アーティストウェイ(ずっとやりたかったことを、やりなさい)の課題には、メリットを書き出す内容がしばしば現れます。

例えば第4週目の課題⑩では、変えるべきと思ってる状況にも関わらず留まっているメリットについて取り組みます。

ところでメリットは原本ではどのような単語が使われているか、ご存知でしょうか?

merit(利点)は勿論ちゃんとした英単語ですが、原本を開いてみると、payoff(引換に得ているもの)と表現されてました。

payoffの方がメリットよりもニュアンスが厳しくなります。

そのやってることは嫌だけど、辞めたらそれによって引き換えに得ていることも捨てなきゃダメな状況。

これは執着しがちな状況です。例えば

生活の為の仕事は疲れるしイライラするしで嫌だけど、辞めたら生活費をやりくり出来なくなる...

上司のパワハラが嫌だけど逆らえば干されてリストラされるし、失業しても行く宛がない...

みたいな状況。

payoffの方がmeritより切羽詰まってる状況を思い浮かべやすいニュアンスです。

merit→掴んだら得られる良い事にフォーカス(希望やワクワク)
payoff→無くなったら困ることにフォーカス(恐れや不安)

だから第4週目の課題⑩など、メリットを考える課題は、利点よりも引き換えに得ている、失うと困るものって考えると、より効果的な課題になるでしょう。