英音研リスニングブレークスルー

英音研リスニングブレークスルー

英語リスニングが苦手な方、多いと思います。私もそうでした。様々もがいた結果、根本的に英音発声方法を見直したらブレイクスルーが起きました。その試行錯誤をもとにした英語リスニング力向上の方法論を発信しています。英音研公式サイト:https://www.eionken.co.jp/

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どうすれば中学1年生英語を乗り切ることができるか? 英語教科書の日英対訳集を作ってあげて和文英訳学習をさせることがポイントです。

どうすれば中学1年生英語を乗り切ることができるか? 英語教科書の日英対訳集を作ってあげて和文英訳学習をさせることがポイントです。

かつて英語は小学校では習わず、中学校から初めて学ぶ教科だったので、単元の進行についていけなくなって苦手意識を持つ生徒が結構いました。

現在は、小学校から英語学習が始まるので、そこまで事態は悪くはないかもしれませんが、中学校で学ぶ英語は、小学校で学ぶ英語に比べて、内容が難しくなり、単元の進行スピードが早くなります。

ですので、中学1年生英語を乗り切ることが、その以降の英語学習に大きな影響を与えます。

本稿ではどうすれば中学1年生英語を乗り切ることができるか解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)


中学1年生英語における主要4技能の優先度

かつては、英語主要4技能のうちの書籍や紙上でできる英語能力として英語リーディング(英文読解)、英語ライティング(和文英訳)に加えて、英文法の3つの学習テーマが重視されていました。

現在はそれに加えて、英語スピーキングと英語リスニングという音声英語能力も重視するということになっています。

そうは言っても、中学1年生が口ついて英語が話せるとようになるというのは現実的ではありませんので、英作文の延長線上で、英語スピーキングに対応することになろうかと思います。

英語リスニングに関しても、英語リーディング(英文読解)の延長線上できわめてスロースピードの英語を音声で英文読解するような感じで理解することになろうかと思います。

ですので、英語主要4技能が重要と言っても、英語リーディング(英文読解)、英語ライティング(和文英訳)がまず重要で、それを支える英文法が重要というかつての英語学習のポイントは変わらないという感じです。


中学1年生が英語リーディング(英文読解)、英語ライティング(和文英訳)を同時にマスターする方法

英語リーディング(英文読解)、英語ライティング(和文英訳)を同時にマスターする有効な方法があります。

ノートを1冊用意し、ノートの左側のページに教科書の英文を書き写し、右側のページのその和訳を書いていきます。これは教科書に掲載されている全英文が対象となります。

一度に全部やる必要はなく、単元進行に合わせて少しずつやっていきますが、それなりに時間がとられる作業となります。

英文書き写しや英文和訳は子供だけだと難しいので大人が支援することも必要だと思います。

そして、英語リーディング(英文読解)の勉強の際は、ノートの右側の日本語訳のページは隠して、ノートの左側のページに転記した英文をだけを見て、日本語に訳していきます。

その日本語訳と正解の日本語訳を見比べて、間違えたところは何度も繰り返して全部正解になるよう勉強していきます。

英文を日本語に訳していくこの勉強の方が、英語ライティング(和文英訳)よりも難易度は低くなります。

次に、ノートの左側の英文は隠して、右側のページの日本語訳だけを見て、和文英訳をしていきます。

そして、自分で書いた英文と正解の英文を見比べて、間違えたところは何度も繰り返して全部正解になるよう勉強していきます。

和文英訳ですので、語順、英単語のスペルなど完璧に正解の英文と同じになるよう勉強する必要があります。

この英語ライティング(和文英訳)の勉強は、語順・スペルを完璧にする必要があり、英文を日本語に訳していく勉強よりも難易度が高くなります。ただ、この和文英訳作業は、同時にその単元が扱っている英文法の学習にもなりますので、非常に有効な方法です。

この教科書に掲載されている単元の英文の和訳と和文英訳に関して、上記のような勉強を完璧にこなせば、学校内の英語テストはかなり良い得点を取ることができます。

学校内のテストは勉強した単元の教科書の内容から出題されるからです。これに勉強方法により中学1年生英語を乗り切れば、後はそこまでやらなくても順調に英語学習が可能となります。

中学1年生英語
中学1年生英語

中学1年生の英語スピーキング勉強方法

大学入試の英語試験を突破した大学生ですら、英語が口をついてすらすら話せる人はものすごく少数です。

ですので、それを中学1年生に要求することはほぼ無理となります。

勉強方法としては、英語スピ―キングの教科書に掲載されている英文に関して、上記の英文とその和訳ノートと同じものを作成し、ノートの右側に書いた英文は隠して、ノートの左側に書いた英文和訳だけを見て、解答となる英文を発声して、答え合わせをし、完璧に解答できるまで勉強することです。

その際、英音研学習で提唱している英語フォニックスをベースとし、英音発声特性を用いて英音発声練習をして頂ければより英語スピーキング力は高まりますが、学校の教室でそれをやると冷やかされるので、自宅のみで実践するのが現実的な気がします。

中学1年生英語
中学1年生英語

中学1年生の英語リスニング勉強方法

中学1年生での英語リスニングは、内容も簡単で、発声スピードも遅いので、そこはあまり問題になりません。

英文和訳の場合は、英文の語順をかなり変えて、日本語で理解できる語順に変えて英文の内容を理解するプロセスを経ることが可能ですが、英語リスニングの場合は、発声音は発声された順にどんどん消えていきますので、英語の語順の通りに英文の内容を理解するというトレーニングが重要となります。

英語リスニングのシビアな勉強方法としては、英語音声を紙に書き出していくという“Dictation”がありますが、これは英単語のスペリングミスもしてはいけないので、かなり難易度が高くなります。

もう一つはよくある“Listening comprehension”で英語音声の内容に関する質問に答えるというものです。

こちらは“Dictation”のようにすべての英単語を完璧に理解し書き出す必要はなく、難易度は低くなりますが、それでも発声される語順通りに英音発声内容を理解した方が正解率は高まります。

発声された英音を語順通りに理解するためには、そもそも発声されている英単語を1つ1つ認識することが必要となります。英音研学習では発声された英音の認識力を高めるための理論とトレーニング方法を提示していますので、その方法論を用いて、英語リスニングの教科書の英文の音読トレーニングを実践することで、英語リスニング力の強化となります。

中学1年生英語
中学1年生英語

中学1年生の英単語・英熟語勉強方法

中学・高校の学校教育における英単語・英熟語学習は結構シビアなものがあります。

単に英単語・英熟語の日本語訳が解かるだけでなく、英単語・英熟語のスペルを完璧にマスターする必要があるからです。これは和文英訳の時に非常に必要となる勉強です。

上記でノートの左側の英文は隠して、右側のページの日本語訳だけを見て、和文英訳をしていく勉強方法を提唱しましたが、その際、英単語のスペリングも完璧に記憶する必要がありますが、人間ですので時がたつと忘れていきます。

ですので、英単語ノートも作って英単語・英熟語とその日本語訳、発音記号を定期的に復習することも必須となります。

英文和訳と和文英訳重視だと、英単語・英熟語とその日本語訳がメインとなってしまいがちですが、英語スピーキングとリスニングのことも視野に入れるならば、英単語・英熟語の発音もきちんと記憶していきたいところです。

さらに英単語・英熟語は大学受験で6000語、英語力評価テストで高得点を狙うとすると1万語超は必要とされるので、可能な限りたくさん覚えたもの勝ちとなります。

中学英語単語集を購入して、多少先走って記憶していき、同級生にこんな単語知っているかと優越感に浸ることにより、英語学習のモチベーション維持にもつながります。

中学3年生のころ、英語が好きで英語が得意な同級生が「隣の部屋」と表現するところを“neighboring room”と表現してびっくりしたことがありました。

英単語・英熟語の記憶学習は非常に忍耐を要する地道な作業となりますので、少しずつでも積み上げていく努力を継続することが必須となります。

中学1年生英語
中学1年生英語

まとめ

中学1年生英語は、その後の英語学習を順調に進められるか、苦手科目になってしまうのかの分岐点となるので非常に重要な科目となります。

英語リーディング(英文読解)、英語ライティング(和文英訳)、英語スピーキング、英文法に関しては、有効な勉強方法がありますので、それを着実に実践するかどうかの努力の問題となりますが、英語リスニングだけは演習問題をたくさんやるしかなく、有効な勉強方法が提示されていません。

英音研学習は将来にも役立つ有効な英語リスニング学習方法を提示していますので、親御さんが勉強して、中学1年生の英語教材を利用して、お子様に伝授していただくという方法を実践していただければと思います。

 

 

英単語の音節(シラブル)は英語学習のためにどうなのか?日本では軽視されていますが、英語発音学習にとって実は重要な概念です。

英単語の音節(シラブル)は英語学習のためにどうなのか?日本では軽視されていますが、英語発音学習にとって実は重要な概念です。

英和辞典には英単語の音節(syllable:シラブル)が掲載されています。

しかし多くの日本人英語学習者は英単語記憶などの際に、英単語の音節を気に留めた事はないと思います。

本稿では英語スピーキングや英語リスニング学習にとって英単語の音節がどれくらい重要かについて解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

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英単語の音節とは

オックスフォード辞典によると、 “syllable”(音節)は「単語が分割される単位で、基本的には母音と通常は1つ以上の子音を含む」とあります。

例えば、「春」を意味する“spring”はアルファベットの数は多いですが、母音が “i” の1つしかなく、1音節の単語で、英語ネイティブスピーカーはひと塊の音として一気に発音し、認識します。

もしこれを日本語式に、“su-pu-ri-n-gu”と5音節で発音したとしたら、英語ネイティブスピーカーはほぼ間違いなく「春」を意味する “spring” とは認識してくれません。

 

「美しい」を意味する “beautiful” は何音節でしょうかなどいう難問もあります。

母音ごとに音節を形成するからと考えたりして間違ってしまいがちな問題ですが、正解は“beau・ti・ful”で3音節です。

英単語の音節は、語源など言語形成の歴史も大きく反映していますが、人間のコミュニケーションツールなので、単語ごとにそのような強弱音節リズムで発音することで単語における大事な音節を強調して発声するか、もしくはそのように発声するのがスムーズだから、そのようになってきたと想定されます。

そして英語音声学では、現実として形成されてきた英単語の強弱リズムを帰納法的に英単語の音節の区切り方のパターンを分析したものとなります。

そのような英語音声学における音節の学問的研究成果を知ることは教養として面白いものがありますが、覚えるのはかなり大変なものがあります。

英語 音節
英語 音節

ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」略称論争

英単語の音節を考えるのに面白い論争があります。

ハンバーガーチェーンのマクドナルドの略称はどうすべきか。

関東地方では「マック」、関西地方では「マクド」と言われているとよく聞きます。

「マクドナルド」の英語表記は“McDonald’s”です。

“McDonald” の “Mc” は “Mac” の略称でスコットランドやアイルランド系の方々の苗字の前に付けて “son of” を意味しています。

“McDonald” は「Donaldの息子」という意味なのです。

“MacDonald” を音節に分けると“Mac・Don・ald”の3音節となり、この3音節のリズムで発音するのが正確な発音と言えます。

あえてカタカナ表記をすると「マック‐ドン‐アルド」と3リズムの音節になりますが、日本人の語感からするとかなり想定外な感じです。

逆に日本語式に“Ma-ku-do-na-ru-do”と6音節で発音したら、ほぼ英米人には通じないと思います。

ハンバーガーチェーンのマクドナルドの略称をどうするかは個人の勝手ですが、英語学習者としては、英語音節として「マック」(“Mac” “MC”)が通用してもらいたいものだと考えています。

 

英語 音節
英語 音節

重層構造の英文発音:強弱リズム

英語スピーキングや英語リスニング力の向上ためには、英語音声の強弱リズムを習得することが大事だとよく言われます。

基本的には適切な認識だと思いますが、英語音声はもう少し複雑な構造になっています。

それが重層構造の英語音声という考え方です。

英語フォニックスや英単語の発音記号の意味するところとして、基本的に英単語のアルファベット1文字1文字に対応する音があるということです。

もちろん、そうでない例外も多々あります。

とは言え、基本的に英米人が英単語のアルファベットを見た時、1文字1文字にちゃんと発声音があるとまずは認識します。

もちろん、高速で話すときに音の省略などが起きますが、あくまで基本的な意識としてということです。

 

次に、英単語における音節の意識が英米人にはかなりあり、アクセントがあり強く発声する音節と、アクセントなく弱く発声する音節とで、強弱のリズムを作ります。

この部分が本稿で論じている音節の重要性で、1つの英単語の強弱リズムを形成する音節を意識することにより、英語スピーキングや英語リスニング力の強化につながる訳です。

 

最後が英文1文における複数の英単語間における強弱リズムです。

一文の中で強調したい英単語は強く長く発声し、そうでない英単語は弱く短く発声するという一文の中での強弱リズムを形成しています。

このような、英単語のアルファベット1文字ずつ、英単語の音節、英文を形成している英単語をいう3階層の強弱リズムが英語音声の基本となっており、このリズムを習得することが、英語スピーキングや英語リスニング力の向上につながると考えています。

英語 音節
英語 音節

スマホアプリ英語学習時代における英単語音節の学習方法

英語学習を紙の辞書に頼っていた時代は、知らない英単語の発声リズムである音節を正確に知るには、英和辞書の音節表記に頼っており、その役割は大きいものがありました。

英語学習を音声付きスマホアプリで簡単に学習できる時代となり、紙の英和辞書の音節を見なくても、音声で英単語の音節強弱リズムを体感することができるようになりました。

英語音声学の英単語音節分解ルールを記憶するのはとても大変で、とても1単語1単語正確に音節を記憶するなど、非常に困難です。

ポイントは、英単語記憶学習をスマホアプリで音声を使って記憶する際、単にアクセントの位置を気にするだけでなく、1英単語の音節の強弱リズムに意識を向けることです。

この少しの英単語音節への意識が、英単語における強弱リズムを体感する基礎となります。

これにより英語音声の強弱リズムの把握が容易になり、英語スピーキングや英語リスニング力の向上につながるという訳です。

英語 音節
英語 音節

まとめ

紙の辞書で英単語を学習する時代には、英語音節は殆どの日本人英語学習者に気にも留められない存在でした。

しかし、英語音節は、英語の強弱リズムの基礎をなす重要な概念です。

英単語における英語音節の分解ルールを学習するのは大変で、他の勉強や仕事に多忙な英語学習者に十分に習得する学習時間はありません。

英語学習をスマホアプリで英語学習をする時代となり、英単語記憶学習も音声付で簡単にできるようになりました。

英単語の意味とスペリングのみに重点を置くのはなく、英単語がどのような強弱リズムの音節になっているのかに意識を少し向けるだけで、英語音声の強弱リズムを体感でき、英語スピーキングや英語リスニング力の強化につながると考えられます。

 

英単語の発音記号は英語学習のためにどうなのか?英単語スマホアプリが普及し役割が減りましたが、英語発音学習の重要性は変わりません。

英単語の発音記号は英語学習のためにどうなのか?英単語スマホアプリが普及し役割が減りましたが、英語発音学習の重要性は変わりません。

英単語のスペリングを覚えるだけでも大変なので、発音記号についてはアクセント以外は気に留めない方も多いと思います。

英単語学習スマホアプリが普及した現代における英単語の発音記号の役割を考えてみたいと思います。

 

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英語の発音記号とは

英単語における発音記号は、英単語の発音の仕方を示した記号を指しています。

英単語のアルファベットの1文字1文字は、必ずしも1種類の発音とは限らないので、ある英単語が実際にどう発音されるのかを表記する必要があるのです。

例えば、“thin”(薄い)の“th”は“θ”と発音し、“they” (彼らは)の“th”は“ð”と発音するため、同じ“th”でも発音が異なるからです。

英語学習を紙の辞書に頼っていた時代は、知らない英単語をどう発音するかを知るには、発音記号に大きく頼っており、その役割は大きいものがありました。

 

ちなみに発音記号と似たカテゴリーで英語フォニックスがありますが、その関係はどうなのでしょうか?

