こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

日経平均株価、TOPIX、東証マザーズ指数は続落、東証REIT指数は3日続伸しました。

昨晩の米国株式市場は、ラガルドECB総裁が大幅利上げを継続する姿勢を示したことで景気後退懸念が強まり、欧州株式市場でDAXやCAC40など主要国の株価指数が3%以上下落したことや、11月米小売売上高が市場予想を下回ったことによるリセッション入りへの懸念から、主要3指数がそろって大幅に続落しました。

本日の東京株式市場は、昨晩の欧米株式市場が大幅に下落して還ってきたことを受け、軟調なオープニングとなりました。

特に後場は週末要因のヘッジ売りや利益確定売りが嵩み、日経平均株価もTOPIXも時間を追うごとに下げ幅を広げる展開となり、両指数ともに本日の安値圏での大引けとなりました。

ただ、昨日からの流れを引き継いでか、小型株のパフォーマンスが相対的に高い印象でした。

また、昨日よりドル高円安に振れた為替を反映してか、海外売上高比率の高い企業の下落率が相対的に低い印象で、小型株の中には逆行高する銘柄も散見されました。

さて、日経平均株価は11月10日(Thu.)の終値27,446.10円以来およそ1ヶ月ぶりの安値ということですが、体感的にはそこまで調整色の濃い展開だとは思えませんがいかがでしょうか。

TOPIXで言えば、11月10日の終値は1,936.66ptで、本日の終値1,950.21ptからはまだ距離がありますし、東証小型株指数で言えば11月10日の終値は3,413.63で、本日の終値は3,439.36となっています。

ちなみに、ほぼポートフォリオを変えていない我が株式資産は、さすがに本日は全体相場の影響を受け下落はしましたが、相対的には堅調な推移でした。

年初よりTOPIXをベンチマークに相対パフォーマンスを計測していますが、年末を控えようやく今年の最高値を更新してきました。

年央にかけては、TOPIXに劣後する展開を強いられましたが、年後半は安定的にTOPIXをアウトパフォームし、本日ついにTOPIXを5%上回るパフォーマンスとなりました。

TOPIX同様に、配当分は考慮せずにTOPIXを5%を超えるパフォーマンスを実現できているのは、

１．売買回数を減らして、キャピタルゲイン課税や売買手数料を抑えたこと

２．世界的な政策金利の利上げ局面となっていることで、低バリュエーション銘柄中心のポートフォリオに変えたこと

が効いているのではないかと考えています。

2021年2月末に米国株式市場で、長期金利の急上昇への警戒感から、３指数がそろって下落した時に指摘したようにキャピタルゲイン中心のポートフォリオから、インカムゲイン中心もポートフォリオに変更したことが、今年の好パフォーマンスに繋がっているものと分析しています。

しかし、FRBやECBが政策金利の利上げペースを減速してきたことで、潮目が変わる可能性がでてきたことで、来年にかけて徐々にキャピタルゲインに軸足を移す時期にきつつあるのではないかと思います。

まだ、世界的なインフレ基調は沈静化する感じではないですが、FRBやECBなどの金融当局の金融引き締め政策が景気を急減速させれば、金融当局も政策金利を将来的には引き下げる必要に迫られるため、再び高PERのハイテク銘柄が脚光を浴びる可能性が高まります。

今回のような展開となる萌芽は、2021年2月末にでていたように、将来的に世界中の金融当局が政策金利の利下げを検討することを見越したポートフォリオに徐々にシフトしていく時期に差し掛かっているのかもしれません。

日経平均　27,527.12 ▼524.58(-1.87%)

TOPIX 1,950.21 ▼23.69(-1.20%)

売買代金（東証プライム）　3,426,811(百万円）

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 102.23 値上がり銘柄数 290 値下がり銘柄数 1,493

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売買結果

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本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

欧米株式市場の大幅下落を受け調整色を強める展開に：