泥棒サンタ
みしっ・・みしっ・・
「ん?」
ぎし・・・ぎし・・・
ぱっ 
「誰だ、おまえ!?」
「ひっ。起こしてしまいましたか」
「起こしてしまったじゃねえよ。誰だ、おまえ」
「どうしたの、お兄さま。夜中にお客さま?」
「変な物音がするから起きてみたらこいつがいたんだよ。ヤマミ、警察に電話しろ」
「ちょっ・・ちょっと待ってください! 怪しい者じゃないです。サンタですよ、サンタクロース」
「サンタクロ~ス~?」
「そういえば基本的にはサンタさんスタイルですね」
「でも、その黒ヒゲに唐草模様の袋、地下足袋・・・。本物のサンタには見えねえぞ」
「仲間にも品格に欠けるって言われてるんですよ」
「ふむう・・・。本物のサンタさんだったらプレゼントを持っているはずなのです」
「ええ、もちろん。なにかご希望がございますか」
「ヤマミは・・・DSライトが欲しいのです」
「はいはい。今回、そういう人が多いですね・・・(ごそごそ)・・・はい、どうぞ」
「むう~・・・プレゼントなのにむき出しなのですか・・・。というか、ケースもないし」
「あ、ケースも必要で。そうですよね、中古で売りに出すときにケースがないと」
「それ、盗品じゃないだろうな」
「違いますって。疑い深い人ですね。あなたも何か欲しいものがあるんですか」
「5万円」
「あ~・・・すみませんね。サンタ法で現金のプレゼントは禁止されてるんですよ」
「じゃあSSKの野球グローブ。一番高級なやつ」
「あ~、残念。今日は品切れだな~」
「マギー司郎のネタみたいなこと言ってんじゃねえよ!」
「他に何かないですか? 本当~に欲しいもの」
「本当に欲しいもの?」
「はい・・・」
「おい、泥棒サンタ」
「泥棒じゃないですって」
「ちょっと耳を貸せ」
「はい・・・なんですか・・・」
「おまえが本当のサンタだったらな・・・ごにょごにょ・・・」
「・・・う~ん・・・・・。難しいけど・・・まあ、なんとかなるかな・・・。ただ、今夜はもう遅いですから、明日でもいいですか」
「そんなこと言って逃げるんだろ。おい、ヤマミ。こいつ、やっぱり泥棒だ。電話しろ」
「あら?」
「どうした?」
「泥棒サンタさんが消えたわよ」
「む! くそ~・・・さすがプロだけあって逃げ足が速いな」

「ふわあ~あ・・・昨夜は変な奴が来たせいで寝不足だよ・・・」
「おはよ~、お兄さま。珍しく朝ごはん作ってくれたのね」
「・・・・・え・・・・?」
「ヤマミの大好きなのり巻き。子供の頃にお母様が作ってくれたのと同じ味なのです」
「どれ! 俺にも食わせてみろ」
ぱくっ
「・・・・・・・・・ほろほろ・・・
」
「ど・・・どうしたの? お兄さま」
「サンタさんって・・・本当にいるんだな・・・」
南国スーパーの本田美奈子.
