東京で
今夜は弟の家に泊まるというとき。夫は弟と一緒にマンションまで来るという。
大塚駅で待ち合わせしていたけど、私一人で弟の家に行くことになった。
3年間来ていないから、ちょっと無事に行けるか、自信がない。でも、私一人ならなんとか行けると大塚駅に降りた。
北口?南口?以前来たときここで迷った。甥っ子に聞く「北口だよ」
(これを覚えていたらよかったのに、何気に聞いたのがまずかった)
覚えている道を歩き、見覚えのある交差点迄来た。ここまで正解。夜だからよくわからない。まあこの方向で間違いないよね。
でも、電柱の標識は「北大塚28」とある。行先は「北大塚3」なのに。「上池袋」なんて道路標識も出た。
28から番地を下げればいいのだと歩き、17迄来た。
さてどうしよう?
スマホという便利なものがある。グーグルで案内を頼む。「あと1分です」地図も出た。南東に(?だったかな)行けという。
地図の読めない女と言われるけどまさにその通り!南東がどっちかわからない。
工事中の橋に、警備員さんがいた。
「聞こうかな」
「でもねー」
「まあ1分だからすぐだわ」
警備員さんの前を素通り。
「こっちだ!」と決めて歩き始めた。
この時北口南口を思い出せばよかったんだ!方角が分かったのにね。
で、結果は?
グーグルは「遠ざかってっているよ」という表示。上池袋という標識まで来てしまった。
夫と弟がこれから帰るという連絡が来た。彼らが家に着く前についていなければ私が迷ったことがばれてしまう。
「えー迷ったん!何度も来たことがあるのにー」と面白そうにいう夫の言いそうな言葉が浮かんでくる。
そして、義妹へSOS。迎えに来てもらった。
あの警備員さんの居る前を通ってマンションに着いた。
逆に行ってしまったんだなー。ホンにそこから1分。すぐ着いた。
「迷った、迎えに来てもらった」なんて一言も言わないで、弟と夫を迎えた。
今も内緒。