※Amazon EC2のイメージ図
静岡大学が情報システムをクラウド化 Amazon EC2も活用
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1003/15/news041.html
2010年03月15日 14時04分 ITmediaの記事。
<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>
ザックリ書きますと、静岡大学学内で統一されていなかったIT資産をクラウド化し、一元化することで、IT資産と電力の有効活用を果たしましたよ的な内容。
ここで注目されるのが、「Amazon EC2」です。
この「Amazon EC2」は、良くクラウドサービスでは、「Google App Engine」と並び称されるもので、クラウドの双璧っぽくなってます。
「Amazon EC2」とは何か?の詳細は、以下参照。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/Amazon_EC2
因みに「Google App Engine」は以下参考程度に記載。
↓
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/25/news030.html
上記のwikiの説明の一部を抜粋すると…
「EC2はアプリケーションのスケーラブルな展開を可能としており、顧客はヴァーチャルマシンと呼ばれるサーバインスタンスを作成することで、希望するソフトウェアを実行することができる。顧客はサーバインスタンスを必要に応じて作成、実行および停止することができ、起動しているサーバに対し毎時の対価を払うので"elastic"と呼ばれる。」
とのこと。
要は、PaaSの分類に属するクラウドサービスと言えます。
これを今回、「伊藤忠テクノソリューションズ」がシステム構築を担当し、学外のDCに静岡大学用のスペースを確保して、同クラウドシステムを展開したようです。
静岡大学は、2007年からグリーンITなどを展開しており、その一貫でクラウドによる電力の省エネ化なども目的としたシステム構築を行った模様。
リンク先にある記事を見る限りでは、確実に効果を上げているようで、今後のシステムがいろんな大学もしくは、研究設備に展開されるのではないかと思われる。
コスト削減では、1/10~1/50にまで削減できたとあるので、実績としては申し分ないのではないかと思われます。
コスト面でのランニングコストで今までは、個別での調達での無駄なIT資産の投資を抑制し、電力消費も抑えられるとなると今後の展開次第では、ちょっと面白いことになるかもしれません。
実際、この仕組みを一般企業に展開したのが、プライベート・クラウドと考えるとインフラ的側面での存在意義としてもコスト削減のサービスとしても十分に威力があるものだといえるのではないでしょうか?
ビジネス展開する上でこのコスト削減は、無視できるものではなくもっとも主要な因子であるのですから、クラウドを考える上でやはりこのようなコスト面での利点は押さえなくてはいけないでしょう。