「む~・・・。本日の南国スーパー・パチモン歌謡ショー
は本田美奈子.か・・・」
「パチモンとも限らんやろ。同姓同名で、けっこうありそうな名前ですがな」
「ありそうな名前じゃねえよ。よく見てみろ、『本田美奈子』の後に、.(ドット)がついてるだろ」
「ああ・・・そういえば・・・」
「本田美奈子は、亡くなる数年前に『本田美奈子.(ドット)』に改名してるんだよ」
「ふむ~。そこまでマネするとこみると、やっぱりパチモンかいな」
「ん? ・・・あれ~・・・まてよ~・・・」
「どないした?」
「本田美奈子.が亡くなったのって、たしか今ぐらいじゃなかったかな・・・・・11月6日・・・。そうだ! 今日はたしか命日のはずだぞ」
「まさか美奈子はんの幽霊ちゅうこともあらへんやろ~」
「いやいや・・・ほら、夏におケイちゃん
(松山恵子)が来たじゃん」
「あ・・・そういえば・・・」
「でも、本田美奈子の幽霊だったら怖くない気がするなあ」
「こんな明るいうちから幽霊が出ますかいな」
「よ~。ヤマちゃんに晴美ちゃん」
「ん? 政のおっちゃんか」
「買い物でっか?」
「いやいや・・・恥ずかしいんだけどよ、母ちゃんがここで歌を唄うとか言いだしてよ~」
「はあ~? そんじゃ、今日のパチモンって、駄菓子屋の幸子ばあちゃんなのかあ~?」
「なんや・・拍子抜けやな」
「おいおい! ああみえても、うちの母ちゃんは宝塚音楽学校を出てるんだぞ!」
「ほんまかいな・・・」
「ま、せっかく来たんだ。つきあいで1曲ぐらい聴いてってやるか」
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「しかしまあ・・・パチモンってわかっとるのに、けっこう人が来とるなあ」
「このスーパーの名物だからな」
ポン・・ポロロロ~ン ![]()
「お? MCもなしで、いきなり始まるのか?」
「このメロディー・・・平原綾香の『Jupiter』か? いきなり他人のカバーかいな」
「いや。ジュピターは本田美奈子の方が先に日本語の歌詞をつけて唄ってるんだ」
あたしに 涙ふかせて
泣きたいときには
泣きましょう
悲しみ 知らない人は いない
嘆き 乗りこえて 生きてゆくの
「・・・・・・・」
「う・・・うまいな・・・」
「う・・うん。俺も初めて聴くんだけどな」
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はるか彼方に 星がある
闇にかくれてる あの星こそ
暗い夜空の王さま
あなたを護る星よ
木星 ジュピター
「こ・・これ・・ババアの歌声じゃねえよ!」
「人の母親をババアゆうな!」
「さっちゃーん! さっちゃーん!!」
「ありゃ? あれ、お師匠さまやないか」
「う・・ダラ・シンじいちゃん・・恥ずかしいな・・ったく・
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「みんな、聴きいっとるな・・・」
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「アメージング・グレイスだ・・・。たぶん、これが最後の曲だよ」
Amazing Grace
How sweet the sound
That saved wretch like me
「なんや・・・うち、涙がでてきてもうた・・・」
I once was lost
But nou I'm found
Was blind
But now I see
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち![]()
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち![]()
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち
ぱち![]()
「いいぞー!母ちゃんー!」
「幸子ばあちゃん、最高ー!」
「さっちゃーん
さっちゃーん
」
「なんだい、にぎやかだねえ・・・・・はっ! な・・なんだって、あたしがステージに立ってるんだい?」
本田美奈子.さん
安らかに・・・・・
スーパー戦隊大集結!
「え~、今回また歴代のスーパー戦隊が大集結して悪と戦うことになったわけだが、なにしろ参加者が200人近くいる。ここはビシっと大リーダーがいないと統率がとれない。で、初代リーダー・アカレンジャーこと私・誠直也がその役を務めたいと思う」
「ちょーっと待った! 俺はまだあんたをリーダーと認めたわけじゃないぜ!」
