしても、この人がいなかったらこの映画だめなのでは・・・
スカーレット・ヨハンソン演じる「ケイ・レイク」
この後も耽美で思わせぶりな展開が続き「やっぱりお耽美に縁のない私には畑違いか」と思いきや!
突如、バカ要素が投下されます。
物語中盤から登場する、マデリン嬢の「母親」。
ブレインデッドの「ゾンビママ」と演技被ってる(映画館で声を殺して死ぬほど笑いました)
画像がないのが非常に非常に残念です。探したんですけどね。
あのママ登場で、私の中でこの映画に対する高感度がグッと上がりました。
このシーンで駅前留学状態の館内の外人さん達から「OH!」という声と共に笑いが。
嬉しいよ・・・
理由はどうあれ、笑いのツボが一緒で。
正直言って好みの映画ではありませんでしたが、ゾンビママ登場で全部許す!!!
どれだけ上から目線!!!
☆おまけ☆
参考までに、ブレインデッドのママ。
ゾンビ化したママは耳が取れてたり顔が破れてたり色々と汚いので載せませんでした。
また、ブラックダリア本編とは何の関係も御座いません。
<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★ テンポ★ バカ★★ グロ★★
総合★★
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