私の読書日記
 ・食堂かたつむり 小川糸 
 ・孤宿の人 宮部みゆき
  
 ・エンジェルエンジェルエンジェル 梨木香歩
  面白かった。一気に読んでしまった。昔読んだ「トマト・・・・」とい  う小説を思い出した。
 ・居眠り磐音江戸双紙(1~12) 佐伯泰英
  全部で何巻あるかわからないけれど。夫に話しかけるときに「・・・・  でござる」とつい言ってしまうほどだ。
 
 ・あなたへ  森澤昭夫
   引用された山頭火の俳句に心ひかれた
 
 山頭火
  こんなにうまい水があふれている
  行き暮れてなんとここらの水のうまさは
  からむもののがない蔓草の枯れている
  
風鈴の鳴るさえ死のしのびよる
  分け入っても分け入っても青い山
  ひたきまた一羽となればしきり啼く
  うれしいこともかなしいことも草しげる
  ひとりとなれば仰がるる空の青さかな
  それもよからう草が咲いている
  捨てきれない荷物のおもさまへうしろ
  このみちをたどるほかない草のふかくも
  咳がやまない背中をたたく手がない
  雨ふるふるさとははだしであるく
 
 そして、山頭火のことを書いている本を探した。図書館で見つけた本
 「山頭火と朱麟洞  藤岡照房」
 「山頭火 俳句の真髄 村上護」
 
  俳句の町が近くにあるのに「朱麟洞」という俳人も初めて知った。伯方 島に句碑があるという。行ってみよう。
  足袋濯げば干すほどのひざし来ぬ 朱麟洞 
 
 また、「あなたへ」の中にはこんな言葉もある。登場人物に影響を与えた言葉だけど、わたしも考えさせられた言葉だ。
 
・他人と過去は変えられないけど自分と未来は変えられる
・人生には賞味期限がない
・命とは時間のことだ。残された時間を大切にする
 
 そして散骨のことも教えてくれた。
散骨の方法のこと以外に、散骨をする心も。あなたは、お墓に故人の骨がないのにお参りできますか?という問いかけがあった。主人公はどう決心するのだろう思った。答えは出ているけど。