「・・・・・・ふ~っ・・必ずいるんだよな、こういうキャラ・・・。君は誰だっけ・・・レッドファルコン・嶋大輔だな。あいかわらずツッパッてやがるな」
「あんたらの世代って、もう孫がいてもおかしくない歳だろ。参謀とかならともかく、リーダーは荷が重いんじゃないか?」
「まあ確かに派手なアクションは勘弁してほしいがな・・・。じゃあ、他にリーダーが務まるような奴がいるんだったら俺は別に降りてもいいぞ」
「は~い、モモは~若くてイケメンなリーダーがいいなって思っちゃうぞ」
「・・・・・・誰・・・?、この能天気なおばちゃん」
「ま~っ! 乙女に向かっておばちゃんなんて・・怒っちゃうぞ! ぷんぷんっ。オーピンク・さとう珠緒でした」
「いや、リーダーなんて誰でもいいんですがね。前回やったときには ”大勢で怪人をいじめてかわいそう” だとか ”ヒーローならば何をやってもいいのか” とか非難の声がかなりあったんですよ。今回はさらに増えてますから、世間に何を言われるか・・・」
「正義は何をやっても許されることになってるんだ! アメリカを見ろ、アメリカを」
「アメリカの悪口、いけない」(←ニンジャブラック=ケイン・コスギ)
「アカレンジャーさん、お取り込み中すみませんが、警察から緊急の要件とかで電話が入ってます」
「警察? しょうがないな・・。手に負えないことがあるとすぐにヒーローを頼るんだから・・・
はい、もしもし・・・」
「町中に何台も放置してある得体の知れないマシンやロボ、お宅らの? 車も電車も身動きとれないって住民から苦情が殺到してるんだよ。さっさと撤去するように!」
巨人の星
ぼくの名前は星野鉄郎。機械の体がもらえる星に行くために、謎の美女メーテルと宇宙を旅している。いろんな星でいろんな出会いがあり、別れがある。今日も”999”は、そんなひとつの星に停車する・・・
「モロなパクリはいけないわ・・・。訴えられるわよ」
「そうか・・じゃあ・・・」
ぼくの名前は船村徹。機械の・・
「演歌ファンにしかわからないネタよ」
「そうか・・じゃあ・・・」
ぼくの名前は星野鉄道。機械の体がもらえる星に行くために、謎の美女メートルと宇宙を旅している。いろんな星でいろんな出会いがあり、別れがある。今日も”666”は、そんなひとつの星に停車する・・・
「まあ、そんなところでしょうね・・・」
「次の停車駅は ”巨人の星” 停車時間は24時間です」
「巨人の星かあ・・・。アンドレ・ザ・ジャイアントとかチェ・ホンマンみたいな人がいるのかな?」
「見た目は普通サイズの地球人とおなじよ。でも、ここは宇宙一、暑苦しく、濃い星・・・」
カキッ! コッ! カッ! ダダダダ・・ザザーッ!
ドンドンドン! ドンドンドン! ワーワーワー!
「な・・なんだ? 駅がにぎやかだな」
「666を歓迎しているのよ」
ワー
ワー
ワー
ワー
ワー
ワー
ワー
ワー![]()
さっ
「よく来たな・・・駅員の星という者だ。俺はいま猛烈に歓迎している!」
「こんにちは・・・。ぼく、星野鉄道です」
「鉄道か・・・いい名だ・・・。で・・・どうだ?」
「・・・・・は?」
「・・・は?・・・だと!! 貴様、この星に来てなんとも思わないのか。俺は悲しいぞ!」
「あ、いい星ですね・・・」
「がああああん・・・・。 ![]()
・・・なあ・・・伴よ・・。俺の歓迎法は間違っていたんだろうか・・・。いったい何なんだ、この乗客のしらけた反応は・・・」
「星よおー! お前は間違っとらん。よし、この乗客が感動するような新歓迎法をあみだすために特訓じゃーい!」
「よおーし、見てろよ花形。貴様が驚くようなホームの出迎え技、”大歓迎ホーム2号” を誕生させてみせるからな!」
「あの・・ぼく、花形じゃなくて・・って・・行っちゃった・・」
「666に戻って食堂車で食事をしましょうか?」
「せっかく来たんだから、町の食堂で食べようよ」
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「これがこの星の食事か・・・。ご飯にみそ汁、それに焼き魚・・・」
「昭和の食卓ね」
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「お客さま、当店の味はいかがでしょうか?」
「え? あ、おいしいです・・・・・」
「なんだと・・・?」
「お・・おいしい・・・と」
「ばあっかもーん!!」
ガラガラ! ガッシャーン ![]()
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「? ? ? な、なんなのメーテル。今の?」
「この星の食堂の名物アトラクション、テーブル返しよ」
