私の家の仏壇は、祖母が大事にしていたものです。
最近、仏壇の棚を整理したら、奥から、
古い色々と共に、白い珠が出てきました。
IMG_2004_2024012112001569a.jpg
祖父母の使っていた印鑑などと一緒に、
紙に包まれていたのですが、
その印鑑は、当時幾らで購入したか書かれていて、
高価なものでした。

何か効果か、ご利益があって、
購入した珠である事は、
ビジュアルから察する事ができるもので、
この石の座布団の感じからも、、特別視された感がとてもします。

私も長く僧侶でいて、変化していく気持ちというのがあります。
それは、その物の価値は人によって違う。という事です。
自分が感じた価値を、他の方も同とは限らないのです。

化石がわかりやすいですよね、好きな人とそうでない人では、
ただの石に見えるか、凄い物に見えるか、

人が尊い気持ちで大事にしてきた物を、
軽んじた言葉にしたり、馬鹿にしてはいけないと思うのです。

どういう流れでこの仏壇にあるのかは、
祖母亡き後、分からないのですが、
この感じは、高値で買ったのではと思います。

あからさまな怪しい商品に、
今はまっている人ならば、
注意する事があると思いますが、
祖母が信じる気持ちで大事にしていた物なのだなぁというのが、
今の私の感想です。

・・・ちなみに、石です。。。
川に落ちている石を拾って磨いたのを貰った物かもしれないですが、

祈願や、お守り、祈りや願いの入っているものは、
温かく感じたり、電気風呂で感じる様な、ピリピリ感などを
私は感じるのですが、そういうのは無く、
綺麗な何も入っていない白い石です。

こういう美しい石は、ちゃんと祀って、
それなりの作法をしていくと、
特別な物にはなっていく事があり、
持つ人がとてもとても愛情を持って大事にしても、
同じ様になり、

そうでないやりとりで、持った石であれば、
『石』のままなのです。

う~ん、こういう石が仏像の前とかに置かれると
映えるな(心の声)と思いつつ、
無垢な状態なので育て甲斐のある石だとも思いつつ、
とりあえず、仕舞っておきます。

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