羊毛を手紡ぎして友人のベストを編むことにした。
 茶色の毛糸は20年前よりもっと前から手紡ぎしている。夫の姪に世話になったのでお礼に何か編もうと取り掛かったのだが、すっかり忘れるくらい年月が経ってしまったので今回のベストに使うことにした。月ちゃんごめんね。
 黄色やピンクがかった毛糸は10年くらい前から、青い毛糸は今年仕上がった。この3色は友人が六甲の牧場から原毛をもらってきて、染めたものだ。それを私が毛糸に紡いだのだ。なんと時間がかかっていること。ちなみにこの友人の名前は星ちゃんという。月から星に移動したのだ。
 セーターを編める量ではないのでベストに仕上げることにした。
 いろいろ考えることは大変だ。デザイナーの苦労がよくわかる。名前の通り☆を入れようと考えていたら、あるブティックのウインドウに星のデザインがあしらわれているセーターのようなものを見つけた。数日たってそこへ行くともう店頭にはない。でも、見せてくれた。マフラーだった。もって帰って研究しようかなと思ったら3万円だったので腰が引けた。「お安くしておきますよ」と言ってくれたけど…カシミヤのいいマフラーだった…気持ちは動いたけど、私が何とかやってみようと決心した。ゲージをとって、目数、段数の計算をして、星になるよう升目に入れていく。ここまで決まったらあとは編んでいってどこに星のマークを入れるか、考えながら進めるだけ。春までに仕上がるといいと思っている。気に入らなければほどくこともあるので・・・・・
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