こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

日経平均株価、TOPIX、東証REIT指数は3日続伸、東証マザーズ指数は反発しました。

東証大引け　3日続伸　米金利の上昇一服で、半導体関連がけん引 - 日本経済新聞2日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、大引けは前日比348円24銭（1.10%）高の3万1949円89銭だった。米金融引き締めの長期化観測の後退を背景に前日の米株式相場が上昇し、東京市場でも半導体など主力株の一角が買いを集めた。上げ幅は450円を超える場面もあったが、節目の3万2000円近辺では利益確定目的の売りが目立ち、朝高後は高い水準を維持しつつ…

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本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、FOMCを無事通過し米長短期金利が低下したことをを好感し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付き、その後も32,000円を挟んだ狭い範囲でもみ合っていましたが、明日から3連休を控えていることから利益確定売りやヘッジ売りに押され、上昇幅を縮める展開となる時間帯が長く続きました。

しかし、日米ともに金融政策を決める重要会議を無事終えたことや、米長短期金利が低下示したことは売り方の買い戻しを促すには十分だったと考えられ、買い持ち高を減らしていた向きの買いも手伝い、高値圏を維持したまま取引を終えました。

本日の上昇で、日経平均株価は9月末の水準を上回り、TOPIXは同水準とほぼ同程度まで戻してきており、10月相場がチャラになった形となりました。

私を含む投資家の多くも11月相場に入ってわずか3営業日（10月31日も受け渡しベースで実質的には11月相場）で10月相場がうやむやになるとは考えていなかったと思われます。

しかし、決算発表でEPSの上昇傾向を示す銘柄が多くこれまでは無難に通過してきたことや、中銀ウィークを無難に通過したことが過度の警戒感を払しょくさせたことが大きいようです。

日米ともに大きな警戒感が後退した程度で自律反発の域を出ていないかもしれませんが、先安観の後退は一歩前進といったところでしょうか。

さて、本日JPXから「投資部門別　株式売買状況　東証プライム　[金額]　全 50 社」、「投資部門別　株式売買状況　東証グロース　[金額]　全 50 社」が発表されましたので、10月第4週(10/23～10/27)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

まず、先週10月第4週(10/23～10/27)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

日付始値高値安値終値前日比

10/30   30,663.48   30,762.50   30,538.29   30,696.96   -294.73
10/27   30,713.79   31,081.48   30,687.33   30,991.69   +389.91
10/26   30,902.92   30,943.33   30,567.61   30,601.78   -668.14
10/25   31,302.51   31,466.92   31,195.58   31,269.92   +207.57
10/24   31,157.01   31,210.26   30,551.67   31,062.35   +62.80
10/23   31,151.98   31,177.41   30,974.26   30,999.55   -259.81
10/20   31,164.89   31,428.97   31,093.90   31,259.36   -171.26

先週は、今週の中銀ウィークを前に日米ともに調整含みの展開となり、日経平均株価、TOPIXともに直近安値を試す展開となりました。

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、個人（1,267億円）、事業法人（1,092億円）、信託銀行（899億円）などでした。

一方で、売り越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門（4,129億円）、都銀・地銀等（276憶円）、生保・損保（36憶円）などでした。

3月第5週（権利確定日、権利落ち日があった週）から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

その後は7週連続で買い越していましたが、8月第3週、第4週と2週連続で売り越して、8月第5週に再度買い越しに転じましたが、9月は4週連続で大幅に売り越しました。

そして10月に入り、2週連続で買い越していましたが、3週目にして売り越しに転じ、4週目は再度買い越し（765億円）に転じています。

一方で、個人は3月第5週以降の30週のうち、12週しか買い越しておらず、8月第1週、第3週、9月第1週、9月第3週、9月第4週、10月第1週、第3週、第4週の累計8週が8月以降の高値水準になってからの3か月間に集中しています。

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていた信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び8週連続で売り越していました。

しかし、9週ぶりに買い越しに転じてきていることが注目されます。

海外投資家の売買動向にも相場の行方が左右される東京株式市場ですが、最近は証券会社の自己売買部門の売買動向で大きく相場が動いているように思われます。

具体的には、10月の4週間は4週連続の売り越しで累計2兆1,388億円と巨額になっています。

10月の往来相場で一貫して売り越していたのは、証券会社の自己売買部門だけですので（他の投資主体はおおむね買い越し）今後この投資主体の投資動向には注意しておきたいところです。

3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

証券会社自己売買部門：1兆984億円の買い越し

法人：4兆479億円の売り越し（そのうち信託銀行が4兆7,534億円の売り越し）

個人：2兆496億円の売り越し

海外投資家：5兆4,415億円の買い越し

となっています。

日経平均　31,949.89 △384.24(+1.10%)

TOPIX 2,322.39 △11.71(+0.51%)

売買代金（東証プライム）　4,573,859(百万円）

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 84.15 値上がり銘柄数 884 値下がり銘柄数 722

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売買結果

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本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

10月第4週は法人、個人、海外投資家連合軍VS.証券会社自己売買部門の構図：