英語フォニックスは、英単語の綴り字と発音との間にある規則性を示したもので、知らない英単語の発音を推測することができます。

英米では幼稚園児が絵本の英単語を発音できるようになるように親が学習させているケースが多いようです。

幼児が学ぶフォニックスは、英単語のスペルから発音を推測することができ、英単語の発音記号よりも簡便なので、使い勝手がよいものがあります。

英語 発音記号
英語 発音記号

スマホアプリによる英語学習時代の発音記号の学習

かつては英語の発音記号は、CD付きの発音学習書籍を購入して勉強したものですが、今では英語学習のWebサイトやYouTubeなどの動画サイトで音声付きでたくさん紹介されており、勉強したいと思えば無料で簡単に学習できるようになりました。

しかし、英語の発音記号は、母音・子音とかなりパターンが多いので、一度、さらっと視聴しただけでは覚えきれないものがあります。

ですので、英語発音記号の基礎勉強はするにしろ、英単語学習のスマホアプリで英単語記憶をするときに、スペリング、日本語での意味だけでなく、アクセントも含めて発音音声も同時に勉強することが有効だと思います。

英単語の発音は、発音記号に頼るのではなく、英単語学習のスマホアプリの音声に頼り、音として記憶すれば良いのです。

各英単語がどのように発音するのかを頭に刻んでおくことにより、英語スピーキングや英語リスニング力を向上させることが可能となります。

英語スピーキングや英語リスニング力を向上させる必要が生じて、再度、英単語の発音の勉強をするのは非常に面倒なものがありますので、英単語学習のスマホアプリで英単語の意味やスペリングを記憶する際、一手間かけて英単語発音音声を記憶することが重要です。

その意味で、発音記号を利用して英単語の発音を知るというよりも、スマホの英語単語学習アプリで直接音声学習ができるので、英語の発音記号の役割はかなり減ったと考えられます。

英語 発音記号
英語 発音記号

日本人が陥りがちな英単語発音の課題

日本人による英単語発音学習で大きな課題となるのは、日本人が苦手な発音です。

th”の発音は、発音の教科書では舌を上の歯と下の歯で挟んで強く息を流すと習いましたが、米国テレビドラマでそんなことをしている米国人俳優さんはほとんどおらず、舌を上の歯と下の歯で軽くあてて、普通の強さで息を流している感じでした。

加えて、日本人の場合、“th”の発音が日本語にはないため、いつのまにか日本語にある “s”や“z”の音に置き換えて発音してしまいがちです。

また、無声の破裂子音の“p, t, k“と、有声の破裂子音の”b, d, g”に関して、日本人は必要以上に力んで発声しがちです。

アメリカ英語ではこれらはかなり緩めに発音されています。

さらに、vやfの発音は、発音の教科書では上の歯で下唇を強く弾くと習いましたが、米国テレビドラマでそんなことをしている米国人俳優さんはほとんどおらず、軽く上の歯を軽く下唇にあてて、普通の強さで息を流している感じでした。

加えて、日本人の場合、“”の発音が日本語にはないため、いつのまに無意識に日本語にある “b”の音に置き換えて発音しまいがちです。

また“”の発音も日本語にはないため、いつのまにか無意識に日本語にある “h”の音に置き換えて発音してしまいがちです。

例えば、「5個の」などを意味する “five” に関して、日本人はかなり意識していないと「ファイブ」(hu-ai-bu)と ”f“ が ”h“ に置き換わり、”v“ が “b” に置き換わった上に、語尾に母音の “u” までくっついて似て非なる単語となります。

これは日本人からすれば似たようなものと言う感じですが、英語ネイティブスピーカーからすると、全く意味不明な単語となります。

このような感じで、英単語の発音は発音記号や英語フォニックスをさらっと1通り勉強して終わりというものでないのです。

日頃、日本語環境で日本語を使って日常生活を送っていると、日本語の発声特性に浸りきってしまうのは当たり前のことです。

日本語にない英単語の発音もその影響を受けて、日本語発声特性を無意識のうちに当てはめてしまうのです。

加えて、英語発音教材は、舌の位置や唇の形など、英語音声の発声の仕組みをしっかりと説明しようとします。

しかし、現実の英語ネイティブスピーカーの発声の仕方はそこまできっちりしていないことが多く、また、日本人は日本語にない発音なので、舌や唇を力んでしまって、現実の英語ネイティブスピーカーの英音発声と乖離しがちです。

そうなると、英語スピーキングがなぜか英語ネイティブスピーカーに通じなかったり、英語リスニング力の向上も今一歩となってしまう訳です。

英語 発音記号
英語 発音記号

英音研学習デイリープラクティス

母音や子音の発声方法を示した英語発音記号や英語フォニックス、アクセントなどは一度勉強したからと身につくものではなく継続的に繰り返し発声練習をすることで音声を脳に刻みこむことにより、英語聴覚脳の構築が可能となります。

英音研学習サイトではそれらを簡単に数分間で毎日実行できるようにデイリープラクティスと称した発声トレーニングプログラムを用意しています。

数分間で良いので毎日粘り強く発声練習をしていただきたいと思います。

それが効率的・効果的な英語リスニング力向上の基盤となります。

英語 発音記号
英語 発音記号

まとめ

紙の英和辞典や紙の教科書で英語を学習していたころは、英単語の発音記号は知らない単語の発音を知るために非常に重要なものでした。

しかし、スマートフォンの普及とともに、英単語学習のスマホアプリなどが普及し、英単語の発音は音声で簡単に学習できるようになり、英単語の発音記号の役割はかなり減ることになりました。

しかし、日本語の生活環境で過ごしていると、無意識に、英音発声特性とは構造的に異なる日本語発声特性で英単語や英文を発声しがちになるため、英語発声特性を頭に刻みこむ継続的な反復トレーニングは必須です。

これにより英語スピーキング力やリスニング力が向上するものと考えられます。

英音研学習では、英語音読の土台中の土台である英語フォニックスや英単語の発音を数分で復習し、英語聴覚脳を構築できるデイリープラクティスという発音トレーニング教材を提供していますので、ぜひ実践して頂ければと思います。

 

Twitterは英語学習にどうなのか?隙間時間の雑学向きです。

Twitterは英語学習にどうなのか?隙間時間の雑学向きです。

Twitterには英単語、英熟語、英語表現、スラング、英文法、英語学習法など様々な英語学習関連のTweetを投稿しているアカウントが多数あります。

これらのTwitterの英語学習アカウントは英語学習にどうなのか、解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

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Twitter社のビジネスモデル

Twitter(ツイッター)は、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTwitter, Inc.のソーシャル・ネットワーキング・サービスです。

Twitterは米国で2006年にサービスを開始し、日本でも2008年に日本語版の利用が可能となりました。

Twitterは「鳥のさえずり」を、Twitterでの短文投稿を指すtweetは「小鳥のさえずり」を意味しています。Twitterのロゴマークの鳥がそれらを象徴しています。

ちなみに“Twitter”は、日本では「ツイッター」と発音されていますが、米国では “twítər”(トゥウィタァ)と発音されています。

“tweet”は、日本では「ツイート」と発音されていますが、米国では “twíːt”(トゥウィート)と発音されています。

米国で「ツイッター」「ツイート」と発音しても、よほどの日本通の米国人以外には全く通じません。

Twitterが2006年にサービスを開始したころ、ブログ投稿やSNSが情報発信のツールとして、広く利用されていましたが、それなりの体裁を整えた長文の投稿が主流で、投稿疲れの現象が起きていました。

これに対してTwitterによる日本語で140文字以内という短い投稿規定は、ブログ投稿疲れを起こしていた人たちには朗報だったと思います。

全世界でのTwitterの月間利用者数は3億3,000万人程度で、日本では4,500万人程度とのことで、日本人は世界的に見てもTwitter好きの国民と言えます。

ちなみにfacebookの月間利用者数は2,600万人です。

当初はfacebook がTwitterよりはるかに利用者数が多かったのですが、ここ数年、facebook は利用者数が下降トレンドとなっています。

facebook は実名制で、お行儀よくしてないといけないので、敬遠されているのかもしれません。

Twitter社のビジネスモデルは、投稿されたTweet内容をテキスト解析するなどして、マーケティングの対象を選定・広告配信をするという仕組みにより、企業等から広告出稿料を得るというのが主たる収益源となっています。

Twitterのアカウント登録した人が、例えば、飼い犬のことを盛んにTweetしているとすると、ドッグフードメーカーなど犬関連の企業がTwitterに広告出稿をして、飼い犬の事を盛んにTweetしているアカウントに広告表示すると言う仕組みです。

テレビ広告のようなマス広告と異なり、Twitterは広告対象者を具体的に細かく定義することができます。

Twitter英語学習
Twitter英語学習

英語学習コンテンツを投稿している人たちのビジネスモデル

Twitterには、英単語、英熟語、英語表現、英語学習方法など様々な英語学習関連のアカウントを開設して、Tweet投稿をしている方々がいます。

このような英語学習関連のTweet投稿している方々のビジネスモデルはどのようになっているのでしょうか?

 

YouTubeの場合、チャンネルの開設者の動画コンテンツに企業の広告動画などを差し込み、チャンネルの開設者も広告収益を上げることが可能となっています。

昨今、芸能人がテレビ出演に見切りをつけ、YouTubeに自身のチャンネルを開設し、自分で出演して、広告収益を上げているケースも多く出てきています。

 

これに対してTwitterはアカウント開設者にTwitter社から広告収益の配分はありません。

英語学習関連のTweet投稿している方々は、アカウント開設母体が英会話スクールや英語アプリサービス会社だったりした場合、Tweetで自社の商品・サービスの宣伝をして、それらを詳しく紹介しているWebサイトへの誘導のために、英語学習コンテンツのTweetを投稿しているものと考えられます。

また様々なクライアント企業の英語関連商品・サービスの販売支援をし、収益を獲得するために、英語学習関連のTweet投稿している方々もいます。

個人で英語学習関連のTweet投稿している方々はYouTubeチャンネルを開設しているケースがあり、TwitterからYouTubeチャンネルに誘導して、YouTubeの方で広告収益を得ると言うパターンもあります。

Twitter英語学習
Twitter英語学習

Twitterを英語学習に利用することはどうなのか?

このような仕組みになっている英語学習関連のアカウントやTweetですが、英語学習者としてはどのようにTwitterを利用したらよいでしょうか?

Twitterは、英語学習関連のTwitterアカウントをフォローしておくと、自分のTwitterアカウントのタイムラインにフォローした英語学習関連Twitterアカウントの最新のTweetがどんどん表示されます。

フォローした英語学習関連アカウントの投稿Tweetを、毎日、必ず見るという人もおられると思いますが、多くの人はたまたま自分のTwitterにアクセスしたときにちらっと見て終わりなのだと想定しています。

フォローした英語学習関連のアカウント自体にアクセスして、過去Tweetを勉強するというのもありですが、英語学習専用のスマホアプリなどと異なり、投稿されたTweetが体系化・構造化されておらず、かなり勉強しづらいので、どれほどの人がそうするのかかなり疑問です。

隙間時間にたまたま自分のTwitterアカウントに表示されている英語学習Tweetを見るというのは、テレビのバラエティ番組や雑誌の耳より情報のような感じだと思います。

英語学習関連Tweetはいつも持ち歩いているスマホから閲覧可能なので、隙間時間に楽しむのには適していると思います。

残念ながら、ちらっと一瞬、英単語や英熟語のTweetを見て、「ふ~ん、面白いね」と思っても、記憶したり、英語スピーキングでそれらを使えたりするのは難しいと思います。

たとえば英単語学習は、スマホの英単語学習アプリを使えば、難易度順に、重複なく、体系的に学習することが可能で、スマホを使って英語学習をするなら、Twitterではなく、スマホ英語学習アプリを使うべきだと思います。

Twitterの英語学習関連Tweetを英語学習に活かすとするなら、GoogleやYahoo!検索で知りたいことを調べるのと同様に、Twitter投稿検索をして、英語学習方法などについて新たな気づきを得て、その英語関連Twitterアカウントが運営している公式Webページで内容を確認するというのが良いと思います。

Twitter英語学習
Twitter英語学習

 


英音研が開設しているTwitterアカウントの意味合い

英音研でもTwitterアカウントを開設しています。

基本的なTweetコンテンツは、英音研公式ブログの投稿内容としています。

英音研は、スタートアップ企業なので、Twitter広告を出稿する資金力はなく、知恵と労力で広告宣伝という涙ぐましい努力な訳です。

Twitterの住民の方々にも、英音研による独創的な英語リスニングメソッドを知って頂いて、英語発声特性に基づく英文音読トレーニングを積んで、英語リスニング力をリアルに向上させて頂ければと考えています。

英音研によるTweetは、英語リスニング学習方法に関するものなどを投稿しています。

英語リスニング学習方法に関するものは、英音研スタッフが長年実践してきて効果のある学習方法を提示しています。

ネット上に公開されている英語リスニング学習方法のかなり多くのものが、やらないよりましだけれども、効果に手ごたえのあるものはかなり少ないので、ぜひ英音研の英語リスニング学習のTweet・ブログを一読いただければと思います。

Twitter英語学習
Twitter英語学習

英音研公式ブログの「心に響く英語表現」の意義(Twitterにもかつて頻繁に投稿)

「心に響く英語表現」のTweet・ブログは、一見地味ですが、かなり学習価値が高いと考えています。

一般によくある英単語・英熟語ブログやTweetは、「こんなネイティブがよく使う表現知っていますか」と表現例文をひたすら紹介するものが非常に多いです。

英単語・英熟語ブログやTweetを投稿する側からすると、どれを選んで投稿するかのセンスは問われますが、万単位で英単語・英熟語ネタがあるので、いくらでも投稿することが可能です。

「心に響く英語表現」は以下のような原体験が動機となっています。

英国経営大学院に留学していたころ、提出するレポートの英文を英国人の同級生によく添削してもらっていました。

その時「この部分は断定できる話ではないので、少し表現を弱めて“could”を使った方が良い」など、日本の英作文の授業では教わらなかった気配りが英語表現にあることを思い知らされました。

日本語で、目上の人への表現、難しい頼みごとをするときの表現など、状況に応じて言葉の使い方に気を使います。

英語だって同じなのです。

日本の入試英語は、英文法のルール通りかどうかが極めて重要な正誤判断の基準となっていて、上記のような状況に応じた気づかいをした表現というものを殆ど学習しません。

米国の人気テレビドラマだった”glee”は、高校の合唱部をメインとした人間模様のドラマなので、先生と生徒の関係、校長と先生との関係、仲の悪い同僚の先生同士の関係、仲の良い生徒同士の関係などがシーンとして出てきて、その際のセリフの言葉づかいはちゃんと人間関係を反映したものとなっていました。

また、”glee”のセリフの中には米国人の方々が重視する正義、誇りなどの価値観も満載です。

しかし、そのような英語における気づかい表現や米国社会で重視される価値観を解説したものは、ネット上では見当たらなかったので、それなら自分でやってみようと言うことでトライしたものです。

手前味噌になりますが、この米国テレビドラマ“glee”のセリフをベースにした感情や価値観をくみ取る作業はそれなりに労力と時間がかかりますが、それをやっている自分自身が楽しく感じられ、一番勉強になっています。

英語学習を、大学入試英語の点数を向上させて希望の大学に合格したいとか、TOEICや英検の点数を上げて就職活動を有利にしたいという目標はとても大事です。

しかし、英米の当地では、英語は社会のコミュニケーション手段であり、そこには様々な人間関係に配慮した表現や人生で重視している価値観があります。

いくら英語が母国語でない日本人とは言え、そのような表現の配慮がないと、英米の人たちからはデリカシーのない失礼な奴と思われてしまいます。

ぜひ「心に響く英語表現」のブログやTweetを学習して頂いて、人間関係に配慮した英語表現や人生における価値観ができるようになって頂きたいと考えています。

Twitter英語学習
Twitter英語学習

まとめ

Twitterやfacebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が提供される前、社会に向けての情報発信は、テレビ・新聞などの大手のマス媒体を通じた一部の専門家や有名人などに限られていました。

