強みを築くのに積極的になれない人が多い。つまり本人のやる気がない。
強みを築くよりも弱みに注目してしまう人が多い。


■その根底にある3つの恐怖

1.弱点に対する恐怖
→販売の腕は優れてるが、販売戦略を立てれない人は、戦略的思考がないことが気になり失敗を思い込む。
この弱点克服思考は現代の教育やしつけに深く根付いている。
弱点を克服しようと努力することも時に必要だが、それは失敗回避の助けになっても優れた成果を収める助けにはならない。


2.失敗に対する恐怖
→人間性に関わらない失敗は、挫折感もなく立て直せるが、得意分野で自ら志願し、全力で取り組んでの失敗は乗り越えにくい。
その恐怖に打ち勝つには、才能を強みに育てる責任感が必要。才能とは性別や人種と同様、自慢することではないが、才能を強みに育てるのは明らかに個人次第となる。つまり強みを無視して弱点ばなりに目を向けることは、無責任な行為という考え。
それでも失敗の可能性はあるが、時には方向を変えて、さらに生産力のある強みを探すことも必要。


3.真の自分に対する恐怖
→「自分の真の姿なんて大したものではない」という考えから強みを知ろうとしない人は多い。強みを聞かれて、才能ではなく学歴や職歴、受賞歴を答える人は多い。
人の強みは当たり前のものではない。
無意識下の反応は他の人と違い、オリジナルであるため、他の人より秀でたものとなる。





さあ、じぶんの才能に目覚めよう
第3部 強みをビジネスに活かす
第5章 疑問を解く
P182~P194より