こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって下落しました。

日経平均株価、東証REIT指数は4日続落、TOPIXは3日続落、東証マザーズ指数は4日ぶりに反発しました。

東証大引け　4日続落、米株安で心理悪化　日銀緩和維持は支え - 日本経済新聞22日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、前日比168円62銭（0.52%）安の3万2402円41銭で終えた。前日の米株式相場の下落を受け、投資家心理が悪化。東京市場では値がさ株を中心に売りが優勢だった。ただ日銀が22日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定したことで金融政策への不透明感が和らぎ、日経平均は下げ幅を縮める展開だった。21日の…

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本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなどを嫌気して、日経平均株価は大証ナイトセッションの（+225円の補正後の）日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で寄り付きました。

寄り付き後日経平均株価の下げ幅は400円を超える場面もありましたが、日銀金融政策決定会合の声明発表を控え、前場は買戻しの動きが強く、日経平均株価、TOPIXともに下げ幅を縮める展開となりました。

昼休みに発表された声明に目新しいことはなく、後場に入ると想定外のサプライズがなかったことでヘッジ売りしていた向きの買い戻しを巻き込み、日経平均株価、TOPIXともにさらに下げ幅を縮小し、大引け前にTOPIXが一時プラス圏に顔を出しましたが、大引け後の植田日銀総裁の記者会見を控え、買戻しの動きも限られ週末特有の売買も加わり、結局日経平均株価、TOPIXともに下落して取引を終えました。

ただ、個別銘柄に目を移すと、昨日同様低バリュエーション銘柄が選好される流れが継続しており、特に時価総額の小さい銘柄が選好された結果、東証小型株指数はプラスで取引を終えています。

また、取引時間中にも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回って推移する時間帯もあるなど、今週は木を見て森を見ない展開が継続したまま週末を迎えました。

したがって、低バリュエーションの小型株主体でポートフォリオを組んで運用している投資家の方は、日経平均株価、TOPIXなどの主要株価指数が軟調だった今週のパフォーマンスは比較的良好で、先週末から資産評価額を増加させた投資家も多かったのではないかと推測されます。

さて、本日JPXから「投資部門別　株式売買状況　東証プライム　[金額]　全 50 社」、「投資部門別　株式売買状況　東証グロース　[金額]　全 50 社」が発表されましたので、9月第2週(9/11～9/15)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

まず、先週9月第2週(9/11～9/15)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

日付始値高値安値終値前日比

09/19   33,296.23   33,337.23   33,128.86   33,242.59   -290.50
09/15   33,428.44   33,634.31   33,391.46   33,533.09   +364.99
09/14   32,925.54   33,244.45   32,851.24   33,168.10   +461.58
09/13   32,742.29   32,872.44   32,616.65   32,706.52   -69.85
09/12   32,629.16   32,799.69   32,486.48   32,776.37   +308.61
09/11   32,690.54   32,746.14   32,391.69   32,467.76   -139.08
09/08   32,916.25   32,920.43   32,512.80   32,606.84   -384.24

9月第2週は、前の週末にメジャーSQを通過し、材料不足の中ドル高円安進行を背景に、木曜日に日経平均株価はメジャーSQ値を上回ったことで、TOPIXは直近高値を上回ったことで売り方の買い戻しを誘い、3連休を控えた週末2日で大幅に上昇しました。

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門（7,467億円）、事業法人（1,098億円）、生保・損保（165億円）などでした。

一方で、売り越した主な投資主体は、個人（3,518億円）、海外投資家（2,673憶円）、信託銀行（1,736憶円）などでした。

3月第5週（権利確定日、権利落ち日があった週）から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

その後は7週連続で買い越していましたものの、8月第3週、第4週と2週連続で売り越して、8月第5週再度買い越しに転じましたが、9月第1週、第2週と2週連続で大幅に売り越しました。

8月第3週、第4週、そして先週9月第1週、第2週の海外投資家の4週間の売り越し額の合計は、1兆9,624億円と規模として大きなものとなっており、これが季節要因なのかどうかは今後の推移を見守る必要がありそうです。

一方で、個人は3月第5週以降の25週のうち、4月第1週、5月第5週、6月第3週、7月第1週、第2週、そして8月第1週、第3週、9月第1週と合計で8週しか買い越しておらず、合計で大幅な売り越し基調が継続しており、先週までの株価水準から推測すると大きなトレンドに乗れておらず、短期的な利益計上に止まっている可能性が高そうです。

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていた信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び4週連続で売り越していました。

しかし、8月第4週、第5週と2週連続で買い越していたことでトレンドが変わる兆しが見えたかと思われましたが、9月第1週、第2週と2週連続で売り越しに転じています。

ここで、大きな流れとして、TOPIXが直近安値から33年ぶりの高値を更新した8月第4週、第5週、9月第1週、第2週の4週間を見てみると、唯一買い越しているのが証券会社自己売買部門だけです。

同期間に、個人は9月第1週のみ買い越し（8月第4週、第5週、9月第2週は売り越し）、海外投資家は8月第5週のみ買い越し（8月第4週、9月第1週、第2週は売り越し）、信託銀行は8月第4週、第5週が買い越し（9月第1週、第2週は売り越し）となっています。

投資部門別売買動向のグラフからも視覚的に分かるように（信託銀行は法人の一部門のため分かりにくいが額が突出しているため、法人部門で代表させるよう近似）、直近上昇の立役者は証券会社自己売買部門といってもよさそうです。

ただ、今週の下落局面では高PER銘柄が敬遠された一方で、低バリュエーション銘柄は先行されるなど二極化の傾向が見られたため、来週木曜日に予定されている今週9月第3週の投資部門別売買動向の内訳には、今後の投資動向を占う意味でも注目が集まりそうです。「

そして、3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

証券会社自己売買部門：2兆6,030億円の買い越し

法人：3兆5,965億円の売り越し（そのうち信託銀行が3兆8,862億円の売り越し）

個人：3兆8,986億円の売り越し

海外投資家：5兆3,341億円の買い越し

となっています。

日経平均　32,402.41 ▼168.62(-0.52%)

TOPIX 2,376.27 ▼7.14(-0.30%)

売買代金（東証プライム）　3,881,388(百万円）

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 128.26 値上がり銘柄数 840 値下がり銘柄数 924

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売買結果

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本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

今週は米長期金利長期化観測を背景に低バリュエーション銘柄が選好される動きが再燃：