ともが朝一で次の街に
出かけてくのを見送って、
今日は歩いてテーブルマウンテン!
喜望峰行って満足しちゃったから
テーブルマウンテンは興味なかった
んやけど、みんな行く言うから、
しんとミンとフンと4人で、
昼過ぎに出発。
出発から1時間ぐらいで
エントランスに到着。
今日は強風でケーブルカーが動いて
ないみたい。
帰りはケーブルカー使って降りたいなぁ
思ってたけどこれで往復徒歩確定!
調子乗ってロッククライミングロードの
方に進んでみる。
でも全くそんなことなくて、
平坦な道だったけど、、、
ここ頂上に向かう道ちゃうんかーい。
山道歩いてるとすげー暑い。
半袖短パンで来なかったことを後悔。。
絶景スポットに着いて、
1時間ぐらいゆったり過ごしてたかな。
あーーー、気持ちいいーーー!!
来た道を引き返して、
宿に戻るか、頂上を目指すか考える。
頂上を目指せば、
危険だとみんなに言われた夜道を
確実に帰ることになるけど、
僕らに宿に戻る選択肢はなく、
すぐ歩き始めた。
でももうその時16:00ぐらい
だったからね。
どうにか頂上でサンセット見れたら
良いなと期待しながら歩く。
僕らと同じタイミングで
登る人は誰もいないけど、
下ってくる人はいる。
「頂上までどれぐらいで着くかな?」
みんなに聞くけど、
20分、40分、1.5時間、2時間
人によって言うことが違う。。。
でもみんな共通して言う。
「ライトは持ってんのか?」
「今から行ったら帰りは危険だぞ!」
「マジで気をつけろよ!」
たぶん想像以上に大変なんやな。。
本当に危険やったら今日は暖っかいし
頂上で寝れば良いか。
とりあえずあと何分あれば
着くんやーー!
それが知りたいぞーーー!!
とりあえず進めーーー!!
もうだいぶくたびれて来てるから
20分に1回ぐらいのペースで休憩。
でも山頂に近づいてきてる。
もしかしてここ登ればゴールか。
歩く。
歩く。
登る。
登る。
ここを登ればゴールか。
まだ日は沈みきってない。
高まる期待。
登った。
そして着いた。
たまらない感動
目の前に待ち受けてたのは、
究極のデザート。
これまで見てきたどの夕日よりも
きれいに見えた。
山でもなく、
建物でもなく、
街でもなく、
海の上に広がる雲に沈み行く太陽。
太陽の顔が見えてたのは
ほんの1〜2分だった。
僕らはこれ以上ない
最高のタイミングで辿り着いた。
奇跡の1枚!
ラッキー過ぎる。
そして山頂には当然、
誰もおらず、
観光客向けの店も全て閉まっる。
この眺めを完全独占!
なんて贅沢なんや。
ってかここ
グランドキャニオンみたいやん!?
うん、
マジで最高過ぎるわーー!!
テーブルマウンテンって言うだけあって、
山頂は平坦で360度ぐるっと歩いて周れる。
ぐるっと180度周ったその時、
久しぶりにキタ。
涙が目にジュワァァって。
トリハダが全身にゾワァァァァって。
「夜景」
こんなん想像してなかった。。
街の明かりがこんな
きれいに見えるなんて。
あーーーーー。
たまらん。
たまらーーーーん。
来てよかった。
南アフリカ最高!
ケープタウン大好き!
全部歩きやから無料やしね。
しかし腹減ったな。
飲み物持って来なかったから、
まじで喉カラカラやし。
いやぁ帰れっかな。
韓国人薄着やから宿泊は難しそうやし、
彼らに宿泊の選択肢はなさそう。
全ての人がやめとけと忠告した
夜道を帰るか。
ミンの足がフラフラしてるし、
僕も含めて結構疲れてる。
こういう時って注意力落ちるし、
僕は大丈夫でも他の人が心配すぎる。
ミンの携帯は充電切れてライト使えんし、
フンも残り25%、、、
4人固まって歩き、
絶えず声を掛け、
休憩をこまめに取り、
フン、僕、ミン、シンという
順番で歩き、
みんながしっかり
帰れるように最大限の努力。
僕の足も結構キテる。
僕はなんとなく何でも強いから、
たぶんみんなの疲労は
もっと大きいんだろう。
そう思うと寿命が縮まるほど、
常に激しい緊張感が走り、
気が気じゃなかった。
より近い道があるってことで、
頂上から40分ほど歩いた道が
まさかの行き止まり。
maps.meもgoogl mapも確かに
道を書いてるけどな。
よくわからない。
この時すでに20:00前ぐらいだったかな。
どうにか進む道がないか探すけど、
どうにもならない。
もうでも腹をくくらなきゃいけない。
また40分歩いた道を戻ることを。
そしてまた頂上を目指し歩く。
僕としんが2人なら危険やし
安全第一で寝てたな。
でも2人の薄着を見ると、
途中で寝るという選択肢は
ベストじゃない気がする。
食料も飲み物もないからね。
どうにか頂上に着き、
登ってきた同じ道を戻って下ることに。
テーブルマウンテン目指して
歩き出す時の予定は、
19:00には戻って親子丼作って食べる。
というものやったんに、
テーブルマウンテンの頂上に
着いた頃には
21:00に着いてラーメン食いに行く。
という予定に変わってた。
それが2回目テーブルマウンテンに着いた
時には24:00でもどうにか宿に着ければ
良いね。とりあえず水が飲みたいね。
という生きて帰る予定に。
そして歩き出す。
登ってきた道を。
登ってきた時のことを思い出しながら。
みんな極限まで疲れてたはずだけど、
自然とみんな笑ってた。
たぶん、みんな互いを意識して
頑張ってたんやと思うな。
そして23:00頃には車が通る道に出れた。
平坦な道。泣
嬉しすぎる。
ただ歩くだけなら休憩と同意。
「山を下る」
ということがどれだけ
大変なことなのか身をもって知れた。
まぁ暗さと不安で、
間違えなく精神的な疲労が
それを増長させてたけどね。
後から聞いたら何人もの人が
この時期の夜のテーブルマウンテンで
死んでしまってるみたいね。
いや、何事もなく無事に帰れて
本当に良かった。
車が通る道まで来たら
1時間ほど歩いて無事宿までつけた。
途中、開いてるコンビニを見つけて、
キンキンに冷えたコーラ飲めた時は
もうこれまた感動の一言だった。
夜中のレストランでたらふく
飯食って宿に戻って寝床につけた。
あーーー、良かった。
何はともあれ、
僕らは何一つ怪我もなく無事に帰れた
だけでなく、
アホしか見れない最高の絶景を
見れたんや。
こんな幸せなことはない。
有難う!!
そして最後に、
これはアホでも真似しないことを
強くお勧めします。笑
◆今日のお財布◆
7/11 (553ZAR=3933JPY)
50ZAR 昼飯
18ZAR お菓子
75ZAR 食費
21ZAR コーヒー
9ZAR コーラ
60ZAR 夜飯
320ZAR 3日分の宿代
1$=101JPY=14ZAR