これに対してSNSは誰でもいつでも情報発信が可能となりました。

これは社会におけるコミュニケーションの一大革命だと思います。

英語学習も、インターネットやSNS以前は、中学・高校などでの学校英語教育、英会話スクールなどでのリアルな教育の場、テレビ・ラジオ英語番組、CD付き英語学習書籍など、プロの英語教育者の人たちが英語教育サービスを提供していました。

それがインターネット・SNSの普及で、少し英語力に自信があり、その勉強方法や知見を世の中に発信したい人が簡単に情報発信し、情報受信することができるようになりました。

玉石混交の弊害もありますが、様々な人たちの知恵や工夫が世の中に発信され、英語学習者からすれば選択肢の多様性が格段に増しました。

スマホを活用した英語学習として、体系的にきちんと学習したいとならば、英語学習スマホアプリを活用した方が良いと思いますが、英語学習方法をTwitterで検索をしたり、隙間時間に雑学として英語学習Tweetを見るのはありだと思います。

英音研でも、英語リスニング学習方法、心に響く英語表現、スラッシュ英文音読のTweetを投稿しています。

英音研のTweetを見たら、ぜひ英音研の公式Webサイトにアクセスして頂いて、英音研学習に取り組んで、リアルに英語リスニング力を向上させていただきたいと思います。

ぜひ自分に合った英語学習法で、英語力をつけて、人生の目的を達せられることを願っております。

 

YouTubeなど英語学習動画チャンネルを利用した英語リスニング学習はどうなのか?ただ視聴するだけではダメかも

YouTubeなど英語学習動画チャンネルを利用した英語リスニング学習はどうなのか?ただ視聴するだけではダメかも

近年、利用者が拡大しているYouTubeで、英語学習チャンネルも多種多様なものが開設され、英語学習に利用している人も多いようです。

YouTubeなど英語学習動画チャンネルを利用した英語リスニング学習はどうなのかについて解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)


YouTubeなど動画サイトの社会・経済的なインパクト

最初に、少々お堅い話をしたいと思います。少しだけ我慢して読んでください。

一昔前は、通信回線の伝送容量が低かったため、動画の視聴は、なかなかダウンロードできなかったり、途中で途切れたりして、結構、イライラしたものです。

現在は、光ファイバーなどの普及などで、通信容量の大きい動画コンテンツでもサクサクと受信できるようになりました。

そしてYouTubeに代表される動画コンテンツサイトが人気を集めています。

一昔前、動画コンテンツは、テレビ放送に適した電波の帯域が限られているため、地上波や衛星によるテレビ放送など、限られた企業に割り当てられたチャンネルで、限られた放送時間の番組で、それに出演できる一部の限られた人たちのみが社会に情報発信することができました。

 

しかし、容量が大きい動画コンテンツでもサクサクと伝送できるインターネットの普及・進化により、現在では、YouTubeなどの動画コンテンツサイトを使って、誰でも簡単に動画での情報発信が可能となりました。

そしてスマートフォンの普及でいつでもどこでも、動画が視聴できるようになり、家にテレビを持たない若い世代も多くなり、テレビ番組の視聴時間はどんどん減り、動画はスマホで見るものとする人たちも非常に多くなりました。

これらは、社会経済に大きなインパクトを与えることになりました。

広告市場を見ても、テレビ広告市場規模は伸び悩み、インターネットの動画広告市場規模はぐんぐん伸びています。

一部の芸能人の方々は、テレビ番組への出演をやめて、YouTubeで自分のチャンネルを開設し、自分で出演し、広告収入を得るというビジネスモデルで成り立つ人も出始めています。

これらの影響を受けて、テレビへの広告出稿が停滞し、テレビ放送局の業績も振るわなくなってきています。

動画英語学習チャンネル
動画英語学習チャンネル

 


YouTubeなど動画サイトによる英語学習へのインパクト

このような状況のもと、YouTubeなど動画サイトにより、英語学習も大きな変貌を遂げつつあります。

中学・高校の英語学習は、読む・書く・聞く・話すことの4大技能をバランスよく伸ばすとの方針となりましたが、まだまだ紙ベースの英文法、英文読解、英単語・英熟語学習が重視されています。

英会話に関しては、学校教育で十分にカバーできないので、かつては英会話学校に通学することが必要でした。

1回1時間程度の授業が5千円くらいで月4回2万円とそれなりな費用負担が必要でした。

 

しかし、インターネットを使ったオンライン英会話が非常に安価に自宅にいても簡便にできるようになり、英会話学校の市場を代替しつつあります。

また、YouTubeなど動画サイトの普及で、多種多様な英語学習動画チャンネルが開設され、無料で英語学習動画を提供しています。

かつて音声での英語学習は、英語音声CD付きの英会話書籍に頼ることが多かったのですが、それらを英語学習動画チャンネルが代替しつつあります。

そしてあまりに多種多様な英語学習動画チャンネルが開設されたため、登録者ランキング、アクセスランキングやおすすめの英語学習動画チャンネルの投稿記事などもたくさん表示され、ニーズの高さを物語っています。

「英語学習」でチャンネル登録者数ランキング上位のチャンネルを見ると、英米在住の日英バイリンガルの方による日常生活の様子などの英語コンテンツ動画と英語表現など英語学習系の動画が多い感じです。

動画英語学習チャンネル
動画英語学習チャンネル

一般的な英語学習動画チャンネルの特徴・勉強方法

一般的な英語学習動画チャンネルの特徴・勉強方法としては、以下のようなものがあります。

〇YouTubeの英語学習動画チャンネルなどの視聴費用は無料
〇スマホで短い隙間時間でも学習できる。
〇音声だけなく、動画があるので、英語発声の際の表情や口の動きが判る
〇動画を視聴することで英語リスニング力が向上する

1つずつコメントしていきたいと思います。

〇YouTubeの英語学習動画チャンネルなどの視聴費用は無料

YouTubeの英語学習動画チャンネルなどは基本的に視聴するのに費用は掛かりません。

その代わり、動画視聴中に画面上に広告表示されたり、動画広告が挿入されたりします。

視聴費用がかからない地上波民放のテレビ番組のCMと同じ仕組みなので仕方ないところです。

ちなみにYouTubeプレミアムの料金月額1,180円などを支払うと、広告非表示・動画保存とオフライン再生も可能となります。

YouTubeのビジネスモデルは、ターゲット顧客に自社の商品・サービスを訴求したい企業がYouTubeに広告出稿費用を支払い、その一部が英語学習動画チャンネル開設者に支払われるので、英語学習動画チャンネル開設者は視聴者には無料で動画サービスを提供しつつ収益を上げることができ、学習者は広告を見ざるを得ないものの、無料で学習できる訳で、なかなかよくできたビジネスプラットフォームです。

 

〇スマホで短い隙間時間でも学習できる。

スマートフォンの普及で、電車や喫茶店の中など、隙間時間で英語学習動画を学習できるようになりました。

かつて英語の勉強と言うと、学校の教室や自宅でするものでしたが、非常に便利な時代となりました。

ただ、電車や喫茶店の中だと、英文や英単語・英熟語の音読は周りに迷惑なので、それができないところが大きな課題で、英語動画の視聴のみや目で追った英単語・英熟語学習が中心となります。

この点、聞き流し英語が英語リスニング力の向上にはつながらないとする論調が昨今主流になっていますが、英語学習動画チャンネルを視聴しているだけでは、英語リスニング力の向上にはつながり難いものがあります。

 

〇英語が、音声だけなく、画像があるので、表情や口の動きが判る

かつての英語音声の学習は、英語音声CD付きの英会話書籍を使って、テキストと英語音声のみでやるものでしたが、英語学習動画では、表情や口の動きが判るようになったのは大きな進歩だと思います。

ただこれも、そのような表情や口の動きを視聴しているだけでは、英語リスニング力の向上にはつながり難いものがあり、視聴した表情や口の動きをまねて、英文音読をすることで英語リスニング力の向上につながります。

このことは、英語学習動画以前にも、英米の映画やテレビドラマは存在していましたが、ただ単に視聴しているだけでは、英語リスニング力や英語スピーキング力が向上しないのと同じ理屈です。

 

〇興味関心が高い英語動画チャンネルは視聴のモチベーションが維持できる

英語学習は、登山に似ていて、少しずつ歩みを進めていくうちに、ふと後ろを見ると高みに着ていると言う感じで、地道な努力の継続が必要です。

そのため英語学習のモチベーションの維持が大きな課題となります。

そのため、あまり興味が持てない英語学習コンテンツだと、英語学習のモチベーション維持が難しくなります。

逆に、興味関心が持てる英語動画チャンネルならば、英語学習のモチベーションの維持がそれなりにできるので、そのような英語動画チャンネルを見つけて取り組むことが重要となります。

その意味では、登録者や視聴回数ランキングが上位の英語学習動画チャンネルが最適かというと必ずしもそうとは言い切れません。

自分の興味関心が持てそうな英語学習動画チャンネルを検索して、実際に視聴してみて確認することが非常に重要だと思います。

 

〇視聴するだけで英語リスニング力が向上する。

英語学習動画はスマホと使って隙間時間に電車の中や喫茶店などで学習することも多く、そうなると、英文や英単語・英熟語の音読は周りに迷惑なので、それができないところが大きな課題で、英語動画の視聴や目で追った英単語・英熟語学習が中心となります。

この点、聞き流し英語が英語リスニング力の向上にはつながらないとする論調が昨今主流になっていますが、英語学習動画サイトを視聴しているだけでは、英語リスニング力の向上にはつながり難いものがあり、TOEIC、英検、大学入試のリスニングテストの点数はなかなか伸びません。

また英単語、英熟語、英語表現の学習は、本気でやろうとすると、千個単位、万単位の学習が必要で、動画で学習しようとするとかなり学習効率が悪いと言う課題があろうかと思います。

動画英語学習チャンネル
動画英語学習チャンネル

 


YouTubeなどの英語学習動画チャンネルを活用した効果的な英語リスニング学習方法

YouTubeなどに英語学習動画チャンネルを開設するような日英バイリンガルの方々などは生まれ育った環境が日本語・英語環境だったので、自然に英語が身についた人も多く、英語はこういうものですと言う説明はできますが、普通の語学の才能の日本人が英語をどう習得していくことが効率的・効果的かが判らない場合も多いので、そこが大きな課題となります。

英音研では、なぜ日本人は、英語リスニングが苦手なのかその大きな原因を突き止めました。

英文法や英単語・英熟語力不足の問題を除くと、日本と英語の発声特性が構造的に大きく異なることが、日本人が英語リスニングを苦手とする大きな原因だったのです。

米国映画・テレビドラマのセリフ台本(script)を確認すると、中学レベルの単語のみで知らない単語はまったくないのに聞き取れない事が非常に多くあります。

日本語環境で生活していると、当然ながら日本語発声特性での音声をたくさん聞き、日本語聴覚脳が構築されていて、それで発声内容を理解することができます。

しかし、日本語発声特性と構造的に異なる英語発声は、日本語聴覚脳ではその意味するところをキャッチできず、発言内容を十分理解することができません。

英音研学習サイトでは、日英の発声特性の構造的な違いを英音研では解明し、チャートに図示することで視覚的に理解できるようにしました。

そして、これらの構造的な違いをどのように克服するかを英音研学習にて提示していますので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ただし、日本語と英語の発声特性の違いを頭の中で理解しただけでは、英音聴覚脳は構築できません。

英音聴覚脳を構築するためには、英文音読が非常に効果的です。

英語学習者の方々の中には、英文音読が英語リスニング力向上のため役立つと聞いて、実行したことがある人も多いと思います。

そして今は止めている人も多いと思われます。

理由は簡単で、労力と時間をかけて英文音読をしても英語リスニング力の向上が感じられず、TOEIC、英検、大学入試の英語リスニングテストの点数も期待したほど伸びないからです。

 

なぜそうなってしまうのでしょうか?

それは日本語発声特性で英文音読練習をしてしまうからです。

日本語発声特性で英文音読練習をしても、英語聴覚脳を構築することはできず、時間と労力の無駄となってしまいます。

逆に英語発声特性でもって英文音読トレーニングを積むと英語聴覚脳が効率よく構築することができます。

しかし、日ごろ日本語環境で日常生活を送っている日本人は、当然ながら日本語発声特性で会話しているので日本語聴覚脳に戻りがちとなります。

ですので、日英の発声特性の構造的な違いをよほど意識して、毎回の英文音読トレーニングに活かすことが非常に重要となります。

英語音声学の研究成果である母音や子音の発声方法、英語フォニックス、強弱リズム、アクセントなども一度勉強したからと身につくものではなく、継続的に繰り返し発声練習をすることで音声を脳に刻みこむことにより、英語聴覚脳の構築が可能となります。

 

英音研学習サイトではそれらを簡単に数分間で毎日実行できるようにデイリープラクティスと称した発声トレーニングプログラムを用意しています。

数分間で良いので毎日粘り強く発声練習をしていただきたいと思います。それが効率的・効果的な英語リスニング力向上の基盤となります。

英音研学習サイトではこれ以外にも英音発声スピードに対応するため、米国人ナレーターによる低速・中速・高速での英文読み上げコンテンツも用意しています。

高速英文音声に関しては音響機械を使って2倍速・3倍速として不自然な発声となっている教材もありますが、英音研サイトの高速英文音声は人間の肉声での高速発声となっていて、強弱リズムなどを含めてどこをどうすると速く発声できるのかも体感できるようになっていて、高速の英語音声ヒアリングテストにも対応できるようになっています。

このような英語聴覚脳構築のための学習を経ることにより、英語リスニング力が向上します。

そして、YouTubeなどの英語学習動画チャンネルの英語動画コンテンツで、英音研学習による英語リスニング力の向上を確認するというサイクルを回すことが、効率的な英語リスニング学習になると思います。

学習者の興味関心が高い英語動画コンテンツで、コンテンツの中身を楽しみつつ、英語リスニング力の向上を確認し、まだ足りない時は英音研学習サイトで英文音読をさらに積むと言うサイクルをどんどん回していく感じです。

英文音読
動画英語学習チャンネル

まとめ

YouTube等で多種多様な英語学習動画を、スマホでいつでもどこでも、無料で視聴できるという便利な時代となりました。

しかし、その豊富な英語学習動画をただ単に視聴しているだけでは、英語リスニング力向上などに十分な効果を発揮することはできません。

英音研学習サイトで、英語発声特性を十分に加味した高速音読トレーニングを積むことにより、英語聴覚脳を構築し、英語リスニング力を向上させ、その成果をYouTube等の英語学習動画チャンネルで確認していくというサイクルを回すことが、非常に有効な英語学習方法となります。

これにより、皆さまが人生の目標を達せられることを願っております。

 

中学生による英語リスニングの勉強はどのようにすれば良いのか? 英語発声特性を十分に加味して、英文音読学習に取り組むならば、英語リスニング力の向上がかなり期待できます。

中学生による英語リスニングの勉強はどのようにすれば良いのか? 英語発声特性を十分に加味して、英文音読学習に取り組むならば、英語リスニング力の向上がかなり期待できます。

中学生になると、小学校時代と比べて英語学習の難易度がかなり上がります。

そのような状況のもとで英語リスニングの勉強法に悩んでいる方も多いと思います。

中学生による効果的な英語リスニング勉強法を解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)

 


英語学習における英語リスニングの位置づけ

筆者が中学・高校だったころ、大学入試に英語リスニング試験がなかったこともあり、英語リスニングの勉強をする必要がありませんでした。

現在は、文部科学省による英語4大技能(読む、書く、話す、聞く)をバランスよく伸ばすと言う英語教育の指針があり、大学入学共通テストで、リーディング100点、リスニング100点の合計200点となるなど、英語リスニング試験の比重が高まっています。

このような状況の下、高校入試で英語リスニング試験が課されることもあり、中学の英語教育でも英語リスニングの比重が高まりつつあります。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

