強みを中心に据えた人生を築く3つ方法


1.天性の才能と後天的能力を分類する

→先見性のない人でも学習すれば、非の打ち所のない戦略を立てれるようになるのか。
何事も経験で上達はする。
しかし「常に完璧に近い成果」を出すには、天性の才能が欠かせない。

「強み」とは、才能と知識と技術の組み合わせである。

①才能→無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン
②知識→学習と経験によって知り得た心理と教訓
③技術→行動のための手段


技術と知識は経験により身につけれるが、才能は天性のものであることを念頭に置く必要がある。


販売員で例えると、
商品知識と説明方法は身につけれるが、絶好のタイミングかつ絶妙なやり方で、客に製品を購入させる術は天性の才能であり、学ぶことはできない。


つまりどんな分野であり、必要とされる才能がなければ、「常に完璧に近い成果」を収めることは出来ない。


それにも関わらず、才能を知らぬまま、何事も経験だけで「完璧に近い成果」を出そうとする。
それでうまくいかなければ、ビジネス講座に通い出すが、それ相応の才能がなければ、大きな成果は見込めない。

まずは、自分の知識と技術と才能を見つめ、それぞれを見極める必要がある。



2.才能を特定する
→上達、発展の早さや、コツを掴む早さ、時間を忘れるほど没頭するかなど、客観的視点で自分を見つめる。

学校教育や会社組織でも、知識や技術を与えるより、まずは才能を特定させ、強みを築ける可能性が高い分野を示して欲しい。



3.才能を言葉で表す
→強みを表す言葉は貧者である。

例えば「人あたりがいい」
A.1度合えば信頼関係を築ける才能
B.初対面で相手に好印象を与える才能

信頼関係を築くのが得意な人と人脈づくりに優れた人では、適した業務も顧客や仕事仲間に接する方法も違う。

同じ言葉を使っても、人により定義が違えば話し手の意図どおりに相手に伝わらない。


さあ、じぶんの才能に目覚めよう
第1部 強みを解剖する
第1章 強固な人生を築く
P32~P41より