才能とは、
『繰り返し現れる思考、感情および行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質』のこと。



【才能の具体例】
知りたがり
競争心旺盛
愛嬌がある
根気強い
責任感強い
「頑固さ」
「神経質」

ネガティブな言葉でも、何かを生み出す力があれば、それは才能である。




また、『繰り返し現れるパターン』は、脳の複数の神経が連動して生み出すもので、
(A)ある一定の年齢を超えると、パターンを1から作り出すことはできない。
(B)つまり才能とな永続的である。


自己啓発などの矯正プログラムなどは、共感や競争心、戦略的思考などを植え付けるために、脳の神経回路を変えようとしているわけで、うまくいくわけがない。



1つの脳細胞が受けた刺激を別の脳細胞に伝えていく「シナプス」、
これが、1人ひとり独自のパターンを生み出す回路を作っている。


「才能とは最強のシナプス結合から生まれるもの」


1億×1000億のシナプスが3歳までに形成されるが、16歳には半分が半永久的に使えなくなる。


誰しも残るシナプスと消えるシナプスがあり、シナプスの量が賢さの指標ではない。大切なのは、残った強固な回路をどう活用するかということになる。


弱点を克服しようと努力することは、半永久的に使えなくなったシナプスを活性化させようとする行為であり、無理のある行為なわけだ。


「活かしたい」「活かして楽しい」と思わせる才能を活かさないのは、もったいないという言葉では足りないほど愚かなことである。



さあ、じぶんの才能に目覚めよう
第1部 強みを解剖する
第2章 強みを築く
P56~P73より