アーティストウェイ(ずっとやりたかったことを、やりなさい)
第10週目のタイトルは
守られているという感覚を取り戻す
です。

では誰が私を守ってくれてるんだろう?

創造の神様がサポートしてくれてると感じることかなと思って原本開いたら、やっぱり違いました。

原本は
Recovering a Sense of Self-Protection
つまり「自分で自分を守る」とか「自己防衛」とかの感覚を取り戻すと言ってるのでしょうか?

けど、心理学で言う防衛本能とか自己防衛って、困難を突っぱる強さみたいなポジティブなニュアンスだけでなく、出来ない理由を正当化するみたいなネガティヴな概念もあるんですよね。

そう考えると、この章の目玉のワーカホリックも合点が行きます。

ワーカホリックとは例えば、絵を描きたいと言ってるのに全然手をつけてなくて、そういう時に会社が忙しくなれば絵を描かない正当な理由が得られる、ような事を言ってるのでと考えます。

それによって、絵を描いても上手く描けなかった時の悔しさとか、周囲からバカにされるのではという心配から解放される→自分を守れているわけです。

冒頭にあります「創造性の流れをせきとめる、私たちの有害な行動パターン」も、いわば自分を守るためにしているわけですから。

そう考えると、守られている感覚っていう日本語訳は随分ニュアンスが変わってきちゃったなあ、って思いました。

「ワーカホリックという逃げ道」という項目がありますが、逃げ道って心理学的に考えると、まさに自己防衛なんですよね。

第10週の本当のテーマは、創造したいこと実現したいことから背を向けるためにしてしてること、行動嗜癖とか依存とかに気付くってことだと思います。

即ち
間違った守り方に気付いてやめて正しい守り方をする
です。

だからこそ第10週の課題の締めくくりが
自分を大切にする
となるわけです。