土曜日の午後はKARATE(空手)のイベントクラスに参加しました。
場所は目黒のGRITNATION 。空手の師範を招聘しての特別イベント。空手の動きを取り入れたエクササイズを想像していたら、本物の空手の稽古でした。
空手の師範というと厳つい日本的な初老の男性のイメージがありますが、今回招聘されたのはカナダ人との血が混じった世界チャンピオンの女性。
性別とか国籍とかは関係ないんだね。
いつもダンスミュージックが賑やかにかかっているスタジオもこの日は無音。「空手は礼に始まり礼に終わる」の教えに則って、最初は全員で正座して一礼。
空手の世界を感じて欲しいというテーマのクラスで、実際に突き蹴り払いなどの基本動作を稽古しました。
空手は攻撃のイメージが強いですが、実は防御重視の護身術なのだそうです。だから全ての動きの始まりが、相手の攻撃を払う動作から始まってました。
自分の知らなかったことが分かるから、実践や参加は面白いんです。
拳を顔に引きつけるとか、足の角度をどうするとか、細かい指示がありました。どれも相手の攻撃を交わすとか、確実に打撃を与えるとか、然るべき意味や理由がありました。
稽古を通じて感じたのは
『全ての動作や所作には意味がある』
『小さなことでも無駄なものは一つもない』
これは空手でなくても言えることです。
日常生活でも特定の所作が求められる場面があります。
例えば...
車の運転ではハンドルを9時15分ないし10時10分の位置に手をかけること
トイレでは一歩前に出ること(男性限定のネタで申し訳ありません)
料理で野菜切る時添える手の指は丸めること、などなど...
面倒だなと勝手に変えたり省略したりすると、事故や怪我になること沢山あります。
日常何気なくやっていたことを改めて見直してみようっていう新しい視点を得られました。
今回のイベントのサブタイトルはBe Strong(強くあれ)でした。確かに今日からの日常生活が精神的にも物理的ににも強くなりそうです。