こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

日経平均株価、TOPIXは5日ぶりに反落、東証グロース市場250指数、東証REIT指数は3日続伸しました。

東証大引け　日経平均は5日ぶり反落、141円安　円高が輸出株の重荷に - 日本経済新聞28日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、終値は前日比141円62銭（0.42%）安の3万3539円62銭だった。米早期利下げ観測を背景に米長期金利が低下し、外国為替市場で円高・ドル安が進行。主力の輸出関連株には採算悪化を警戒した売りが出た。きょうは12月末の配当権利落ち日にあたり、QUICKの試算では配当落ちで日経平均が52円ほど押し下げら…

www.nikkei.com

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きました。

権利落ち日にあたる本日は日経平均株価、TOPIXともに権利落ち分以上に下げ幅を広げる場面もありましたが、6月中間決算、12月本決算銘柄が以外は小型株を中心に堅調な展開となる銘柄も多く、東証プライム市場でも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回りました。

株価指数的にはいったん調整といったニュアンスに感じられますが、実態は上昇基調継続といった今日の相場展開となりました。

さて、本日JPXから「投資部門別　株式売買状況　東証プライム　[金額]　全 50 社」、「投資部門別　株式売買状況　東証グロース　[金額]　全 50 社」が発表されましたので、12月第3週(12/18～12/22)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

まず、先週12月第3週(12/18～12/22)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

日付始値高値安値終値前日比

12/25   33,414.51   33,414.51   33,221.57   33,254.03   +84.98
12/22   33,257.95   33,375.19   33,151.70   33,169.05   +28.58
12/21   33,276.81   33,337.84   33,097.79   33,140.47   -535.47
12/20   33,467.32   33,824.06   33,467.32   33,675.94   +456.55
12/19   32,774.21   33,219.39   32,654.43   33,219.39   +460.41
12/18   32,769.23   32,790.58   32,541.23   32,758.98   -211.57
12/15   32,760.56   33,122.33   32,732.66   32,970.55   +284.30

先週は米国株式市場で、NYダウやS&P500が8週連続の上昇となるなどクリスマスラリーが続いていることや外国為替市場でドル円のドル安円高の流れに一服感が出ていることを好感し、東京株式市場は週央にかけてキャッチアップする展開となり上昇しましたが、週末にかけては節税売りやポジション調整など需給の悪化を背景に調整含みの展開となりました。

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、事業法人（2,050億円）、証券会社自己売買部門（1,814億円）、海外投資家（557億円）などでした。

一方で、売り越した主な投資主体は、信託銀行（2,047億円）、個人（2,010憶円）、都銀・地銀等（388憶円）などでした。

3月第5週（権利確定日、権利落ち日があった週）から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

その後は7週連続で買い越していましたが、8月第3週、第4週と2週連続で売り越し、8月第5週に再度買い越しに転じましたが、9月は4週連続で大幅に売り越しました。

そして10月に入り、2週連続で買い越していましたが、3週目にして売り越しに転じ、4週目は再度買い越しに転じてから11月第3週まで4週連続で買い越しています。

しかし、11月第4週、第5週、12月第1週と売り越しとなっていましたが、4週間ぶりに買い越した先々週に引き続き先週も買い越しています。

一方で、個人は3月第5週以降の37週のうち、14週しか買い越しておらず、そのうち8月第1週、第3週、9月第1週、9月第3週、9月第4週、10月第1週、第3週、第4週の累計8週が8月以降の高値水準になってからの3か月間に集中しています。

そして、11月にはいってからは4週連続の売り越しとなっていましたが、11月第5週、12月第1週と大幅に買い越していました。

しかし、3週間ぶりに売り越した先々週に引き続き先週も売り越しています。

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていた信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び8週連続で売り越していました。

そして、10月第4週に9週ぶりに買い越し（899億円）に転じてきていることが注目されましたが、11月第1週は2,185億円と金額も膨らみ2週連続の買い越しとなりました。

その後11月第2、3週と再び信託銀行は売り越しに転じていましたが、第4週は第1週を上回る2,346億円の買い越しで、11月の4週累計では3,720億円の買い越し（第5週は74億円の売り越し）となっています。

そして、11月第5週、12月第1週、第2週と3週連続で買い越しとなっていましたが、先週は大きく売り越しています。

3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

証券会社自己売買部門：1兆2,452億円の買い越し

法人：2兆6,220億円の売り越し（そのうち信託銀行が4兆4,424億円の売り越し）

個人：3兆3,637億円の売り越し

海外投資家：5兆2,611億円の買い越し

となっています。

日経平均　33,539.62 ▼141.62(-0.42%)

TOPIX 2,362.02 ▼3.38(-0.14%)

売買代金（東証プライム）　2,696,689百万円

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 101.80 値上がり銘柄数 1,017 値下がり銘柄数 603

---------------------------------------------------------

売買結果

---------------------------------------------------------

本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

実質的な2024年相場は堅調な出足：