野球の上手い子・・


野球の下手な子・・


どちらのタイプが上達すると思いますか?


というか・・


一番厄介な子というか、思ったように伸びない子というか・・


普通の人が見て、「あの子は野球が上手いネ」


そういう子が一番難しいというのか・・


私が高校野球の指導をしていた頃、高校の野球部監督さんから


「あの中学校の選手が上手いと評価されているのですが・・


一度見てきてもらえませんか」


そう頼まれて何度か中学生を見に行きました。


さすがに高評価を得ている子だけあって、上手いことは上手い・・


そして、縁あって高校の野球部に入ってくれる子もいました。


中学時代に高い評価を受けている子が、高校入学後も順調に


伸びるかと言えば・・


これが中々難しいことの方が多かったですね。


そういう子は、小学生~中学生・・常に高い評価を受けて、


それだけの活躍もしてきている子です。


「これまで、こういう打ち方や投げ方をして結果を残してきた」


そういう固定観念というのか・・そういうものが非常に強い子が


多かったですね。


上手いことは上手いのですが、高いレベルで見れば・・


「この地域の中では上手い部類に入る子・・しかし、全国的


に見れば・・そうではない」


私はそういう子を、「中途半端に上手い子」


そう評していました。


一方、野球が下手な子というか・・高い評価を受けてない子は、


「私の予想以上に大きく伸びる子が多いというか・・」


「まさか、ここまで上達するとは・・」


こういうケースが多々ありました。


鈴木クン(中日)、山中クン(元広島)が、このタイプの子でした。


中学時代の鈴木クンは、補欠で二番手投手でした。


山中クンの中学時代は、センターで四番打者・・


本人は投手をやりたくてやりたくて仕方がなかったのですが、


そこまでの力がなくて、投手としての評価は大変低かった・・


下級生にも先を越された三番手投手でした。


私は今、小学生を指導していますが、


高校生の指導で感じた同じような思いを抱いています。


「中途半端に上手い子を指導することは大変難しい」


予想以上に伸びる子・・


思うように伸びない子・・

指導者としての力量も影響するとは思いますが、一般の人から


上手いと評価されている子の指導は大変難しいですね。


上手いなら徹底的に上手い子!


そうでないなら、


下手な子!(評価の低い子)

こういうタイプの子が大きく伸びるような気がしています。


今現在、野球が上手いかどうかでなく、


これからどれだけ伸びるか!


それが大変大切なことだと私は思っています。



MAKOTOチャン(誠クンは決して上手い子ではないよネ)

誠クン(もちろんだよ!)

MAKOTOチャン(そんなに自信を持って言わなくても・・)

誠クン(周りの子を見たら、みんなボクよりも上手いよ)

MAKOTOチャン(それはそうだけど・・)

誠クン(塾長さんから言われてるんだ・・「誠は下手なんだから

    人の何倍も努力しなさい。そうすれば必ず上手くなるから」

    だからボクは努力だけは負けてないと思う)

MAKOTOチャン(そうだよネ。いつも努力してるから・・

          鈴木クンや山中クンも努力して上手くなったわけ

          だから・・誠クンも、頑張ってネ!)
塾長のひとり言ブログ