複雑な微笑み立ち尽くし行き交う交差点のように通り過ぎてゆく広い部屋にまたひとりいて助けて助けてと言っても誰も聴こえやしない、やがて叫ぶことも声を出すことも出来なくなり、壁にはもがいた血のあとが残るその扉を開けて行くのは自分自身か?扉を開けたその先に裸足で駆け抜けその傷みを知り愛を知り愛を感じてもまた遠い旅へ行ってしまう二度と戻らぬ足跡が、血の跡を塗り替えていく痛みと愛の境界線で、私はただの私として生きていくために。