英語学習における中学時代の位置づけ

昨今、小学校から英語学習が始まりますが、中学に入ると、覚える英単語数、読む英文の難しさなど小学校時代よりも、中学の方が格段に英語学習の難易度が上がります。

そして、英語学習の特徴というか、つらいところは、まずは覚えるしかないという事です。

“red”がなぜ「赤い」を意味し、なぜそういうスペリングになっているのか、理屈はありません。

そういうものだからともかく覚えなさいというしかありません。

語源を活用して、英単語を効率よく覚えましょうと言う勉強法もあります。

やってみるとすぐわかりますが、語源自体を覚えるのが一苦労で、英単語の語源を識別するのも大変、語源で簡単に説明できない英単語も非常にたくさんあるなど、十分な解決策とはなりえません。

英文法で、例えば否定文や疑問文の作り方や語順にも理屈はありません。

そういうものだから覚えなさいとなります。

このように英語は、ともかく理屈もなく単調に覚える勉強となり、英語嫌いで、英語が不得意な中学生が量産されがちです。

中学時代に、英語が得意になるか、不得意になるかで高校英語学習、大学入試の英語の試験、就活におけるTOEICの点数など、その後の人生に大きく影響しますので、中学時代の英語学習は非常に大事なものとなります。

英語のテストで良い点数が取れたら、しっかりほめてあげることも重要だと思いますし、たまにアメリカンポップスやハリウッド映画を楽しんで、英語学習のモチベーションの維持・向上を図ることが大事なような気がします。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

一般的な中学生による英語リスニング勉強の方法

【日本語聴覚脳】

一般的な中学生による英語リスニング勉強の方法として、以下のようなものがよく紹介されています。

〇英語テキストの英語音声を何回も繰り返し聞く。
〇英語リスニング問題集をたくさんやる。
〇英語テキストの英語音声のディクテーションをする。
〇英語テキストの英語音声に合わせてシャドーイングをやる。
〇英語テキストの英語音声の暗唱型のリピーティングをする。
〇英語テキストの英語音声を聞いて音読をする。

1つ1つコメントしていきたいと思います。

 

〇英語テキストの英語音声を何回も繰り返し聞く。

英語テキストの英語音声を何回も繰り返し聞くと、耳が英語に慣れてくるので、英語リスニング力が高まりますと説明されています。

残念ながら、これでは英語リスニング力は向上しません。

大人の英語リスニング勉強法の世界でも、聞き流し英語はリスニング力向上にあまり役立たないとの論調が多くなっています。

理由は簡単で、英語音声を聞いているだけでは英語聴覚脳を構築できないからです。

筆者は、英語聞き流し教材に数万円をかけて、初級・中級・上級を2年くらいかけて全部やりましたが、英語リスニング力の向上は殆どありませんでした。

 

〇英語リスニング問題集をたくさんやる。

学校内での中間テストや期末テスト、高校入試の英語リスニングテストで得点の向上を狙うため、英語リスニングテストの形式などに慣れておくことは非常に重要です。

学習開始最初は、英語リスニングテストの形式に慣れていないこともあり点数が低くなりがちですが、問題演習を繰り返すうちに出題形式にも慣れて得点も向上してきます。

しかし、ある時点で英語リスニングテストの得点は頭打ちとなりがちです。

英語を聞き流すだけでは英語リスニング力が向上しないのと同じ理屈で、英語リスニングテストを数多くこなすことで英語リスニング力が大きく向上することは期待できません。

 

〇英語テキストの英語音声のディクテーションをする。

英語リスニング問題集をこなすだけでは、英語リスニング力の向上は期待できないことを、英語の先生方も知っていて、ただ単に英語リスニング問題演習をするだけでなく、英語リスニング問題の英語音声を使ってディクテーションやリピーティングをやって英語リスニング力を高めなさいと指導されるケースもあるようです。

英語ディクテーションとは、英語テキストを見ずに、英語音声を5回から10回繰り返して聞いて、聞き取れた英単語を書き留めていく学習方法です。

ディクテーションは、生徒の英語リスニング力を評価・測定する側からすると、非常に楽な試験です。

正解・不正解の判断が比較的難しい英作文に比べると、ディクテーションは正解が1つしかなく、正解・不正解がはっきりしていて、採点も非常に簡単です。

したがって、ディクテーションは生徒の英語リスニング力を評価する手段としては優れたやり方と言えます。

このようなディクテーションという英語学習ですが、中学生が英語リスニング力向上のために、ディクテーションを取り入れるべきでしょうか?

残念ながらいくらディクテーションを大量にやっても、それ自体が英語リスニング力の向上に直接つながるものではないのです。

いくら英語音声を聞いてたくさんディクテーションをしても、聞き取れない英単語はいくら精神集中しても聞き取れないのです。

聞き流し英語が英語リスニング力の向上に懐疑的という論調が出始めていますが、音声を聞くところがメインというのはディクテーションも同じです。

しかも、ディクテーションはやってみると判りますが、全文ディクテーションだと、問題1問やるのにかなりの労力と時間を要して、学習効率が非常に悪いものがあります。

中学生は、他の科目の勉強も忙しく、他にもっと効率的な代替手段があるなら、そちらで英語リスニング力の向上を図った方が良いという判断になろうかと思います。

英語リスニング力の評価試験として、ディクテーションがあるなら、出題形式に慣れると言う意味で、それなりに問題演習をすることは必要だと思います。

また、時々、自分の英語リスニング力を評価すると言う意義はあると思います。

しかし、英語リスニング力強化のためにディクテーションを採用するのはあまり賢明とは言えないと思います。

 

〇英語テキストの英語音声に合わせてシャドーイングをやる。

英語学習におけるシャドーイングとは、英語音声を聞きながら、音声よりも1~2単語遅れて、影(shadow)の様に英語音声をまねて、声に出して英語音声を追いかけていく英語学習方法です。

英語のリスニングやスピーキングに役立つとも言われ、同時通訳者のプロを目指す方々のみならず、一般の英語学習者でも取り入れているケースがあるようです。

このような感じですが、シャドーイングを実施する英文は見ずに、英語音声のみを聞きながら、シャドーイングをするというのは、どのような教材を使ってシャドーイングをするのかにもよりますが、結構、難易度が高いものがあります。

このようなシャドーイングという英語学習方法ですが、中学生が、英語リスニング力向上のために、シャドーイングを取り入れるべきでしょうか?

シャドーイングのように、現時点での英語音声を聞きながら、1~2語前の英語音声を発声するというのは、やってみればすぐに判りますが、別々の2つの事を同時にやるということで、1~2語前の英語音声をキチンと発音するということも、現在の英語音声をキチンと聞くことも、両方とも不十分になりがちです。

英語から日本語の同時通訳のプロを目指す人であれば、英語音声を聞きながら、若干の時間差をもって、日本語に通訳するという技能が必要となるので、シャドーイングのような訓練をきびしく行い、できるようになることが必須なのだと想定されます。

しかし、中学生にとっては、あまりに難易度の高いトレーニング方法であり、効果が出せずに挫折する可能性が高いと思われます。

 

〇英語テキストの英語音声の暗唱型のリピーティングをする。

暗唱型のリピーティングとは、英文テキストを見ずに、英語音声を一旦最初から最後まで聞き終えて、英語音声を一旦止めて、聞いた英語音声をまねて声に出していく英語学習方法です。

1文の英単語数が多かったり、知らない英単語が多い英文だったりすると、なかなか英語音声を聞いただけで、記憶することができず、リピーティングがうまくできないケースが発生し、場合によっては、結構、学習難易度が高いものがあります。

この暗唱型のリピーティングによる効果としては、リスニングスキルの向上、スピーキングスキルがアップするなどが言われていますが、残念ながら、やり方が悪いと成果が得られないケースが多発します。

このような暗唱型のリピーティングという英語学習方法ですが、中学生が、英語リスニング力向上のために、暗唱型リピーティングを取り入れるべきでしょうか?

暗唱型のリピーティングはやってみればすぐに判りますが、英文テキストを見ないので、聞いた英語音声を記憶に基づいて再生できるかできないかというところがポイントで、そこがちゃんとできるかが非常に気になり、英語音声の発声トレーニングという側面が非常におろそかになります。

暗唱型のリピーティングはどちらかというと、英語音声の短期記憶訓練法という感じです。

そして、筆者の経験では、それで英語リスニング力や英語スピーキング力が格段に向上するということは、残念ながらありませんでした。

 

〇英語テキストの英語音声を聞いて英文音読をする。

英文音読学習とは、英文テキストを見て、英語音声を一旦最初から最後まで聞き終えて英語音声を一旦止めて、英文を見ながら聞いた英語音声をまねて声に出していく英語学習方法です。

英文音読は、英語音声を覚える必要がないことや自分のペースで発声できるので、暗唱型のリピーティングやシャドーイングよりも格段に実践しやすい勉強方法です。

このような英文音読学習法ですが、中学生が、英語リスニング力向上のために、英文音読学習に取り入り組むべきでしょうか?

英文音読学習は、英語リスニング力を向上させるのに有効だと勧められてトライした方も多いと思います。

そして多くの人は止めてしまっていると思います。

その理由は簡単で、英文音読に労力と時間をかけても期待したほど英語リスニング力が向上しないからです。

なぜ、英文音読をしても英語リスニング力が思ったほど伸びないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英文音読をしてしまうからです。

日本語発声特性で英文音読をいくらしても英語聴覚脳を構築することはできません。

英語聴覚脳を構築するには、英語発声特性を十分発揮して、英文音読をすることが必須です。

したがって、ただ漫然と日本語発声特性のまま、英文音読をしても時間と労力の無駄です。

逆に、英語発声特性を十分に加味して、英文音読学習に取り組むならば、英語リスニング力の向上がかなり期待できます。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

 


中学生による効果的な英語リスニング基礎の勉強法

【アルファベットレベルの学習】

英語リスニング力の土台中の土台となるのが、英語フォニックス学習です。昨今、小学校でも英語フォニックス学習が普及してきていて、中学でも1年の1学期に学習するところもあるようです。

英語フォニックスは、アルファベットと発音の関係を示したもので、英語圏の5~6歳の子供が学習を開始し、知らない英単語の発音ができるようにするためのものです。

日本では、アルファベットの発音は、A(エイ)、B(ビー)、C(スィー)、D(ディー)、E(イー)、F(エフ)、G(ジー)などとして覚えるのが一般的です。

これはアルファベットの文字としての呼称を勉強していることになります。

例えば「A」という形の文字の名前は「エイ」と呼ばれていますことです。しかし、例えば、“ant”(昆虫のアリ)は「アント」と発音しますが、アルファベット呼称で読むと「エイ・エヌ・ティー」となり、まったく使われていない発音となり、意味不明となってしまいます。

そこで、英単語として実際に発音される場合のアルファベットと音の関係を勉強して、英単語の発音をできるようにするため、英語フォニックスが研究開発されました。

英語フォニックスでは、A(ア)、B(ブ)、C(ク)、D(ドゥ)、E(イー)、F(フ)、G(グ)などと英単語の中で個々のアルファベットが実際にどのように発音されるのかを学習していくことになります。

1文字ではなく、“oo”は「ウ」と発音するなど、2文字や3文字パターンもあり、文字と発音の関係性の法則はなかなか楽しめるものがあります。

英語フォニックスは単にアルファベットの発音を示しているだけでなく、英単語のアルファベット1文字1文字に対応する音があると言うことを意味しています。

英語ネイティブスピーカーは英語発声するときに、英単語のアルファベット1文字1文字に気を配って発声しようとしています。
これを言うと、英語の発音の現実として、リダクション(reduction)やアシミレーション(assimilation)があります。

リダクションは、語尾の子音と語頭の子音が重なった場合、1つの子音が脱落して発声される現象で、例えば、“good bye”のように「グッド バイ」でなく、「グッバイ」と“d”発音が脱落して発音されないケースを指しています。

アシミレーションは、語尾と語頭がくっつくことで、別の音に変化する現象で、例えば、“Would you”が「ウッド ユー」でなく、「ウッジュ」と違う音に発音されるケースを指しています。

しかし、このようなケースは英語発声の速度が速くなり、弱音発声となるため、そういう風に聞こえがちとなりますが、英語ネイティブスピーカーの意識としては、英単語1文字1文字を発声しようとしているのです。

このような英語フォニックスですが、中学の英語学習では、英文法、英文和訳、英作文など書き言葉に重点がおかれていることがあり、授業があっても1学期に最初にさらっと1通解説して終わりとなります。

英語フォニックスは英語発声の土台中の土台なので、何度も繰り返し音読練習をして、英語聴覚脳として刻みこむ必要があります。

しかし、英語フォニックスを一生懸命繰り返し勉強したからと言って、英語リスニング力の向上はあまり見込めません。

理由は簡単で、英語フォニックスを教える方も、教わる方も日本人なので、基本的に日本語発声特性をベースに、英語フォニックスの発声練習をしてしまうからです。

日本語発声特性でいくら英語フォニックスの音読練習をしても、英語聴覚脳を構築することはできません。

日本語と英語の発声特性は構造的に大きく異なるため、日本語聴覚脳のままでは英語リスニングは難しいものとなります。

英語リスニング力を向上させるためには、英語発声特性で英語フォニックスを学習することが必須です。具体的な勉強方法は後述したいと思います。

 

【英単語レベルの学習】

中学の英語教育は、書き言葉に重点がおかれているので、英単語のスペルと日本語での意味を覚えることがまずは必須です。

英語を英語のまま理解すると言うのは理想ですが、日本語が母国語の中学生にそんなことはすぐにできません。

英文和訳や英作文のために、ともかく、ローマ字式、だじゃれ、ひたすらノートに書き写すでもどんな方法でも、ともかく覚えまくることが重要です。

そして、英語リスニングためには、英単語のスペルの記憶とは別に、発音を軽視しないで、正確なアクセント位置も含めて、発音を記憶するようにしましょう。

さらには発音記号をきちんと覚えて辞書の発音記号を見て発音できるようにすべきです。

できれば英単語の音節にも気を配って、1英単語内でも強弱発声があることを理解しておきたいところです。

 

【英文1文レベルの学習】

英文が1文となると、強調したい英単語を強く発声したり、疑問文で語尾を高い音階で発声する抑揚(イントネーション)などを基礎として気を配る必要があります。

英文1文レベルにおける英語リスニング力向上で特に重要なのが英語の語順通りに理解するということです。

英文和訳だと、訳を日本語らしくするため、1文の後ろにある単語を先に訳したりします。

しかし英語音声は、発声された瞬間どんどん音は消えていくので、発声された語順のまま意味を理解することが必須です。

このような場合、日本語を介さずに英語を英語のまま理解することが重要とする方もおられますが、それなりに英語を学習した大学生・社会人でもそれができる人は少なく、英語学習を始めたばかりの中学生にはほぼ無理です。

このような場合、なりふり構わず、聞こえてきた1単語1単語を日本語に置き換えて意味を理解することだと思います。

ですので、なんとか英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチできれば、必死の日本語変換努力が可能なわけですが、英語音声が英単語単位で1つ1つキャッチできず、単なる音の流れとしか聞こえなければ、日本語変換するはできません。

となると、何はともあれ、英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチするにはどうしたら良いのかということが、まずは重要課題となります。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチする方法

【日本語聴覚脳】

日本語を母国語とする日本人は、日ごろ日本語の生活環境にいて、日本語聴覚脳が構築できているので、日本語音声を単語単位で認識し、その意味も日本語ベースで認識することができ、日本語音声をたやすく聞き取ることができます。

日本語の発声特性と英語の発声特性は構造的に大きく異なるため、日本語聴覚脳で、英語発声音を英単語単位で1つ1つキャッチすることは難しいものとなります。

そのため日本人が英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになるには、英語聴覚脳をトレーニングにより構築する必要があります。

 

【英語聴覚脳を構築するトレーニング方法】

それではどのようなトレーニングを積むと英語聴覚脳が構築できるのでしょうか?

