山高帽子のブログ

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▶神宮外苑再開発の樹木伐採が年明け以降にずれこむことを斎藤幸平さんのツイートで知った。

 

▶坂本龍一さんを思い出した。亡くなって半年。

 

▶NHKで放送された坂本龍一さんと生物学者の福岡伸一さんの対談はおもしろかったな。

 

▶福岡伸一さんってどんな本を読んでいるんだろう?

 

▶というわけであらためて「福岡ハカセの本棚」という本を読んでみた。

 

▶第2章にレイチェル・カーソンが登場。「センス・オブ・ワンダー」が紹介されていた。

 

▶昔「沈黙の春」を熱心に読んだなぁ。けど、「センス・オブ・ワンダー」は恥ずかしながら読んでない。

 

▶てことで昨夜アマゾンで発注したら午前中に届いた。早っ!

 

▶読了。ちょっと抜粋しますね。

 

 子供たちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、私たちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。

 もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。

 この感性は、やがておとなになるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。(訳は上遠恵子さん←この方も素晴らしい人です)

 

周囲にいる後期高齢者の倦怠を見ていると、私もいつかはああなるのだろうか?などと思うことがあります。いや、それはうそ。好奇心を持て余している自分に倦怠などあり得ない…と本音では思っています。

 

私は善良な妖精にお会いしたことはありませんが、生涯消えることのなかろう「センス・オブ・ワンダー」を授けてくれた両親に感謝です。

 

そして、レイチェル・カーソンのこの文章そのものが、ひどい目にあった今週の私の解毒剤となりました。

 

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