8月最後の週末、夏の終わりに高尾山にてトレイルランニング(トレラン)デビューしました。えっ?初めてなの?って思うかも知れませんが、専ら歩く登山ばかりでした。
今回はトリッパーズ立川さん主催のONトレランシューズ試しばきイベントに参加しました。
どこの山域でも登山家とトレランの共存は問題や議論になってます。両者はどうすれば共存できるか。
ものすごい勢いで駆け抜けていくトレイルランナーと接触しそうになって怖い思いをした登山者、登山道の真ん中で立ち止まって壁を作っている登山者にモヤモヤしたランナー、それぞれに言い分があると思います。
でもこういう議論って、片方しか体験したことが無い人同士で話し合っても、お互いに自分の立場や都合でしか物を言わないから、結論は出ないと思うんですよ。
結局どちらか声の大きい人や力のある側に都合の良い規則とかマナーとか出来上がってお仕舞いになるなんて、お互いに息苦しくなるだけで、それは共存とは言えない。
だから歩く登山と走るトレラン、両方やってる人がこれから必要になるんじゃないかな?って思います。
私は登山のインストラクターしてますが、歩く登山だけでは片手落ちだと感じてきちんとトレランもしておこうと思いました。
今日感じた問題点の一つは、トレランが登山の延長なのか、街中でのマラソンやランニングの延長なのか、どちらで捉えてるかで意識が変わるということ。
どちらも間違いではありませんが、ゆっくり歩くべきと考える人と、颯爽と駆け抜けるべきと考える人とでは、相容れぬ関係となります。
今日はそのことを感じられただけでも大きな収穫でした。今後私なりに歩く登山とトレランの両方を楽しみつつ、両者の共存について、自分なりに考えを纏められたらと思います。