秋に亡くなった友人Tちゃんが、「面白い。一気に読んでしまった。」と言った本。
ソロモンの偽証 (1)宮部みゆき
書店で山積みされていたが、何冊もあるし・・・宮部みゆきはもう読んだしな―と敬遠していた。でも友の遺言だと思って読むことにした。
初めは、なかなか読み進められないーえーこんなのしんどいよーと思ったけれど…何しろ友の遺言だから・・・
1,2,3とあるらしいが、1は「事件」。事件の展開があって人物が絡まりあってきたら面白くなった。「一気に読んでしまった」と言う彼女の感想どおりだ。2と3を早く借りに行こう。
憶測でものをいう人、憶測が伝わると事実になることが、ものの見事に展開されている。学校が絡むと世間の人はこういうことを言うのだということも分かってきた。風評被害の最たるものか?おそろしい。
どんなに展開していくか?
 
梨木香歩の世界
丹生都比売 (におつひめ)作品集
なんかい読んでも覚えられない・・・におつひめ・・・
これはまー梨木ワールドだ。
Tちゃんに勧められて、初めて読んだのは「家守綺譚」だけれど、その前の作品か?似通っている。
丹生都比売は草壁の皇子とその母(持統天皇か)を取り巻く話。これまたファンタジーの世界。
 
若い友人に勧められた(本人はそう思っていないかもしれない)
須田敦子さん「須田敦子ふたたび」の特集号、読み進むうちに手元に置きたくなってとうとう買ってしまった。これから熱中しそう。
 
とっかかりは熱中しそうにない本でも、読み進むうちに虜になってしまった本たち。