こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

日経平均株価、TOPIX、東証マザーズ指数は反発、東証REIT指数は7日ぶりに反発しました。

東証大引け　反発し461円高　海外勢の先物買い膨らむ - 日本経済新聞14日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比461円58銭（1.41%）高の3万3168円10銭で終えた。前日の米ハイテク株高を受けて運用リスクをとりやすくなった投資家の買いが東京市場で優勢だった。午後に入ると20年債入札を波乱なく通過したことによる買い安心感や早期の衆院解散・総選挙観測を背景に、海外勢の先物買いが膨らんで日経平均の上げ幅は一時500円…

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本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開で還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きました。

FRBの金融政策の先行きを占う上で重要な経済指標の一つである8月米CPIのコア指数が、2021年9月ぶりの低水準まで低下したことから、9月FOMCにおける利上げ見送りの確度が高まったとの見方から、米長短期金利が低下してことを受け、米国株式市場では株式の買い戻しが進みました。

その流れを受けた本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開で還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きました。

前場寄り付き後は、日経平均株価、TOPIXともに上昇幅を縮める場面はあるもののマイナス圏に落ちることなく堅調な推移のまま前場を終えました。

後場に入ると、海外勢の先物買いが強まった影響もあり、寄り付きから日経平均株価、TOPIXともに上昇幅を広げると、大引けまでモメンタムが継続し、両株価指数ともに1%を超える大幅高で取引を終えました。

さて、本日JPXから「投資部門別　株式売買状況　東証プライム　[金額]　全 50 社」、「投資部門別　株式売買状況　東証グロース　[金額]　全 50 社」が発表されましたので、9月第1週(9/4～9/8)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

まず、先週9月第1週(9/4～9/8)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

日付始値高値安値終値前日比

09/11   32,690.54   32,746.14   32,391.69   32,467.76   -139.08
09/08   32,916.25   32,920.43   32,512.80   32,606.84   -384.24
09/07   33,118.55   33,322.45   32,986.35   32,991.08   -249.94
09/06   33,115.06   33,282.15   33,088.22   33,241.02   +204.26
09/05   32,941.41   33,036.76   32,784.32   33,036.76   +97.58
09/04   32,797.32   32,939.18   32,714.94   32,939.18   +228.56
09/01   32,521.15   32,845.46   32,499.44   32,710.62   +91.28

メジャーSQだった先週は、先物取引における仕掛け的な動きが出やすく、先物主導で週央にかけて上昇基調を辿った東京株式市場は、イベント通過による持ち高調整の動きも見られたことで週末にかけて下落基調を辿りました。

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門（7,818億円）、個人（1,753億円）、事業法人（1,123億円）などでした。

一方で、売り越した主な投資主体は、海外投資家（7,490億円）、信託銀行（1,837憶円）、都銀・地銀等（610憶円）などでした。

3月第5週（権利確定日、権利落ち日があった週）から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

その後は7週連続で買い越していましたものの、8月第3週、第4週と2週連続で売り越して、先々週再度買い越しに転じましたが、先週は大幅な売り越しでした。

8月第3週、第4週、そして先週9月第1週の海外投資家の3週間の売り越し額の合計は、1兆6,950億円と規模として大きなものとなっており、これが季節要因なのかどうかは今後の推移を見守る必要がありそうです。

一方で、個人は3月第5週以降の24週のうち、4月第1週、5月第5週、6月第3週、7月第1週、第2週、そして8月第1週、第3週、9月第1週と合計で8週しか買い越しておらず、合計で大幅な売り越し基調が継続しており、先週までの株価水準から推測すると大きなトレンドに乗れておらず、短期的な利益計上に止まっている可能性が高そうです。

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていた信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び4週連続で売り越していました。

しかし、8月第4週、第5週と2週連続で買い越していたことでトレンドが変わる兆しが見えたかと思われましたが、先週また売り越しに転じています。

そして、3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

証券会社自己売買部門：1兆8566億円の買い越し

法人：3兆5,153億円の売り越し（そのうち信託銀行が3兆7,126億円の売り越し）

個人：3兆5,467億円の売り越し

海外投資家：5兆6,015億円の買い越し

となっています。

東証プライム市場の投資部門別売買動向の推移グラフや投資部門別の買い越し額、売り越し額の上位3位までの内訳から分かるように、9月に入って最初の週は海外投資家、信託銀行の売り越し（信託銀行の売り越し額は法人の売り越し額とほぼ同値）を、個人と信託銀行の自己売買部門が吸収した形で決着しました。

差引きで155億円のプラスだったこともあり、先週は前の週との比較で日経平均株価は小幅安、TOPIXは小幅高となりました。

本日もTOPIXは33年ぶりの高値を更新してきており、TOPIX優位の展開が継続していることが確認されました。

出遅れ感のある日経平均株価が今後33年ぶりの高値を今月中に更新してくることが期待される反面、9月アノマリーなどもあり先行きが不透明ではありますが、今月の最終売買日（9月29日）の終値が権利落ち（225円分）にも負けずに6月終値（33,189.04円）を超えて着地することが期待されます（本日の終値33,168.10円）。

前回TOPIXが33年ぶりの高値を更新した9月6日(Wed.)につけていた終値(2,392.53pt)を超えた本日、私の資産評価額もTOPIXに連動して6日ぶりに年初来高値（YH,LH）を超えました。

インカム目的で投資していても、やり方次第ではキャピタルも狙えることの証明にはなると思います（株式評価益が増えるだけですが）。

ただ、資産評価額が上昇基調にあると、分子の配当総額がほぼ固定化されているため、自身が目標としている配当利回りは下回っています。

今後の増配に期待したいところですが、こればかりは投資している企業の株主還元策次第なので、あてにしない方がよさそうです。

であるならば、日経平均株価で33,000円、TOPIX2,400pt近辺で上昇もせず下落もしないことを個人的には期待します（まあ無理でしょうね）。

日経平均　33,168.10 △461.58(+1.41%)

TOPIX 2,405.57 △26.93(+1.13%)

売買代金（東証プライム）　3,948,474(百万円）

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 128.64 値上がり銘柄数 1,225 値下がり銘柄数 535

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売買結果

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本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

TOPIXは9月6日の直近高値を上回り上昇トレンド継続が確定：