古銭収集と三線と

古銭収集と三線と

古銭収集と三線が趣味の50代のおっさんのつぶやき時々解説ブログ。


「金貨」や「銀貨」や「銅貨」の「古銭」を扱っていると、
特に「銀貨」や「銅貨」に「虹色」や「様々な色味」や「黒ずみ」が出ることがあります。
これらのことを「トーン」と呼び、色のつき方によっては大変人気が出るものもあれば「嫌がられがち」な色味もあります。
これらは「コインの材質の金属の表面が硫化」して起きているものです。
この「トーン」は大変貴重なものである半面「汚れのようで嫌だ」という人もいます。
基本的に「古銭」は「そのままの状態」を良しとするため、こういった「トーン」の除去はしないものです。
しかし、「コインペンダント」や「コンチョ」などの加工品や「どうしても綺麗なコインがいい」という人も中にはいらっしゃるでしょう。
実際にこの「トーン」を落とす方法はあります。
「重曹」と「アルミ箔」と「ボウル」とできれば「消しゴム」を用意します。
「ボウル」の中に「アルミ箔」を敷いてそこに「トーン」を落としたい「コイン」を入れます。
そこへコインの2倍量くらいの「重曹」を掛けてから「熱湯」を注ぎます。
しばらくして「コイン」から「トーン」が取れてきて、少ししつこい残りがあったら「消しゴム」で擦ります。細かな分量等は省略しますが、大抵この「還元法」による「洗浄」で「トーン」は落ちます。
ただし、このような「洗浄」は「コインの価値」を「著しく下げる」行為であり、あまり「オススメ」できませんが、「コインペンダント」などの装飾品には良いかも知れませんね。
「トーン」の付いた「コイン」を洗うのも「人それぞれ」ですので、各自自己責任でお願いいたします。
しかしながら「トーン」が綺麗に付いた「コイン」も価値が高いことは間違いなく「レインボートーン」などと言われているものは「人気の的」です。「コイン」の「トーン」もそれぞれの「個性」があって素敵ですね。
サムネイルの写真は「1805年ジョージⅢ世アイルランド(HIBERNIA)銅貨」です。