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「お帰りなさい。どうでした、鉄郎さん。巨人の星は?」
「ぼくもキャラが濃いほうだと思ったけど、ここにはかなわないや」
「ははは・・もうすぐ発車しますからね」
「あ、メートル。ホームの陰にかくれて涙で見送ってる女性がいる」
「あれがこの星の名物駅員、明子姉ちゃんよ・・・」
「次の停車駅は ”新・巨人の星”」
「もうええっちゅうねん!」
大岡ドラゴンのソナタボール越前予報Z(再)
『フッ・・・どうした? カカロット・・・お前の実力はそんなものか?』
『くっ・・こりゃあ5倍界王拳でもかなわねえみてえだな・・・仕方ねえ・・・』
『む? いかんぞ! 悟空。 それ以上の無理はお前の身体がもたん!』
「あ~、またドラゴンボールZ(再)なんて見てるう・・。どいてよ、お兄様。韓国ドラマ ”空のアナタ” 見るんだから」
「早いもん勝ちだろ。今日あたり元気玉が出るんだよ」
『むっ?カカロットのやつ何をする
プルコギチュセヨ』
「勝手にチャンネル変えるなって!」
『カムサハムニダスミダ
オラにみんなの元気をわけて
ヨンドンサリハセヨ
悟空のやついったい
オムニビビンバ
チュドーン!ビシッ!バシッ!』
「も~お! 怒ったわよ。アニメばっかり見てるからいいトシして結婚もできないのよ。」
「あ、あ、言いますか? そんな禁句を言うのはこの口か?」
ぎゅむ~ ![]()
「ひ・・ひはいはひゃい・・はいふふほひょ・・・」
『カルビギアラチュセヨ
おっすオラ悟空、いや~ベジータの
スミダハムニダ
来週も見てくれよな』
「あ、終わっちゃったし」
「じゃもういいでしょ。向う行ってよ」
「ふん、大岡越前(再)見るもんね」
「途中からじゃわかんないでしょ」
御奉行さま、おとっつぁんは本当はいい人なんです。わたしが流行り病にかかって明日をも知れない
ハラミクッパスミダ
寝ないで看病
チュセヨオムニハセヨ
聞いたか権三お前の娘は
9時15分からは”その時歴史が動いた”つづいて10時からは
「あ~ん、もう。終わっちゃったじゃない!」
「じゃ、向ういけよ」
「ふん! 天気予報みるもんね」
「あ、けんか売ってんなコイツ」
おみよ~すまねえ・・おとっつぁんは心得ちがいを前線の影響で九州沖縄から天気が崩れ格別の慈悲をもって梅雨前線を申し渡す傘を持っていったほうがありがとうございます御奉行さま
「このっ!一番泣ける場面なのに」
「なによ私だって同じ・・・
ぐらぐら・・![]()
え? やだ! 地震じゃない?」
「あ・・・ 結構大きいな・・・ヤマミ、NHKかけろ。3 だ 3!」
チャンネル争いしていても、地震のときはNHK
みんなの
チャン ちゃんちゃん♪
欧州最強の女 クララ

第一話 クララ覚醒編
「もう疲れたわ・・・。今日の歩く練習はこれぐらいにしましょう」
「まだ始めたばかりじゃない。もうちょっと頑張ろうよ」
「優しくてきれいな看護婦の村井さんも無理はいけないって言ってたもの。今日はもう休むわ」
「・・・クララの馬鹿! いくじなし! そんなんじゃいつまでたっても歩けないわよ。馬鹿! 馬鹿! 間抜け! トンマ! さぼり虫! 性格ブス! 開き毛穴! 仙台市内某ラーメン店の女性店員! 西川史・・バキッ
ぐふっ・・
・・・や・・やれば出来るじゃない・・見事な右回し蹴り・・ ドスッ
げほっ・・
」
ビシッ!バキッ!グシャっ!ドスッドスッ・・・
「ハイジの馬鹿! そんなんじゃいつまでたっても歩けないわよ」
「誰のせいでリハビリしてんだよ・・・」
第二話 クララ飛翔編
「パパ、おばあさま。私、元気になったでしょう?」
「これがあのクララかね・・見違えてしまったよ」
「ああ、ハイジのおじいさん。おかげさまでクララがこんなに元気になって・・」
「お礼を言うならば子供たちと、このアルムの山に言ってください。それに、お礼を言われるのはまだ早いですよ・・・。子供たちをみてごらんなさい」
「おばあさまー。パパー!」
「・・・・おおっ、クララが立った」
「クララが一人で立っている・・・」
「驚かれるのはまだ早いですよ」
「クララが歩いた!」
「ああ、神様・・・」
「驚かれるのはまだ早いですよ」
ふわっ ![]()
「ク・クララが空中に浮かび上がった!」
「クララが空を飛んでいる」
「驚かれるのはまだ早いですよ」
ピーッ ![]()
ドドドーン![]()
「クララが目から怪光線を発射している!!」
「ク・・クララが麓の村を破壊しているわ・・・」
「驚かれるのはまだ早いですよ」
「あっ、あんたっ! クララにいったい何をした?」