それは、英語発声特性を活用した英文音読トレーニングを実施することが効果的です。

英文音読ですかあと感じられた方も多いと思います。

英文音読が英語力向上に役立つと聞いてトライした方も多いと思います。そしてほとんどの人は英文音読を止めていると思います。

理由は簡単で、英文音読は労力と時間が掛かる割に、英語リスニング力を含め英語力が向上したとは感じられないからです。

なぜ英語音読をやっても効果が感じられないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英語音読をしてしまうからなのです。

日本語発声特性でいくら英文音読をやっても英語聴覚脳の構築はできません。

逆に英語発声特性を十分に加味して英文音読をすると、英語聴覚脳が構築でき、驚くほど英語リスニング力が向上して、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになります。

 

【英語発声特性とは】

それでは英語発声特性とはどのようなものでしょうか?

英語発声は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方など、日本語発声の仕方とかなり異なります。

詳しくは英音研学習サイトで詳しく具体的に図解で解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

【英語聴覚脳の構築方法とは】

上記の英音研学習サイトをみれば、英語発声特性を理解することはそれほど難しくありません。

しかし、理屈を理解しただけでは英語聴覚脳を構築することはできません。

英語聴覚脳を構築するためには英語発声特性を加味した英語音読トレーニングを毎日短時間で良いので継続的に実施することが必須です。

英語発声特性の土台は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方などが非常に重要です。

これらをきちんと実践しつつ、英文音読をする必要があります。

英文音読では英単語のアルファベット1文字1文字をきちんと発声する必要があり、英語フォニックスを毎日1~2分復習することにより脳に刻み込むことが非常に重要です。

そして、1英単語ベースでは音節、アクセント強弱を意識した発声も毎日数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

1英文での強弱を意識した発声を数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

そのうえで英音研学習サイトでは、米国人ナレーターによる音声録音により、英語フォニックスなどの基礎的な学習から、英文を低速・中速・高速の3種で読み上げるトレーニングも実施します。

高速音声に関しては、音声装置を使って機械的に2倍速や3倍速などの不自然な音声ではなく、米国人ナレーターによる肉声での高速発声録音になっていて、高速発声になったとき、どのような強弱リズムになるのかなど非常に勉強になりますので、トライしみてください。

そして米国人ナレーターの高速発声に近い音読ができるようになったとき、英語ネイティブスピーカーの発声方法がどれほど日本語発声方法と違うかということが良く理解でき、そして英語聴覚脳が構築でき、自然体で英語リスニング力が向上していることを実感できることでしょう。

このような音読トレーニングを毎日15分間続け、英音発声特性を脳に刻み込むことにより、英音聴覚脳を構築することができ、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになる訳です。

ただし、英音研学習は大学受験の英語受験勉強を終了した方々向けの難しい英文となっていますので、中学生の方々は、英音発声のスピード感を体感して、英文音読トレーニングは中学生向けのテキストや問題集で実施することが有効だと思います。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

英語音声の意味を認識する方法

【日本語への置き換え】

英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになったからと言って、英語音声の意味がしっかり把握できるという訳ではありません。

多くの日本人は、中学・高校で、英単語の意味を日本語で理解するという英語教育を受けてきました。

日本語が母国語である以上、これは不可避です。

英文和訳の試験問題に対処するにも英単語の意味を日本語で理解していることは必須です。英語音声を英語のまま理解できることは理想ではありますが、一足飛びにそこに至る方法論はありません。

学校内の中間テスト・期末テストや高校入試の英語リスニングテストの点数を向上させようと思ったら、認識できた英語音声の英単語1つ1つをなりふり構わず、日本語に置き換えていって英語音声の意味を把握し、設問の正答率を高めるというのはごく自然な努力だと思います。

英文和訳の場合は、英文を前から後ろから見返すことが可能ですので、じっくり英文を日本語に置き換えていくことが可能ですが、英語音声は、発声されたその場からどんどん音声は消えていくので、ともかく発声された英語の語順の通りに日本語に置き換えていってそのまま英語音声の理解をするというトレーニングは必須です。

例えば、“I am going to visit Kyoto next year.”だと

“I(私は)⇒ am(である)⇒ going(するつもり)⇒ to(ことを)⇒ visit(訪問する)⇒ Kyoto(京都)⇒ next (次の)⇒ year(年).”

という感じです。これでもなんとか英文の意味するところを理解できると思います。

これにより何とか英語音声の意味が理解できる訳です。

ただこの方法は英語発声スピードが速くなってくると、日本語置き換えが苦しくなってくるのも確かですが、英語リスニング力の進化の過程では英語音声の意味を理解するのにはこの方法しかないと思います。

 

【英単語の意味のイメージへの置き換え】

英語音読トレーニングの努力を継続して、英語聴覚脳が強くなってきて、英語単語音声のキャッチ力が強まってくると、日本語に置き換えなくても、英単語の意味のイメージで理解できるようになってきます。

英単語のイメージの方が、日本語への置き換えよりも若干スピードが速くできるので英語音声の意味の理解も楽になってきます。

 

【英語音声のまま理解】

英語音読トレーニングの努力を継続して、さらに英語聴覚脳が強くなってきて、英語単語音声のキャッチ力が強まってくると、認識できた英語音声の英単語1つ1つが単語のまま頭の中を流れるようになります。

例えばさきほどの“I(私は)⇒ am(である)⇒ going(するつもり)⇒ to(ことを)⇒ visit(訪問する)⇒ Kyoto(京都)⇒ next (次の)⇒ year(年).” だと

“I ⇒ am ⇒ going ⇒ to ⇒ visit ⇒ Kyoto ⇒ next ⇒ year.”

では「来年、京都に行くのね」で了解という感じです。

そうなってくると少々の高速英語音声でも楽に意味を理解することが可能となります。

英語リスニング 中学生
英語リスニング 中学生

まとめ

英音研学習における英語発声特性に基づいて英語音読トレーニングは、英語リスニング力向上に大きな効果を発揮します。

ただ、その発声方式で中学校の授業で英文音読をすると、同級生に冷やかされたり、場合によっていじめにあうかもしれません。

中学校の教室では、わざと日本語発声特性で英文音読し、家に帰ったら大きな声で英語発声特性を十分に意識して音読トレーニングを積んでください。

きっと英語音声がクリアに聞き取れるようになると思います。

中学時代は、英語が得意科目になるか、不得意科目になるか大きな分かれ道になる期間です。

ぜひとも英語を得意科目にしていただいて、人生の目標を達成していただきたいと願っています。

TOEICリスニング対策はどのようにすればよいのか?クリアに聞き取れるようになる勉強法

TOEICリスニング対策はどのようにすればよいのか?クリアに聞き取れるようになる勉強法

就活対策のためにTOEICの点数を上げたい大学生の方々、昇進条件のTOEICの点数をクリアしたい社会人の方でTOEICの勉強に励んでおられる方は多いと思います。

しかし、中学・高校と英文法や英文読解の勉強はそれなりに頑張って点数がとれたものの、英語リスニングは苦手な方が多いと思います。本稿ではTOEICリスニングがクリアに聞き取れるようになる対策・勉強法を解説します。

 

TOEICリスニング対策はどのようにすればよいのか?クリアに聞き取れるようになる勉強法


一般的なTOEICリスニング対策

TOEICリスニング対策として英文法や英単語・英熟語の基礎的な学習は当然必要ですが、本稿ではそれらを除くTOEICリスニング対策について論じたいと思います。

一般的なTOEICリスニング対策としては以下のようなものが実施されているようです。

〇TOEICリスニング試験向けの演習問題をたくさんこなすこと
〇TOEICリスニング問題を解いたあと、ディクテーションをやること
〇TOEICリスニング問題文のシャドーイングを行うこと
〇リンキングなど音の変化を学習することなど

 

それぞれについてコメントしたいと思います。

 

〇TOEICリスニング試験向けの演習問題をたくさんこなすこと

⇒TOEICリスニング試験対策として制作された教材は、英語音声を聞いて、設問を解いて、採点をして、英語音声のスクリプトを含めて解説を読むというスタイルとなります。

このような勉強は、試験の形式に慣れる意味でも当然そのような学習は必要となります。

そしてTOEICリスニング問題演習を積み重ねると得点は上昇しますが、ある時点で得点は頭打ちとなります。

TOEICリスニング問題演習ではその人の得点能力の評価をすることはできますが、その人の英語リスニング力の向上にはなかなかつながりにくいものがあります。

TOEICリスニング試験の得点力の向上を目指そうとすると別の方法論が必要となります。

 

〇TOEICリスニング問題を解いたあと、ディクテーションをやること

⇒ディクテーションは英音を聞きながら英文を書き起こしていく勉強方法です。

この勉強法は英音をどれくらい理解できているかを評価する意味では結果ははっきり出ますが、ディクテーションをいくらやっても画期的に英語ヒアリング力が伸びることは期待できません。

聞き取れないものは聞き取れないので、文字に書き起こしようがありません。

スクリプトを見えてこう言う単語かと認識したとしても、別の機会に把握できるとは限りません。

また、ディクテーションは英単語のスペリングの正確性も要求されるので、とても学習するのにとても時間がかかります。

英語のヒアリングの勉強というより、英語での会議や講義の議事メモを書く能力を向上させるための勉強方法と言えます。

 

〇TOEICリスニング問題文のシャドーイングを行うことなど

⇒シャドーイングやリピーティングなど、英音発声に続けて発声をするトレーニングです。

これをやってみたことがある人も多いと思いますが、英語ヒアリング力向上の効果はあまり感じられなかったと思います。

英音研スタッフも日常英会話やビジネス英会話などの音声教材を使って随分長い間シャドーイングやリピーティングをやりました。

特定の教材を半年も毎日続けていると次第に例文も頭に入ってきてシャドーイングやリピーティングが相当程度できるようになります。

そしてその成果をひっさげて米国テレビドラマを英語音声のみ字幕なしで視聴すると、たまに英単語が聞き取れるだけで後は単なる音の流れとしか聞こえず、討ち死にすると言うことの繰り返しでした。

 

〇リンキングなど音の変化を学習すること。

⇒リンキング、リダクションが英音発声で起きるのは正しいですが、これらを教材で勉強したからと言って、残念ながら英語ヒアリング力の画期的な向上にはつながりません。

英音研スタッフはリエゾン教材を半年くらい毎日聞いて、時に発声練習もして勉強しました。リンキング、リダクションが起きる理屈を知ることは面白かったですが、英語リスニング力の向上という面でさっぱりでした。

リンキング、リダクションは1分間に300単語くらいの高速で発声すると自然に起きる現象で、理屈を勉強し少し発声練習をしたからと言って、それで英語リスニング力が劇的に向上することはありません。

 

このような感じで、一般的に言われているTOEICリスニング勉強法はこのようなものが多いのも確かですが、その通りやってみても効果はなかなか出ません。

TOEICリスニング対策
TOEICリスニング対策

本当のTOEICリスニング対策

英語音声が聞き取れるということは「英音を認識すること」と「意味を認識すること」の2つに大きく分けることができます。

多くの日本人が米国のテレビドラマを英語のみ字幕なしで視聴したとき、米国人の俳優のセリフはたまに英単語を聞き取ることができるくらいで、あとは単なる音の流れとしか認識できないと思います。

単なる音の流れとしか認識できない場合は「英音を認識した」とは言えません。

「英音を認識すること」とは英語音声が英単語単位で英単語が1つ1つ区別して認識できることを言います。

そして英語音声が英単語単位で認識できたとして、それを英語音声のまま意味するところを理解できる日本人の方はかなり少ないと思われます。

多くの日本人の方は1つ1つの英単語を必死で日本語に置き換えてようやく英語音声の意味するところを理解しているものと想定されます。

多くの就活大学生の方々や昇進条件に一定以上のTOEICの点数が必要な社会人の方々はTOEICリスニングテストで何とか得点を向上させたいと願っておられると思います。

英語音声を英語のまま理解できれば、それに越したことはありません。

現実的にはそれはできないので皆困っている訳で、それができない以上、認識した英単語1つ1つの英語音声を日本語に必死で置き換えることにより、英語音声の意味するところが何とか理解できれば正解に至るチャンスは増える訳です。

ですので、なんとか英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチできれば、必死の日本語変換努力が可能なわけですが、英語音声が英単語単位で1つ1つキャッチできず、単なる音の流れとしか聞こえなければ、日本語変換するはできません。

となると、何はともあれ、英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチするにはどうしたら良いのかということが、まずは重要課題となります。

TOEICリスニング対策
TOEICリスニング対策

英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチする方法

【日本語聴覚脳】

日本語を母国語とする日本人は、日ごろ日本語の生活環境にいて、日本語聴覚脳が構築できているので、日本語音声を単語単位で認識し、その意味も日本語ベースで認識することができ、日本語音声をたやすく聞き取ることができます。

日本語の発声特性と英語の発声特性は構造的に大きく異なるため、日本語聴覚脳で、英語発声音を英単語単位で1つ1つキャッチすることは難しいものとなります。

そのため日本人が英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになるには、英語聴覚脳をトレーニングにより構築する必要があります。

 

【英語聴覚脳を構築するトレーニング方法】

それではどのようなトレーニングを積むと英語聴覚脳が構築できるのでしょうか?

それは、英語発声特性を活用した英文音読トレーニングを実施することが効果的です。

英文音読ですかあと感じられた方も多いと思います。

英文音読が英語力向上に役立つと聞いてトライした方も多いと思います。

そしてほとんどの人は英文音読を止めていると思います。

理由は簡単で、英文音読は労力と時間が掛かる割に、英語リスニング力を含め英語力が向上したとは感じられないからです。

なぜ英語音読をやっても効果が感じられないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英語音読をしてしまうからなのです。

日本語発声特性でいくら英文音読をやっても英語聴覚脳の構築はできません。

逆に英語発声特性を十分に加味して英文音読をすると、英語聴覚脳が構築でき、驚くほど英語リスニング力が向上して、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになります。

 

【英語発声特性とは】

それでは英語発声特性とはどのようなものでしょうか?

英語発声は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方など、日本語発声の仕方とかなり異なります。詳しくは英音研学習サイトで詳しく具体的に図解で解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

【英語聴覚脳の構築方法とは】

上記の英音研学習サイトをみれば、英語発声特性を理解することはそれほど難しくありません。

しかし、理屈を理解しただけでは英語聴覚脳を構築することはできません。

英語聴覚脳を構築するためには英語発声特性を加味した英語音読トレーニングを毎日短時間で良いので継続的に実施することが必須です。

英語発声特性の土台は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方などが非常に重要です。これらをきちんと実践しつつ、英文音読をする必要があります。

英文音読では英単語のアルファベット1文字1文字をきちんと発声する必要があり、英語フォニックスを毎日1~2分復習することにより脳に刻み込むことが非常に重要です。

そして、1英単語ベースでは音節、アクセント強弱を意識した発声も毎日数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

1英文での強弱を意識した発声を数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

そのうえで英音研学習サイトでは、米国人ナレーターによる音声録音により、英語フォニックスなどの基礎的な学習から、英文を低速・中速・高速の3種で読み上げるトレーニングも実施します。

高速音声に関しては、音声装置を使って機械的に2倍速や3倍速などの不自然な音声ではなく、米国人ナレーターによる肉声での高速発声録音になっていて、高速発声になったとき、どのような強弱リズムになるのかなど非常に勉強になりますので、トライしみてください。

そして米国人ナレーターの高速発声に近い音読ができるようになったとき、英語ネイティブスピーカーの発声方法がどれほど日本語発声方法と違うかということが良く理解でき、そして英語聴覚脳が構築でき、自然体で英語リスニング力が向上していることを実感できることでしょう。

このような音読トレーニングを毎日15分間続け、英音発声特性を脳に刻み込むことにより、英音聴覚脳を構築することができ、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになる訳です。

TOEICリスニング対策
TOEICリスニング対策

英語音声の意味を認識する方法

【日本語への置き換え】

英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになったからと言って、英語音声の意味がしっかり把握できるという訳ではありません。

多くの日本人は、中学・高校で、英単語の意味を日本語で理解するという英語教育を受けてきました。

日本語が母国語である以上、これは不可避です。

英文和訳の試験問題に対処するにも英単語の意味を日本語で理解していることは必須です。

英語音声を英語のまま理解できることは理想ではありますが、一足飛びにそこに至る方法論はありません。

TOEICリスニングテストの点数を向上させようと思ったら、認識できた英語音声の英単語1つ1つをなりふり構わず、日本語に置き換えていって英語音声の意味を把握し、設問の正答率を高めるというのはごく自然な努力だと思います。

英文和訳の場合は、英文を前から後ろから見返すことが可能ですので、じっくり英文を日本語に置き換えていくことが可能ですが、英語音声は、発声されたその場からどんどん音声は消えていくので、ともかく発声された英語の語順の通りに日本語に置き換えていってそのまま英語音声の理解をするというトレーニングは必須です。

例えば”The survey team carried out over 200 interviews with retired people.”(調査チームは、退職者へのインタビューを200回以上実施した)という英語音声だと”The(それ) ⇒ survey(調査) ⇒ team(チーム) ⇒ carried(運ぶ) ⇒ out(外へ) ⇒ over(以上) ⇒ 200(200) ⇒ interviews(インタビュー) ⇒ with(とともに) ⇒ retired(引退した) ⇒ people(人々).”

