自動車好きなら一度は聞いた事があると思う「ミッレミリア」と言うクラシックカーレースがある。イタリアを縦断するレースで、日本でもフェスタ ミッレミリアとして開催された事がある、公道を走るラリーである。


歴史的価値のある、美しいクラシックカーが世界から集まって楽しむレースなのだ。ドライバーは、ジェントルマンレーサーと呼ばれ、そのレースの性格が分かると思う。優雅なお金持ちが、自慢のクラシックカーを見せびらかせる社交場的な要素もあるのではないかなと思っている。日本開催では堺正章さんが参加させていた。


さて、このミッレミリアであるが、1987年から公式タイムキーパーであり、スポンサーでもあるショパールというメゾンがある。ショパールは、日本では宝飾ブランドのイメージだが、その起源はバリバリの時計屋さんで、現在もその時計技術は世界的に評価されている。現在のショパールのオーナーもクラシックカーファンであることから、自動車と時計は結びつきが深い事が伺える。自動車と時計は昔から男のロマンなのかも知れない。


そのショパールが、ミッレミリアに参加するドライバー達に贈ったとされる時計がある。毎年イヤーモデルとして発表され、その名も「ミッレミリア」と言うモデルである。だいたい、その年の数だけ作成されるのだが、2014年には更に250本だけ限定作製されたモデルを手に入れる事ができた。



クラシックレーサーというモデルで、44mmのラウンドケースに、オフホワイト文字盤、外周のタキメーター目盛が赤、内周の目盛が緑とイタリア🇮🇹国旗の色を使いレースへの敬意を表している。ムーブメントは、クロノグラフでは信頼のETAムーブメントを使用し、クロノメーター認証を受けている。


ベルトは茶色のシープスキンでピンバックルのシンプルなもの、ゴールドケースと相まって、クラシックな雰囲気を醸し出している。ヘリテージ、レトロ、クラシックと言った言葉を良く聞くので、時計業界のトレンドになっているようだ。


しかし、2014年からデッドストックだったのだろうか?今までどこにいたのかはわからないけど、私の腕時計となった縁を感じる一本である。


昨年から今年にかけて、色々な事があり節目の意味も込めて縁を結んだ時計である。家内にはロンジンのドルチェビータを選ばせていただいた。