語り部さんに出会ってから読書づいている。…積読はないよ。
文房具の歴史は、筆、硯。パソコンがあっても「書く」ことで記憶を助けている私には筆記用具は必要。鉛筆までの歴史を知りたかったが、古代の文房具で終わっている。
妹が「これ面白いよ」と言って回してくれたのは
「エンジェルフライト」 佐々 涼子
派手な表紙をめくると、地味な表紙が出てきた。地味な本当の(?)表紙の方が生身に合っている。
読み進めるうちに、いろいろなことが思い出された。
友人の息子で、将来を嘱望されていた新進気鋭の陶芸家がボランティアに出かけていたアジアの国で客死した。友人が「今、息子を連れて帰ってきました」と空港から連絡をくれた記憶がよみがえってきた。(これを書いている今でも涙が出てくる)
遺体を搬送する、飛行機で連れて帰ってくるまでが、男性的な文体で書かれている。著者を見て驚いた。同時に、彼女の他の作品も読んでみたいと思った。
「エンド・オブ・ライフ」
「たった一人のあなたを救う」
「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生日本製紙石巻工場」
最近の葬式も思い出された。亡くなった従弟の骨は「納骨しない」のだそうだ。自分が愛した畑や手入れをした山林にまいてくれと言うのが遺言だからと彼の妻は言った。だから、「納骨の義」49日忌はないという。でもねー・・・・
よし図書館へ行こう。借りよう。読もう!