1月5日の日本経済新聞があった。
暇つぶしに開いてみた。
「「詩歌・教養・・・愛の顛末」の欄に「吉野せい① 相克と和解」があった。
「洟をたらした神」の作者だ。[老いて解き放たれた文才」と書いてあった。
多数の著名な作家から賞賛されている。開高健、臼井吉見、扇谷正造、草野心平等々。


急逝した友人が、最後のメールに「吉野せい」を読んだとあった。
「そんな人知らんわー」と思ったけれど、図書館に行ったらちゃんとあった。「洟をたらした神」も書庫の奥の方から係の人が出してきてくれた。
読んだけど難解だった。読みにくくて・・・・ギブアップ。
わかったことは、農村の人、混沌という夫が出てきたこと、主人公が非常に苦労していたこと。そして子供の頃見た映画「荷車の歌」と重なったこと。乙羽信子が島で水くみをしていた場面・・・いや待てよ。あれは裸の島ではなかったか・・・どちらも農家の暮らしを描いていたように思う。

吉野せいの作品の批評であったし、彼女の人生のことも書いてあった批評だった。「吉野せい①」だからひょっとして②もあったかもしれない。日本経済新聞を探してみよう。

もう一度図書館に行って、「洟をたらした神」を借りてこよう。もう一度丹念に読んでみよう。
日経新聞も探し出して、②も見つけよう。どのように書かれているか知りたい。