徐福の報告を続けます。

 F,秦の始皇帝は大いに喜び、良家の男女三千人と五穀の種子と、百工を添えて旅立たせた。


 始皇帝は、徐福の話を信じて、良家の男女3000人と、五穀の種子と、百工を揃えた上に、もちろん、書いてないが、この大勢が乗れる多くの船を作った。


 他の文書によっても、この船団に兵はほとんど居なかった。これは、徐福が日本攻撃・占領・支配などの野望を持ってない事を、示すものだ。


 もちろん、この時既に、日本の大神との約束によって、平地を譲られることが決まっていたのだろう。これは、五穀に種を持ち込んだ事で判る。


 五穀には稲もあっただろうが、日本の稲作は徐福の時代より前から、あった事が、考古学が証明しているので、五穀には自分達の一年分ぐらいの食料も含まれていただろう。


 まだ、五穀でも伝わって無かったものがあった可能性がある。特に、豆類は種類が多いので、同じ豆でも色々あるから、徐福によって伝わった豆はあるだろう。


 先に韓国人の話を書いたが、日本では、昔も先端技術を尊重して歓迎したことが知れる。つまり、日本の2200年前も、現在と同じように、知識や技術を好み学ぶ心があったのだ


 これで、始皇帝への報告は終わる。以下はその後の伝承などが追加されたものだ。


 G,徐福は平原と、広い沼地を手に入れ、そこに留まって、王となり、帰らなかった。そこで人々は悲しみ嘆き、反乱を起こそうとする者が十戸の内、六戸に及んだ。


 ここは、徐福の報告ではない。後で知れたことを追加したものであろう。私は、徐福の部下が、意外な不足品を求めて密かに帰り、入手していたと思う。


 この時、親しい人に話した内容が地元に広がっていたものだろう。余談ながら、その後にも、日本に漂着したり、来訪して徐福の伝承などが日本の各地に残る記録もある。


 中国でも、関心の高い人物であったから、折に触れて書き残されているのだ。


  徐福は王となった


 徐福は日本に渡ると、「平原と沼地を手に入れ」とある。これは手に入れた方法が書いてないが、強奪したものではない。徐福にその気があるなら、兵も要求しただろう。


 しかし、兵を連れて行くと、兵には妻子や親が居て、日本に留まると言った時に、反乱が起こる可能性がある。だから、兵を無くして貢ぐ子供にしたのであろう。


 「留まって王となった」とある。これは地方の責任者であり、卑弥呼の時代にも、各地に王が居た事が倭人伝に出ている。中国でも日本でも王は全国の王ではない。


 と、言う事になれば、先の訪問で、技術者を連れて来れば、生活場所は提供するとの、大神と約束をしていたものだろう。したがって、大人数だったので大きな地域を貰えた事だろう。


 元々、帰る気が無い徐福だが、中には帰る気で居た大人も居ただろう。しかし、子供は元々、大神に献上されるのだから、返れるわけは無い。


 反乱を起こそうとしたのが何時の事かによっても違うが、10年以上も経つと社会は子供の時代に入り、6割も反乱下と言うのはおかしいと思う。


 中国側の記録なので、第三者(著者?)がこう想像したのだろう。そして、これを追加したのだと思う。


  子供の教育


 また、3000人もの子供を連れて来た徐福は、親となって教育したであろう。集めて塾のようなものが出来、後には、学校になったものと推定する。


 そして、この学校では、徐福による中国と、日本の教師による言葉と社会が教えられたとみている。つまり、日本社会に溶け込む教育がなされたであろう。この点でも子供の方が良い。


 ここで行った塾が大きかったので、人々が知るところとなり、子供を育てる有用性が確認されたのであろう。そして、高天原でも採用した。


 高天原の天照大神(卑弥呼)の元に居た奴婢1000人の学校に発展したものと、推定している。また、男子の演劇集団もこの発展であろう。つまり、日本の思想に合わせて作られた。


 短い報告だが、卑弥呼時代につながる、貴重な資料だと、私は思うので、先に、この解釈を載せた。


 以上で、徐福の訪日報告と始皇帝の話は終わる。次回からは日本に残る徐福伝説を解いて行く事にする。以上に関連する伝承が残っていれば面白いのだが、、、。


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