トゥール・スレン虐殺博物館(6ドル)に行って来た。
気が滅入るって聞いてはいた。
ここまでとは思わなかった。
朝からご飯食べてないけど、食欲ないし頭痛いし、立ちくらみしそう。
身体に力が入らない。
クロマヤマトが近くて良かった。
ゲストハウスに戻りひと息きながら、記事をつくる。
僕が生まれるほんの数年前にカンボジアで2万人にも及ぶ人々の拷問、虐殺が行われた。
その収容所であり、拷問が行われた地がここ「トゥール・スレン」。
そこで何が行われたのか、音声ガイドと写真や、被害者本人による絵、拷問具、頭蓋骨などの実物など。
館を後にする時には、2時間半ほどの時間が経っていた。
まだ世の中には拷問が合法とされてる地があるようで、考えられないけど、DVとかって日本でもあるよね。
あれって拷問となんも変わらないんじゃないかなって思う。
自分より弱い人間、自分に抵抗できない人間を痛めつけるんでしょ。
それが原因で死んじゃう人間もいれば、それが原因で自殺を図る人もいるでしょ。
一緒じゃんね。
人の痛みがわからないのかな。
どうしたらそうなってしまうのかな。
産まれ、育つ環境によっては僕も平気でそんなことが出来る人間になってたのかな。
そんなことわからんけど、幸いにも人の痛みがわかる人間になれてるようなので、簡単に人を傷付けてしまう人が少しでも役立てたらなと思った。
拷問による供述は意味ないことが立証されてる。
答えは歴史が教えてくれてる。
先人が身をもって教えてくれている。
世界中の人々が歴史を学び、同じ過ちを犯さないよう、慎んでほしい。
なぜそれが出来ないのか。
それには金とか権力とか宗教とか僕の浅はかな知識では導くことのできない「しがらみ」があるんだろう。
一部の理性を持たない人間の影響があるんだろう。
それらを取っ払えるようで、取っ払えんのだろう。
※逃亡できないよう、外壁には鉄格子が念入りにされてる。
大過ぎる問題に直面させられた、トゥール・スレン虐殺博物館の見学となった。
英語でよくわからなかったけど、そこを生き抜いた2人が出口付近で書籍を販売してた。
買わなかったけど、このカンボジアの歴史を決して忘れないようにしたいし、カンボジアに訪れる人がいるなら、1度この館を訪問することを強く勧めたいと思う。
追悼
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