7月末から、40分ウォークなるものを始めた。
 初心者卓球教室が8月中は休みなので運動不足になる対策として、一大決心して始めたのだ。
 コースは、近くの神社への行き帰り。そのまま普通に歩いたのでは20分もすれば家にたどり着いてしまう。
 (1)コースをいろいろ考えて、とにかく40分は歩くようにする。
 (2)朝日が高く上ると暑くなるので、朝日が昇る前から歩く。高くなったころには家に帰っているようにする。
 (3)走りたくなったら少しは走ってもよいことにする。
 3日ほど続けたが、何とか楽しい散歩にしようと自分なりにルールを考えた。
 (1)しんどい時にはやめる勇気を持つ。時間のないときにはやめる。
 (2)舗装されているところは歩く。土の所は走る。(これは結構面白い。)
 
 歩き始めは姿勢をチェックする。体重は土踏まずのあたりにかける。胸を張って、肩甲骨を動かす。歩いて10分くらいで、松林が近づくので「走る、走らない」を選ぶ。土の所を走る。しんどくなったら、アスファルトの道に出る。子供の時にした「島鬼」みたいだ。松林の中は、舗装されていないので走るには楽しく走れる。慣れてくるとアスファルトの道に逃げ込むことが少なくなり、だんだん長く走れるようになった。が人から見ればそうでもないというかもしれない・・・
 
 太陽が昇り始めるのを見るのは壮観だ。真っ赤に輝く燃えるような太陽・・・・それがなかなか見られない。海の上は雲でいっぱい。夏の朝曇りといわれるくらいで、厚い雲がかかっている。たまに晴れている日海からの日の出が見える。「海からの」というけれど、ほんとは海ではなかった。香川県の庄内半島の真ん中くらいの低い山から登ってくるのだが雲の中から登ってくるように見える。(これが冬だともっと石鎚山寄りの山から登ってくるのだ)
歩きはじめた7月の終わりころは5時10分頃から明るくなり20分には上がっていたように思う。最近は5時30分を過ぎてから真っ赤な姿を現す。家を出るのが5時20分だと、ちょうど日の出頃に海岸に着く。
 昨日はルールを破ってアスファルトの道を走り出してしまった。ちらっと太陽の端っこが見えた。「もうすぐ太陽が見える、早く海岸に出よう」と思ったからだ。でも着く前にお日様は上がってしまった。
 今日は家を20分に出て、早く海岸に出るためにいつものコースをはしょって浜に出た。河口には、釣り人がいた。干底で砂浜を歩くことができた。日の出までとにかくここで過ごそう。土でないから走らないが、ジグザグに歩くことにした。休まないで波打ち際から坂道を上るように堤防のほうまで、そして堤防のほうから下るように波打ち際まで歩いた。やっと太陽の端っこが見えてきた。登るのは早いあっという間に全部の姿を見せた。
 そして神社の松林を迂回しながら走ってそして歩いて家に帰ると50分過ぎていた。50分コースだ。
 マラソンはできないが、歩きと走りを組み合わせてゲームみたいに早朝散歩するのは楽しい。
冬は日の出が遅くなるからどうなるか?冬まで続くか?「継続は力なり」と言い続けてきた私だが・・・・・