これにより何とか英語音声の意味が理解できる訳です。ただこの方法は英語発声スピードが速くなってくると、日本語置き換えが苦しくなってくるのも確かですが、英語リスニング力の進化の過程では英語音声の意味を理解するのにはこの方法しかないと思います。

 

【英単語の意味のイメージへの置き換え】

英語音読トレーニングの努力を継続して、英語聴覚脳が強くなってきて、英語単語音声のキャッチ力が強まってくると、日本語に置き換えなくても、英単語の意味のイメージで理解できるようになってきます。

英単語のイメージの方が、日本語への置き換えよりも若干スピードが速くできるので英語音声の意味の理解も楽になってきます。

 

【英語音声のまま理解】

英語音読トレーニングの努力を継続して、さらに英語聴覚脳が強くなってきて、英語単語音声のキャッチ力が強まってくると、認識できた英語音声の英単語1つ1つが単語のまま頭の中を流れるようになります。

例えばさきほどの”The survey team carried out over 200 interviews with retired people.”(調査チームは、退職者へのインタビューを200回以上実施した)という英文だと、”The ⇒ survey ⇒ team ⇒ carried ⇒ out ⇒ over ⇒ 200 ⇒ interviews ⇒ with ⇒ retired ⇒ people.”

では「退職者200人以上調査したのね」で了解という感じです。

そうなってくると少々の高速英語音声でも楽に意味を理解することが可能となります。

TOEICリスニング対策
TOEICリスニング対策

まとめ

英語が聞き取れるということは「英音を認識すること」と「意味を認識すること」の合わせ技です。

「英音を認識すること」は英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチするということでそのためには英語聴覚脳を構築するトレーニング方法を実践することが必要です。

その基礎理論とトレーニング教材は英音研学習サイトで提供していますので、ぜひ実践しみてください。

英語音声を英単語単位で1つ1つキャッチできた1つ1つの英単語の音声の意味を理解するには、ともかくなりふり構わず、発声された語順の通り日本語に置き換えることです。

日本語が母国語である以上、当座のしのぎとしてはこれしかありません。

英語聴覚脳を構築するトレーニングを積み重ねる中で、キャッチできた英単語音声がイメージで意味を理解できるようになり、さらにいつのまにか英単語音声のまま意味が理解できるようになります。

英音研学習に取り組み、英語聴覚脳を構築し、この境地を味わっていただける人が増えることを望んでおります。

就活大学生・社会人の皆様、英音研学習を通じて、TOEICリスニングテストで楽勝に得点ができることを願ってやみません。

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?グーグル翻訳活用・英音研発声法による英語スピーキング上達法

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?グーグル翻訳活用・英音研発声法による英語スピーキング上達法

世界的な感染症の流行の影響で、自宅でのリモートワークで仕事をする人たちも増え、また多くの国々の人たちと英語でWeb会議をする機会が増えたと思います。新型コロナ禍以前だと、国内はもとより海外での打ち合わせでも会議室において対面でするものという固定観念がありましたが、多くの国の人々が国内外との人たちとWeb会議で簡単に打ち合わせができることを知り、実行するようになりました。

 

そのような会議では様々なテーマ・論点に対して質問をし、意見を言う機会が増えた人が多いと思います。海外の方々とのWeb会議で使われる言語は英語であることが多く、コミュニケーションツールとしての英語の重要性を再認識されたと思います。

 

しかし、日本人の場合、日本語ならスムーズに意見が言えるのに、英語だと言葉が出てこず思った通りの意見が言えない人が非常に多いものと想定しています。

 

中学・高校・大学教養科目で8年間も英語を勉強しているのに、なぜ日本人は英語スピーキングが苦手なのでしょうか?

 

本稿では、日本人が英語スピーキングを苦手とする原因を解明し、その対策としてGoogle翻訳活用・英音研発声メソッドによる英語スピーキング上達法を解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)

 


英語の4大能力

英語の4大能力と言われている「読む」「書く」「聞く」「話す」のうち、「読む」「書く」は文字を利用して行うため、大学入試の英語科目をある程度の得点ができるようになった人は英文読解・英作文とも時間を掛けさえすればなんとか対応できるものと考えられます。

 

英語の「聞く」「話す」は、英語音声がベースとなるため、日本人にとっては「読む」「書く」よりも難易度が上がります。そのうち英語を「聞く」こと、すなわち英語リスニングは相手が言ったことを聞き取るという受動的な活動であるのに対し、英語で「話す」こと、すなわち英語スピーキングは相手が話し終えて、その内容に対してすぐに自分で英語組み立てて話すと言う瞬発力が求められる能動的な活動です。そのため、英語の4大能力の中で一番難易度が高く、日本人にとって英語リスニングが苦手になる要因だと考えています。

 


日本の学校教育での英語スピーキング学習の現状

かつて日本の高校入試や大学入試では英文読解・英作文に重点が置かれていましたが、昨今、英語リスニングが高校入試や大学入試で試験科目とされるようになったので、中学・高校でリスニングの授業や試験を受けた方も多いと思います。

 

しかし、現在、日本での高校入試や大学入試で英語スピーキングを試験対象としている学校は殆どないと想定され、生徒側としても入試で試験科目でない英語スピーキングの学習に時間を割くモチベーションは非常に低いものと考えられます。

 

大学生になると、就職活動や院試で、TOEICの点数を申告することが求められるため、TOEICの勉強をした人も多いと思います。TOEICには英語を「話す」と「書く」を対象とした試験もあるのですが、就職活動と院試で求められる試験の点数は英語を「読む」と「聞く」を対象とした試験なので、大学生になっても英語スピーキングへの学習モチベーションは低いものとなります。

 

そのため大学を卒業し就職して海外の取引先とビジネス交渉をしなければならない事態になった時、多くの日本人は英語でうまく交渉できないと言う困った状況になるものと想定されます。

 

このように各種の入学試験などに英語スピーキングが試験科目に入っておらず、多くの日本人にとって学習モチベーションが低いことが、日本人が英語スピーキングを苦手とする大きな原因になっていると思います。

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

日本人が英語スピーキングを苦手とする主な要因

日本人が英語スピーキングを苦手とする主な要因としては、以下のものが考えられます。

・英単語・英熟語力不足

・英文法力不足

・英語リスニング力不足

・発言コンテンツの考察力不足

・発言コンテンツを英語化する力不足

・発言コンテンツの英語発音力不足

 

これらの要因が複合的に組み合わされて英語スピーキングが苦手になっているものと考えられます。以下1項目ずつ解説していきたいと思います。

 

英単語・英熟語力不足

英単語・英熟語力が不足していると、英語で言いたいことがなかなか表現できませんし、それ以前に相手が話していることも当然よく理解できません。英単語・英熟語記憶学習方法に関して、画期的な方法論はなく、地道な努力で覚えるしかありません。

 

英語リスニングの場合、英語ネイティブスピーカーが話す英単語・英熟語をカバーする必要があるので、記憶学習量が非常に多くなりますが、英語スピーキングの場合は自分が使う英単語・英熟語は自ら決めることができるので、それほど多量に記憶する必要はなくなります。

 

英単語・英熟語記憶学習については、英語リスニングの観点からですが、別のブログ「英語リスニングにとって英単語学習はどう進めるべきか?」と「英語リスニングにとって英熟語学習はどう進めるべきか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語リスニングにとって英単語学習はどう進めるべきか? 英単語記憶学習は地道にやるしかないです。 (eionken.co.jp)

 

英語リスニングにとって英熟語学習はどう進めるべきか? 記憶学習が必須だが、音声付きの良い英熟語教材が少ないと言う問題があります。 (eionken.co.jp)

 

英文法力不足

英文法は、疑問文、否定文、仮定法など表現パターンごとの表現ルールなので、英語スピ―キングにとって非常に重要な要素となります。英語スピーキングの際、英文法に則して英文を組み立てて話さないと相手にはキチンと意図が伝わらないことになります。

 

しかし、中学・高校の英文法の学習過程で英文法の学習が嫌いになった人は相当いるのではないかと思います。あまりに細かなルールや例外ルールをたくさん詰め込まれて覚えきれなくなることなどが大きな要因だと思います。

 

自分が英語スピーキングをする際に活用する英文法のルールは、基本的な実用英文法の範囲内の基本的なものだけで良いとすることで、かなり英文法の学習は楽になるのではないかと思います。

 

英文法学習については、英語リスニングの観点からですが、別のブログ「英語リスニングにとって英文法はどう必要なのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語リスニングにとって英文法はどう必要なのか?リスニングにとって英文法の比重はそれほど重くないですが、英語スピーキングには実用英文法は必須です。 (eionken.co.jp)

 

英語リスニング力不足

英語リスニングが苦手なため、相手の言っていることが良く理解できないため、意見が適切に言えないケースです。英会話は相手と自分との言葉のキャッチボールですので、相手が言っていることが十分に聞き取れないとなると、質問のしようがなく、意見の言いようがありません。

 

日本人の場合、英語スピーキングのみならず、英語リスニングを苦手している人は非常に多いものと想定され、そのため、英語スピーキングも苦手になっていると考えられます。

 

英語リスニングが苦手な理由やその克服方法については、別のブログ「英語が聞き取れる:英語リスニングにおける「英音の認識」と「意味の理解」」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語が聞き取れる:英語リスニングにおける「英音の認識」と「意味の理解」 (eionken.co.jp)

 

発言コンテンツの考察力不足

会議の場合、会話はいくつかのパターンがあります。

・相手の意見に対して質問する。

・相手の意見に対して意見を言う。

・相手の質問に対して回答する。

・相手の質問に対して質問する。

 

どのような意見を言い、どのような質問をするかは、人の話を分析する技術、説明する技術や質問する技術がありますので、英語の学習とは別にそれらをまずは学習することが必要です。ビジネス関連書籍などで解説書が出版されていますので、そちらを参照して頂ければと思います。

 

ただ、英語スピーキングの観点からは、相手の発言内容を英語のまま分析できるか、日本語に置き換えて分析するかどが大きな分岐点となります。

英語のまま相手の発言内容を分析できる人は、そのまま英語で意見や質問が考えられるので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は相手の英語での発言内容を日本語に置き換えて分析するため、意見や質問も日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

その次のプロセスとして、英語スピーキングの観点からは、どのような意見を言い、どのような質問をするかを、日本語で考えるか、英語で考えることができるのかが大きな分岐点となります。

英語で意見や質問が考えられるような人は、それをそのまま口に出せばよいので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

発言コンテンツを英語化する力不足

英語スピーキングの観点からは、どのような意見を言い、どのような質問をするかを、日本語で考えるか、英語で考えることができるのかが大きな分岐点となります。

英語で意見や質問が考えられるような人は、それをそのまま口に出せばよいので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

多くの日本人は発言コンテンツを日本語で考えるため、それを頭の中で日本語から英語に英作文することになりますが、日本語発言コンテンツを英語化する力不足のため、相手が発言を終えても、瞬発的に発言することが難しくなります。

 

日本語発言コンテンツを英語化する力不足の原因としては、英単語・英熟語力の不足、英文法力の不足、英語表現力の不足など考えられます。

 

世の中に出回っている英会話教材には、疑問文、現在完了、仮定法など英文法の学習項目ごと、喜怒哀楽などの感情や「~してくれますか?」「~にしましょう」などの英語表現パターンごと、海外旅行での入国手続きや売店での買い物などの英語活用シーンごとなどのパターンプラクティスで、発言コンテンツを英語化するスキルを身に着けさせようと方法のものが非常に多くあります。

 

筆者もそれらの表現パターンプラクティスの英会話教材で学習しましたが、すらすらと英語化して話をすることはできませんでした。それらの学習パターンが十分に身についていないからだと言われればそれまでですが、学習パターンを現実の場面に適用し、適切な英単語・英熟語に入れ替えて適切に表現することが現実的には難しいからだと考えています。

 

発言コンテンツの英語発音力不足

自分はちゃんとした英語で話しているつもりでも、会議に参加している英語ネイティブスピーカーに理解されず、聞き直された経験がある人も多いと思います。このような事が何回かあると自分の英語発音に自信をなくし、海外Web会議に参加しても積極的に発言したくないという事態に陥ることもあります。

 

英語発音力不足の原因としては、息の出し方などの英語発声の主な要因と、英単語1つ1つなど英語発音対象レベルにおいて、日本語発声特性を使ってしまい、英語発声特性で発音できていないことにあると考えています。

 

英語発声特性としては、下記のような「英語発声要素」「英語発音対象レベル」の2つのカテゴリーが複合的に組み合わされていて、英音発声をする必要があります。

 

英語発声の主な要素

・息の出し方・流し方

・声帯の使い方

・舌・歯・唇の使い方

・口の開き方・閉じ方

 

英語発音対象レベル

・アルファベット1文字1文字

・英単語1つ1つ

・英文1文

 

これらに関しては、別のブログ「どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか? (eionken.co.jp)

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

 


英語が自然に出てくるようにするための英語スピーキング学習戦略

英語スピーキングが苦手となる主な要因のうち、どのようにすれば「発言コンテンツを英語化する力」を身につけることでき、英語が自然に出てくるようできるのかを解説したいと思います。

 

現実的な目標設定

母国語が日本語である日本人に「あなたは日本語の発言をどのようなメカニズムで発していますか?」と質問をしたら、多くの人が「思いついたことを口に出すだけ」と答えることでしょう。これが母国語というものです。

 

他方、これが日本人にとって外国語である英語でとなると、日本語で発言内容を考えて、頭の中で日本語から英語に英作文をして、それを口に出すというプロセスを経ることがとても多いと思います。この状態から英語が母国語の人たちのように「英語で思いついたことを口に出すだけ」という状態に至るのは相当困難な道のりだと考えられます。

 

経営学で「戦略」の定義の1つに「捨てること」というものがあります。人・物・金の経営資源が限られている中で、あれこれ広く浅く取り組んでは企業競争に負けることになるので、ある物事に経営資源を集中配分し、それ以外の分野はあきらめるという訳です。

英語スピーキング学習戦略も同様です。

 

専門科目の勉強で忙しい大学生や大学院生、担当業務で超多忙な社会人にとって英語スピーキングだけに多くの時間を割くことはできません。

そのためにはどんなことにでも「英語で思いついたことを口に出すだけ」という状況を目指すのはあきらめ、特定分野に絞ってスラスラ英語で話せるようにすることを目指す訳です。

大学生や大学院生だと専門分野、社会人だと担当分野、一般の人だと趣味などにフォーカスすることが考えられます。

 

特定分野に絞ってスラスラ英語で話せるようにするための英語スピーキング学習方法

パターンプラクティスの英会話教材で英語スピーキング力が思ったように身につかない大きな原因は、英会話教材に記載されている英語会話例文が自分事ではなく、一般論や他人事であることだと考えています。銀行に勤めている人が、製造業の製品輸出交渉に関するビジネス英会話を学習しても使える機会はかなり少ないと考えられます。

それではどうすれば良いのでしょうか?

