読みかけの本がたまってしまった
 しまなみ海道の近代化遺産   大成経凡 創風社
  住んでいるところの近くのものがたくさん出てくるので、興味深く読める。
 アーそんなところもあったのか。
 へーあの建物はそういう由来があったのか。
 私のなかでは愛媛側のことは割合よく知っているが 広島のことはよく知らない。しまなみ海道の「島」のことを聞かれたとき「因島」や「向島」のことはよく知らないんですよという。生口島は、耕三寺よ、平山郁夫美術館があるのでよくいくが、あとは尾道に行く通過点でしかなかった。
 尾道山陽鉄道のこと、因島の鉄工所のことなどは、初めて聞く(知る、読む)ことだった。
その上、この本の中にはほんの昔のことが書かれてあって歴史のさかのぼりが少ないので興味深かった。
 ぼくの村は戦場だった 山本美香  マガジンハウス
数年前、NHKのブックレビューという番組で取り上げられていた。探したけど、見つからず諦めていた本だった。ところが著者の悲劇があって、本屋の入り口にこの本が並んでいた。同じ題名だけど…と半信半疑で取り上げた。へえ、あの人が書いたものだったのだ。驚いた。彼女の若い死を悼んだ。それよりももっと若いときに書かれたものだということにも驚いた。
 読み始めてもっと驚いた。文章がよくわかる。複雑なことを書いてるのに、易しい文章で、私にも理解できる。
 これはまだ完読できていない。
 広辞苑の中の掘り出し日本語   永江朗  バジリコ
 図書館になかったのでリクエストして買ってもらったものだ。一生懸命読まなくてもいいのでよかった。広辞苑なんて題があるのでどんなに堅苦しい本なのかと想像していたが・・・
 目から鱗的な言葉が並んでいる。
「外面」 げめん  ①外側 うわべ 外面②外に現れた顔つき、顔色
などと意味が出ていて、下段に著者の感想や経験、使い方など出ている。
私は「そとづら」と読むだろうな。、著者は別のことを考えているのが面白い。その他「臍黒」は、はらぐろという意味、「恋い明かす」なんてロマンティックな言葉も出てくる。
 別子の子  三浦稔 講談社ビジネスパートナーズ
 これから読み始める。別子村には行ったことがあるので、中に出てくる場面は想像しやすい。著者は愛媛の出身だ、それも身近で、ひょいと取り上げた本だ、主人公と父の葛藤があるらしい…ところで中断している。