実家の倉庫は物置だ。言い換えそう。実家の物置は子供たちの「物置」だ。
 
私の荷物。引っ越して10年余り。大阪から送った荷物が、まだ開封もしないでおいてあった。
弟の荷物、転勤の度にたまった書籍、印刷物を送ってくる。その都度父母が整理していたが、父はなくなり、母は整理ができなくなった。
たまに弟は整理と称して帰省するが、そのたびに友人、知り合いと「飲み会」をして、片付けないで帰ってしまう。
「あれを整理したいので、本箱を注文してくれ」と弟は言う。物置の半分くらい占める大きな本箱だ。注文して完成したのにまだ整理でいないでいた。「整理するので帰省する」と言ってくるたびに私も自分の荷物を片付けていた。
 
私の息子の荷物が来た。札幌から大阪に帰ってきたので余計な荷物はじいちゃんとこへ・・・と。ベッドが大きい。
妹の息子から赤ちゃん用のベッドが届いた。もらったのだけどつかわないから処分して・・・と。
弟の息子から段ボール箱8個くらい届いた。札幌から東京に移るのだけど、「こんなもの置く余裕はない」と嫁さんに言われたとか。「何が入っているの?」「プロレス関係の本」…彼はプロレスと広島カープの熱狂的なファンなのだ。
物置は車庫も兼ねていたのだけど、車も入らず、足の踏み場もなくなった。
 
「捨てる」「捨てない」を仕分けて、あらまし片づけたのは私。
 
年末、弟が息子を連れて帰ってきた。どんどん捨てて、整理して、ごみ処理場へ運んだ。男手があるとてきぱきと運ぶ。トラックは従弟に借り、運転は末の妹がした。
どんどん捨てるものだから、大切なものも捨てている。おっと危ない。父の碁盤。父の生まれた在所の大きな銀杏の木を切って作ったものだが、若い子にはゴミと写ったのだろう。さすがの弟も「それは置いておこう」といってた。
 
さて、弟はきれいに整理できたのでご満悦で帰って行った。FBにも写真を載せていた。
 
後に残ったのは段ボール箱の山と燃えないゴミ3袋。あれだけ何回も車で運んでもだ。車を入れる空間を占めていた。せっかく片づけたのに、これではいけない。姉(私)の出番だ。
実家から20分ほどの私の家に運び、処理をした。実家の物置はすっきりした。
 
ボールは2回に分けてリサイクルごみの日に捨てる計画で、解体した。
1回目は1月7日。解体したものは車で運んだ、すぐそこのごみ集積場なのに、多くて、重くて大変なのでだ。
 
ナイフで切り裂き、大きさをそろえて紐でくくる。今回が最後の解体。お天気の良い日、寒くない日を選んだら今日になった。
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第3水曜日が晴れてくれるように…雨の日は紙類は濡れるので、置き場には持って行ってはいけない。
・・・天気予報は雨。