 

業務で作成・送信した日本語電子メールコンテンツ

社会人の場合、担当業務において自分で作成・送信した日本語電子メールのコンテンツが、一番有益な英語スピーキング教材になると考えています。担当業務で作成・送信した電子メールコンテンツは業務で誰かに何かを伝える必要性があり、リアリティに溢れたものがほとんどです。しかも、自分向けの英語スピーキング用のコンテンツを別途新たに時間と労力をかけて新作をする必要はなく、すでにそこあるものです。

 

AI機械翻訳アプリの活用

一昔前だと、英語の電子メールを作成・送信するのに、自力で英作文をする必要があるため、かなり時間がかかりました。

 

しかし、現在はAI機械翻訳アプリが無料で簡単につかえるようになり、状況が一変しました。以前、機械翻訳アプリは翻訳精度が低く実用に耐えないものでしたが、昨今のGoogle翻訳やDeepLなどの人工知能を活用した機械翻訳アプリの翻訳精度はそこそこ高いものがあり、実用に耐えるものとなっています。

 

そこで、業務で作成・送信した日本語の電子メールコンテンツをGoogle翻訳やDeepLなどのAI機械翻訳アプリにインプットして英語に翻訳します。翻訳英語が気にいらないところは少し自分で修正します。そして電子メールの日本語文と翻訳した英語文をマイクロソフトExcelに1行ずつ左列に日本語、右列にその英語翻訳文を日英1文ずつインプットすると自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材が出来上がります。

 

ちなみに機械翻訳アプリの翻訳精度を上げるプチ工夫としては、機械翻訳アプリにインプットする日本語文に主語や目的語などを追記したり、一文を長くしないで、短く区切って表現することが考えられます。日本人向けの電子メール表現の際に主語や目的語を補いすぎると不自然な日本語表現となってしまいますので、機械翻訳アプリにインプットする直前に少し補記するのが良いと思います。

 

1人で出来る英語スピーキング上達法

出来上がった自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材を使って、以下のように学習します。

 

まず英文をゆっくり正確に音読します。この場合、日本語発声特性で英文音読をしても効果は薄いものとなります。しっかりと英語発声特性で英文の音読をします。

 

これらに関しては、別のブログ「どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか? (eionken.co.jp)

 

英文音読の際、英文がどのような構造になっているのかもそれなりに認識します。機械翻訳された英文は、各種の前置詞、接続詞thatなどを有効に活用して、構築されていることが良く理解できると思います。また「~に関して」は“Regarding”が良く使われていることなどもすぐに認識でき、実際の会話でも使えるようになります。

 

英文を音読する際、最初は1単語1単語正確にゆっくり正確に、慣れてきたら徐々にスピード上げて高速音読ができるようにもし、アップテンポな英語発言のトレーニングとします。ただし、英語スピーキングのスピードを上げることにより正確な発音がないがしろにされてしまうのでは意味がありません。あくまで正確な発音ができる範囲でのアップテンポは英文音読が求められます。何回か英文音読して、日本語のみを見て英文が言える状態だと思えるようになったら、今度は日本語のみを見て英文を口に出します。うまく言えなかったら、再度、英文を何度か音読します。日本語のみを見て英文が言えるようになったら次の文に移ります。

 

もし、英語の発音に自信がないときは、その英文をGoogle翻訳にインプットして、マイクのマークをクリックすれば、英語音声で聞くこともできます。一昔前この種の機械音声は違和感が強かったですが、昨今の機械音声はかなり人間の声に近いものがあります。

 

この自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材を使った音声学習を毎日短時間でも続けていくと、いつしか自分が担当している業務に関する英語を話さなければならなくなったときに、英語表現がある種の塊となって頭に思い浮かぶので、それをつなげていくと、それなりの長さの英語が話せるようになることが実感できることと思います。

 

上記は業務で作成した日本語の電子メール文を活用する英語スピーキング学習法ですが、趣味の事でプライベートにやり取りした日本語電子メール文があるなら、それを使えば趣味に関しての英語スピーキング教材として使えます。

大学生や大学院生の方でしたら、専門分野に関して同級生や先生とやりとりした日本語電子メール文があるなら、それを使えば専門分野に関しての英語スピーキング教材として使えます。

もし電子メールコンテンツの蓄積がないのでしたら、話せるようになりたい分野に関してインターネットのコンテンツを集めて日英対訳集を作ればよいと思います。

 

実践の場での英語スピーキングの発音

英語での会議の場での発言の際は、同僚の日本人の視線を意識して流暢な英語を披露しようとハイスピードで話そうとしないと言うことがポイントとなります。

 

どうしても英語スピーキングへの苦手意識に、自分の言いたいこと・言うべきことをさっさと発言して早く重圧から逃れたいと言う気持ちも加わり、早口になりがちなのだと思います。そうなると英語発音がいい加減になり、周りの人たちには理解しづらい英語となってしまいます。そうなると発言を聞いていた人たちは「あなたの発言はよく理解できなかったから、もう一度言ってください」などのリクエストが出て却って時間が掛かってしまうことにもなりかねません。

 

ここは、ともかく英単語アルファベット1文字1文字、ゆっくりでよいのできちんと発音することが非常に重要となります。口語でのコミュニケーションですので、ゆっくりとしたスピードで良いのできちんとした発音で発言し、発言内容をきちんと周りの人達に理解されることが最重要ポイントとなります。

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

まとめ

これまでパターンプラクティスがベースの英会話教材にトライしても、英語がスラスラと出てこない状況の日本人は非常に多いと思います。それはこれらの英会話教材は一般論・他人事なので、なかなか自分事としての場面に応用することが難しかったのだと思います。

 

他方、母国語が日本語である日本人が外国語である英語を使って「思ったことを口にだすだけ」という英語ネイティブスピーカーのレベルに達することは非常に難しいと思います。

 

多忙な日本人としては、自分の専門分野・担当業務分野・趣味など自分事として話す必要があること、話したい事に絞り、関連する豊富な日本語コンテンツデータをAI機械翻訳して自分用オリジナル日英対訳集で英語スピーキング学習をすることが必要だと思います。その他の分野に関して英語を使って「思ったことを口にだすだけ」という英語ネイティブスピーカーのレベルに達することは当面あきらめましょう。

 

英音研学習サイトの中でデイリープラクティスや英文音読トレーニング教材を提供していますので、1日15分のトレーニングを簡単に積むことができます。

 

本稿により皆様の英語スピーキングの発音が上達し、海外とのWeb会議などで海外の方々とのコミュニケーションがスムーズに進むことを願っております。

オンライン英会話はどうなのか?学習方法しだいでかなり効果が出ます。

オンライン英会話はどうなのか?学習方法しだいでかなり効果が出ます。

近年、インターネットのWeb会議システムを活用したオンライン英会話のサービスが急速に普及しています。

このオンライン英会話をどうすれば効果的に活用できるのか解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)

 


オンライン英会話とは

近年、光ファイバーの普及により、通信回線の伝送容量が大幅に増強され、動画もサクサク送受信できるようになりました。

これにともない動画によるWeb会議システムを活用したオンライン英会話サービスを提供する会社が増え、それを利用して英会話学習をする人たちが急速に増加しています。

オンライン英会話サービスの料金は、毎日1回25分間使って月額6,000円程度です。毎日頑張って使ったとすると30日間で合計学習時間は12.5時間となります。30日間毎日利用したとすると、何と1回200円となります。

英会話スクールだと1時間授業で月4回、学習時間は合計4時間で月額2万円程度です。月1回あたりの授業料は5,000円程度となります。

オンライン英会話は、通学する必要もなく、いつでもどこでも利用できるなどの特徴もあり、英会話スクールに比べて、活用方法次第でオンライン英会話の方が、断トツ、コストパーフォーマンスが高いと言えます。

オンライン英会話の授業内容ですが、フリートーキングを希望すればそれも可能ですが、オンライン英会話サービス提供会社の方で、TOEIC試験対策やニュース記事など各種のテキストを準備していて、それに沿ってサービスを受けることも可能です。

テキスト方式の場合、まずテキストの英文を生徒が音読して、その発音矯正レッスンをした後、テキスト内容に沿った設問について会話し、最後にテキストの内容について自由討議という感じがよくあるパターンです。

 

オンライン英会話
オンライン英会話

目的別のオンライン英会話利用

このようなオンライン英会話ですが、学習者の利用目的に応じて、様々な対応が可能と言えます。

 

〇英語を話す機会がないので、海外の人と英語で話してみたい。

⇒かつてのように勇気をふるって英会話喫茶店に行ったり、外国人に人気の観光スポットに出掛けて蛮勇をふるって外国人に話しかける必要がなくなりました。

オンライン英会話サービスに会員登録して、月額費用を支払えば、すぐに希望はかないます。

 

〇世界のいろいろな人たちと英語で雑談をしたい。

⇒英会話スクールでもそれなりに希望はかないますが、講師の先生の国籍の数や人数には限界があります。

オンライン英会話だと、英語ネイティブスピーカーのみならず、ノンネイティブスピーカ―でも英語に堪能な人が講師となっており、数十か国の国籍、男女、年齢層も若い人から年配の人、職業も様々なので、毎日講師を変えれば1か月で30人もの人たちと国際交流が可能です。これはオンライン英会話サービスだからこそ実現できますね。

 

〇海外旅行に行ったときに、入国審査、土産店やレストランで困らないようにしたい。

⇒海外旅行関連のテキストを使って、旅行予定国の土産店やレストランに勤めている人を先生に選べば、使用する表現に加え、お国なまりに慣れることができ、一石二鳥です。

 

〇自分の店に、訪日外国人旅行者が来た時に、スムーズに接客したい。

⇒店舗接客関連のテキストを使って、自分が勤める店に多く来る訪日外国人の国籍の人を先生に選べば、使用する表現に加え、お国なまりに慣れることができ、一石二鳥です。

 

〇TOEIC・英検などのスピーキングテスト・リスニングテストで良い点数を取りたい。

⇒まずはTOEIC・英検などのスピーキング・リスニングテスト対策のテキストを使っての英語スピーキングやリスニングトレーニングとなります。

TOEICリスニングテストのように、アメリカ英語に加えて、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語のお国なまり英語のリスニングテストへの対応力を増強したいと考えるなら、その国籍の先生を指名して、レッスンを受けることもたやすくできるようになりました。

 

〇いずれ英米の大学や大学院に留学したい。

⇒まずはTOEFLなどの英語力評価テスト対策のテキストを使っての英語スピーキングやリスニングのトレーニングとなります。

そのうえで大学や大学院の講義が理解でき、グループワークの授業の場合、チームメイトの同級生の意見が聞き取れ、自分の考えを話す英語力も必要となります。

英米企業の役員だった人などを講師に選ぶと良さそうです。

そのほか、「英米のビジネスパートナー企業との仕事上の打ち合わせ、交渉ができるようになりたい」や「いずれ外資系企業に転職して、上司や部下が英米人でもちゃんと仕事ができるようにしたい」などの目標に関しても、学習方法次第でオンライン英会話は効力を発揮するものと考えられます。

このようにまずはどのような目的・目標でオンライン英会話を活用するのかを設定し、それに向けてどのように活用すべきなのかを考えることが重要です。

オンライン英会話
オンライン英会話

オンライン英会話でよくある課題

このようなオンライン英会話ですが、実際に活用してみると、いくつか課題も見えています。

英語力の観点で大きな課題としては以下の3つがあります。

〇オンライン英会話のテキストの音読レッスンはあまり面白くない。先生がいろいろと発音の間違いなどを指摘してくれるが、英語ネイティブのような発音になった気がしない。

〇英語を話すことに慣れてきたけれども、自分が使える英語表現や英単語の範囲内での英語スピーキングとなり、マンネリ化してきた。

〇英語リスニングに関しては、講師の先生の話すことはそれなりに聞き取れるが、TOEIC、英検などのリスニング試験の点数は思ったほど向上しない。

1つずつコメントしていきたいと思います。

 

〇オンライン英会話のテキストの音読レッスンはあまり面白くない。先生がいろいろと発音の間違いなどを指摘してくれるが、英語ネイティブのような発音になった気がしない。

英語の発音矯正は、英語スピーキングのみならず、英語リスニングにとっても非常に重要な要素です。

いろいろ先生が指摘してくれるが、英語ネイティブのような発音になった気がしないのはなぜでしょうか?

オンライン英会話の講師達からすると、日本人の英語発声は日本語なまりがきつくかなり違和感があります。

しかし、日本語なまりの英語をどのようにすれば、英語発声特性の発音に矯正できるのかが、オンライン英会話の講師達にはよく判らないのです。

これはオンライン英会話の講師の先生達のほとんどは日本語の発声の仕方と英語の発声の仕方がどう違うかをよく知らないことが大きな原因となっています。

これはバイリンガルの日本人講師の方々も同じです。

日本人のバイリンガルの方々は育った環境が日本と英語の両方だったりして自然と英語をマスターできているので、純粋日本人がどのように英音発声矯正をすべきなのか判らないケースが多いのです。

英音研では、日本語と英語の発声特性が構造的に大きく違うことを解明しました。

そして日本人が英語スピーキングや英語リスニングを苦手とする大きな原因がそこにあることを突き止めました。

詳細は、英音研学習サイトで、図解入りで説明していますので、ぜひアクセスしてみてください。

 

〇英語を話すことに慣れてきたけれども、自分が使える英語表現や英単語の範囲内での英語スピーキングとなり、マンネリ化してきた。

非常によく理解できる課題です。

これに関して、英語日記をつけることで状況を打破している人がいて、そのやり方を少し筆者なりにアレンジした方法論を提示したいと思います。

(1) 日記と言っても、その日の所感を書くのではなく、オンライン英会話で会話する想定の内容をまず日本語で書きます。いきなり英語で書くと書きたいことが書けないため、まずは日本語で書きます。

(2) その日本語をまずは独力で英語にします。英作文ですね。かなりの力量がないと書いた自分でもひどい英語だと思うものです。

(3) 日本語で書いた日記をGoogle翻訳やDeepLなどの翻訳ソフトにインプットして、英語に翻訳します。少々、意図と違うところは、自分なりに修正します。独力の英語の言い回しよりもかなり英語らしい表現となります。

(4) オンライン英会話の時に、その英作文を講師の方に頼んで添削していただき、先生に音読してもらい、自分でも音読して先生に発音を矯正してもらいます。いずれ自分がどこかで使うであろう英語表現なので、頑張ってマスターしようと言う気持ちになります。

(5) 復習として、オンライン英会話の講師の先生に添削して頂いた英文を、英音研学習の英語発声特性を十分考慮し、講師の先生の発声を真似て、10日ほど毎日音読トレーニングを実施します。これを日本語発声特性のまま音読トレーニングをしても効果を十分に得ることができません。

(6) マスターした英文を次回以降のオンライン英会話で使ってみて、従来の自分の限られた枠内から突破した英語表現ができた喜びをかみしめます。

少々手間がかかりますが、これくらいやらないと英語スピーキング力は向上しません。

 

〇英語リスニングに関しては、講師の先生の話すことはそれなりに聞き取れるが、TOEIC、英検などのリスニング試験の点数は思ったほど向上しない。

オンライン英会話の講師の先生方の発声内容がそれなりに聞き取れるのには理由がちゃんとあります。

オンライン英会話の講師の先生方は、多くの日本人英語学習者が英語リスニングを苦手にしていることをよく知っているので、手加減して簡単な英単語を使って、やや遅めの発声スピードで、明瞭に発音してくれます。

オンライン英会話の講師の先生方がナチュラルなスピードで発声すると、多くの日本人英語学習者は、聞き取ることができず、英語レッスンにならない上に、講師評価で良くない先生と言われてしまうからです。

オンライン英会話のレッスンの際、いつもよりかなり早口で発声してくださいとお願いすれば、彼らの実力の程、自分の英語ヒアリングの実力の程はすぐに判ります。

筆者が英国の経営大学院で勉強していたころ、イギリス人同級生には日本人の英語力が今一歩であることはすぐに理解されてしまうので、イギリス人は使う英単語や話すスピードなどを手加減してくれます。

その証拠に、英国人同士のナチュラルな会話となると、日本人にはかなりついていけないものがありました。

オンライン英会話
オンライン英会話

 


英音研学習を活用したオンライン英会話の効果的な学習方法

【日本語聴覚脳】

日本語を母国語とする日本人は、日ごろ日本語の生活環境にいて、日本語聴覚脳が構築できているので、日本語音声を単語単位で認識し、その意味も日本語ベースで認識することができ、日本語音声をたやすく聞き取ることができます。

日本語の発声特性と英語の発声特性は構造的に大きく異なるため、日本語聴覚脳で、英語発声音を英単語単位で1つ1つキャッチすることは難しいものとなります。

そのため日本人が英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになるには、英語聴覚脳をトレーニングにより構築する必要があります。

 

【英語聴覚脳を構築するトレーニング方法】

それではどのようなトレーニングを積むと英語聴覚脳が構築できるのでしょうか?

それは、英語発声特性を活用した英文音読トレーニングを実施することが効果的です。

英文音読ですかあと感じられた方も多いと思います。英文音読が英語力向上に役立つと聞いてトライした方も多いと思います。

そしてほとんどの人は音読を止めていると思います。

理由は簡単で、英文音読は労力と時間が掛かる割に、英語リスニング力を始めとして英語力が向上したとは感じられないからです。

なぜ英語音読をやっても効果が感じられないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英語音読をしてしまうからなのです。

日本語発声特性でいくら英文音読をやっても英語聴覚脳の構築はできません。

逆に英語発声特性を十分に加味して英文音読をすると、英語聴覚脳が構築でき、驚くほど英語リスニング力が向上して、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになります。

 

【英語発声特性とは】

それでは英語発声特性とはどのようなものでしょうか?

英語発声は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方など、日本語発声の仕方とかなり異なります。

詳しくは英音研学習サイトで詳しく具体的に図解で解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

【英語聴覚脳の構築方法とは】

上記の英音研学習サイトをみれば、英語発声特性を理解することはそれほど難しくありません。

しかし、理屈を理解しただけでは英語聴覚脳を構築することはできません。

英語聴覚脳を構築するためには英語発声特性を加味した英語音読トレーニングを毎日短時間で良いので継続的に実施することが必須です。

英語発声特性の土台は、呼気の流し方、音階、舌の使い方、口の開き方などが非常に重要です。

これらをきちんと実践しつつ、英文音読をする必要があります。

英文音読では英単語のアルファベット1文字1文字をきちんと発声する必要があり、英語フォニックスを毎日1~2分復習することにより脳に刻み込むことが非常に重要です。

そして、1英単語ベースでは音節、アクセント強弱を意識した発声も毎日数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

1英文での強弱を意識した発声を数分復習することにより脳に刻み込むことも非常に重要です。

そのうえで英音研学習サイトでは、米国人ナレーターによる音声録音により、英語フォニックスなどの基礎的な学習から、英文を低速・中速・高速の3種で読み上げるトレーニングも実施します。

高速音声に関しては、音声装置を使って機械的に倍速や3倍速などの不自然な音声ではなく、米国人ナレーターによる肉声での高速発声録音になっていて、高速発声になったとき、どのような強弱リズムになるのかなど非常に勉強になりますので、トライしみてください。

そして米国人ナレーターの高速発声に近い音読ができるようになったとき、英語ネイティブスピーカーの発声方法がどれほど日本語発声方法と違うかということが良く理解でき、そして英語聴覚脳が構築でき、自然体で英語リスニング力が向上していることを実感できることでしょう。

このような音読トレーニングを毎日15分間続け、英音発声特性を脳に刻み込むことにより、英音聴覚脳を構築することができ、英語発声を英単語単位で1つ1つ認識できるようになる訳です。

オンライン英会話
オンライン英会話

まとめ

このような英音発声特性を十分に加味した英文音読トレーニングにより、英音発声が矯正され、英語スピーキング力が向上するととともに、英語リスニング力も向上するというメカニズムになっています。

英音研学習での英文音読トレーニングの成果を、オンライン英会話で実践してみて、さらなる高みを目指すことというサイクルを回すことが、英語リスニング力の向上のみならず、英語スピーキング力の効果的な向上につながります。

ぜひ、英音研学習での英文音読トレーニングとオンライン英会話を組み合わせた学習方法で、英語力を向上させ、人生の目的を達せられることを願っております。

英語リスニング試験の復習はどうやるべきか? リスニング問題を活用した英文音読学習が効果的です。

英語リスニング試験の復習はどうやるべきか? リスニング問題を活用した英文音読学習が効果的です。

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニング(実用英語技能検定)などの英語リスニング試験や問題演習の復習をどうすると良いのか悩んでいる方が多いと思います。

本稿では、おすすめの英語リスニングテストの復習の仕方を解説します。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)


受験勉強の復習に関する衝撃的な出来事

若かりし頃、筆者は、大学入試の本番当日、必死に入試問題の設問に取り組んでいました。

国語の試験のある問題を読んだとき、どこかで解いたことのある問題だなと感じつつ、解答欄に答えを記入していきました。

そして、その日の試験科目が終わり、帰りを待ち合わせていた同じ高校の友人に話しかけました。

「国語の試験のあの問題、どこかで解いたことある気がしたんだけど、どうかな?」

その友人曰く「高校3年の春に学校でやっていたあの問題集でやったのと同じ問題だった」

大学入試の全日程が終わり、国語の試験のどこかで見た問題について非常に気になり、その問題集と問題を解いた自分のノートを見てみました。

まず、問題集をみてその問題を探しました。

ありました。何と、その年の入試問題とその問題集の問題が、設定文も設問も全部同じだったのです。

こんなことがあるのだと意外に思いつつ、大学の先生も新作問題を作るのが大変だから、大昔の出題した問題をそのまま出題することもあるのかと思いました。

そして衝撃的だったのが、その問題を解いた自分の解答ノートを見たときでした。

何と、その年の入試問題への自分の解答と、最初に問題集で解いた解答が、正解の箇所も、間違いの箇所も、まったく同じだったのです。

最初に問題集でその演習問題を解いたとき、当然、答え合わせをして、間違えたところはなぜ間違いで、正解はどれかということがノートに記録されていたものの、本番の入試ではまったく活かされなかった訳です。

問題演習をし、その答え合わせをして、あまり時間が経過していない時点だったら、もっと得点できたかもしれません。学校の中間テストや期末テストはそのパターンだと思います。

しかし、長い時間が経過すると、勉強したことは忘れて元の自分に戻ってしまうものなのでしょう。

となると、身に着いていない能力を身に着けるためには、それ相応の定着させるための繰り返しの復習なり、トレーニングが必須だと感じたものでした。

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

受験勉強に関する勉強・復習方法

試験対策としての勉強・復習方法には、様々な考え方があると思います。

 

【新作問題への対応力強化型】

高校の頃の筆者の受験勉強への考え方は、入試問題は、少なくとも過去数年間は同じ問題は出ず、新作問題が出題されるのだから、ともかく多種多様な問題集の問題をともかく大量に解くというものでした。

もちろん、解いた問題の答え合わせはすぐにやって、なぜ間違えたか、どうすれば正解に至るかは考えますが、一度やった問題はそれで終わりでした。

入試問題演習の復習としては非常にライトな感じだったと思います。

その成果としては、いくつかの大手有名予備校の全国模試では、どこの予備校のものでも、それなりに良い成績を上げていて、新作問題対応型の勉強法への成果を感じていました。

 

【復習スーパー重視型】

他方、大学入試の国語の問題について、すぐにあの問題集でやった問題だと答えた友人は、受験勉強・復習戦の方法はかなり異なっていました。

筆者のように様々な問題集にトライせず、学校指定の問題集に絞って復習し、一度やった問題を絶対に間違わないという復習スーパー重視型の勉強スタイルでした。

間違えた問題をコピーして、間違いノートに貼り付けて、そのノートを徹底的に何回も復習していたのです。

その友人も成績優秀でしたので、この復習スーパー重視型の勉強方法も有効だったのだと思います。

 

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

英語リスニングの勉強・復習のパターン

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検(実用英語技能検定)リスニングなど様々な英語リスニングテストへの試験勉強をしている方々の勉強・復習方法はいくつかパターンがあると思います。

 

【大量リスニング問題演習型】

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど受験する予定の英語リスニング試験に関して、市販されている問題集をどんどんやっていって、それが終われば次の新たな問題集に取り組み、ともかく大量にリスニング問題演習をするタイプです。

もちろん、英語リスニング問題にトライした後、解答を見て、点数をつけて、間違えたところはなぜ間違えたかなどの復習はやる訳ですが、すぐに次の問題にトライする方式で、ライトな復習の仕方と言えます。

試験本番で同じ問題は出ないのだから、ともかく多種多様な問題を経験しておきたいのと、大量に問題を解くことによって、英語リスニング力も上がるだろうという考え方がベースにあろうかと思います。

このやり方は、そのリスニング試験での基本的な出題パターンへの慣れ、よく出題される英語音声のトピックスの傾向への慣れ、ひっかけ問題・設問形式への慣れなどにより、問題演習を重ねると得点が伸びていきます。

このような学習は大学入試英語リスニングやTOEIC、英検、TOEFLなどの英語力検定試験などには必須です。

しかし、ある時点でそれ以上、点数が伸びなくなり頭打ちとなります。少し得点が上がると喜べますが、調子が悪いと得点が下がることもあり、気落ちします。

そしてもっと得点力を上げたいと思ってリスニング問題演習を続けるものの、ある一定の範囲に得点が分布するようになってだんだん問題演習がつらくなってきます。

得点がこれ以上伸びない自分は英語リスニングの才能がないかもと考えたりしてしまいます。

 

【復習スーパー重視型】

一般的に復習スーパー重視型で推奨されている大学入試英語リスニング、TOEIC、英検などの英語リスニング試験の復習の仕方は以下のような感じです。

(1) まず問題をやってみる。

(2) 答え合わせをする。

(3) 間違えたところの原因を明らかにする。単語力不足なら、単語力増強につなげ、英文法力不足なら、その部分を再度学習する。

(4) さらに英語リスニング問題音声のディクテーションをして、英語音声が聞き取れなかった個所を明らかにして復習する。

(5) 英語リスニング演習問題の英文スクリプトをリピーティングして英語リスニング力を向上させる。

(6) 英語リスニング演習問題の英文スクリプトをシャドーイングして英語リスニング力を向上させる。

英語リスニング問題復習手法のてんこ盛りで、1問にこれだけの復習をする訳ですかという感じです。これだけの項目の復習をするとなると、1問の復習に何時間もかかる感じで、現実感がありません。

 

【英語リスニング力向上策としてのディクテーション】

英語リスニングに、ディクテーションが効果的だと聞いて、トライした人も多いと思います。

そして止めた人も多いと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力の効果があまり感じられないからです。

なぜ、ディクテーションが英語リスニング力の向上にあまり効果が感じられないのでしょうか?

ディクテーションは、英語音声を英単語に書き出していく勉強方法で、どこが聞き取れなかったのかが見える化できます。

その意味で、英語リスニング力の評価方法としては点数付けがしやすいものがあります。

しかし、精神集中していくらディクテーションをやっても、聞き取れない英語音声は聞き取れないのです。

そして、聞き取れなかった英単語がその時点ではどれかが判ったとしても、別の機会に聞き取れるかというとかなり怪しいと思います。

ディクテーションは、英単語のスペルも完璧にする必要があり、書き出すための時間もかなりかかるため、他の勉強科目や仕事など他にもやらなければならないことが多い状況のもとで、効果があまり感じられない方法に時間をかけられないですよね。

効率的な英語リスニング力の向上のためには別の方法論が必要です。

 

【英語リスニング力向上策としてのリピーティング、シャドーイング】

英語リスニングに、リピーティング、シャドーイングが効果的だと聞いて、トライした人も多いと思います。

そして止めた人も多いと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力の効果があまり感じられないからです。

なぜ、リピーティング、シャドーイングが英語リスニング力の向上にあまり効果が感じられないのでしょうか?

それは日本語の発声特性で、英文をリピーティング、シャドーイングしてしまうからです。

日本語と英語とは発声特性が構造的に異なり、日本語発声特性をベースとした日本語聴覚脳では、英語音声を聞き取ることが難しいものがあります。

そして日本語の発声特性で、英文をリピーティング、シャドーイングをしても、英語聴覚脳を構築することができません。

逆に、英語発声特性を十分意識して、リピーティング、シャドーイングをやると、英語聴覚脳を構築することができ、英語リスニング力の向上が期待できます。

リピーティング、シャドーイングに関しては、英語ネイティブスピーカーの発声スピードと合わせて実施するもので、相当の英語力がないと実施すること自体も厳しいという問題もあります。

 

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

おすすめの英語リスニングの勉強・復習方法

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど、様々な英語リスニングテストに関してある程度の演習量を確保しつつ、演習問題の復習をそれなりに実施することにより、英語リスニング力を向上させる勉強法をご紹介します。

(1) 英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音読をするなどして、英語リスニング問題演習をするために、英語聴覚脳モードに切り替える準備勉強を行う。

(2) 大学入試英語リスニング、TOEIC、英検など様々な英語リスニングテストの演習を実施

(3) 問題を解いたら、答え合わせをし、知らない英単語のせいでよく聞き取れなかった場合は、その英単語を単語帳に転記するなどして記憶学習をし、英文法の理解不足で意味がよく理解できなかったときは、その項目を復習するなり、英文の構造を分析するなどして理解を深める。

(4) 英音研学習サイトで復習した英語発声特性を十分に意識して、演習問題の英語音声をお手本にしつつ、低速・中速・高速の3段階で演習問題の英文音読をする。これで3回の音読トレーニングとなりますが、もう少しちゃんとやりたいと思うなら、もう1セット3回加えても良いと思います。

ポイントは、英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音読をするなどして、英語リスニング問題演習及び音読トレーニングの準備し、英語聴覚脳モードにし、それに基づいて、演習問題を解き、問題文の音読をするところです。

英語音読と聞くと、英語リスニング力向上に効果があると聞いてやったことがある人も多いと思います。

しかし、多くの人が継続していないと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力向上の効果が感じられないからです。英語音読もそれなりに時間と労力を使いますので、成果の上がらない勉強は無駄ですよね。

なぜ、英語音読をしても英語リスニング力の向上につながらないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英語音読をしてしまうからです。

日本語発声特性で英語音読をしても英語聴覚脳を構築することはできません。

逆に、英語発声特性で英語音読をすると、英語聴覚脳が構築でき、英語リスニング力が向上します。

英語リスニング特性は理屈を理解することは難しくありませんが、日ごろ、日本語環境で過ごしていると当然ながら日本語聴覚脳にモードが戻ります。

日本人にとって日本語は母国語なのでそうなるのは自然なことです。

そして日本語発声特性と英語発声特性は構造的に異なるため、日本語聴覚脳では、英語音声を十分聞き取ることができません。

そこで、英語リスニングの演習問題をやる直前に、英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音読をするなどして、頭を英語聴覚脳に切り替えるべく、英語リスニング問題演習及び音読トレーニングの準備をすることが効果的となる訳です。

 

英検リスニング学習法
英検リスニング学習法

 

まとめ

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど英語リスニング試験の復習の仕方についてはいくつかパターンがありますが、なかなか効果的・効率的と言えるものがないのが現状だと思います。

英音研学習サイトにおける英語発声特性の解説、英語発声特性に基づいた英文音読トレーニングを積むことにより、英語聴覚脳の構築が可能となり、英語リスニング力が向上します。

英音研学習サイトにおける英文音読トレーニングと、英語リスニング試験の復習組み合わせることにより、効率的・効果的な大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど英語リスニング試験対策となります。

高校生・社会人の皆様は、ほかにも勉強しなければならないことや仕事も多く、英語リスニングばかりに時間を割くわけにいきません。英音研学習と英語リスニング試験の演習・復習を組み合わせことにより、効率的・効果的に英語リスニング力を向上させ、他の学習や仕事もこなして、人生の目標を達成されることを望んでいます。