個人的にはかなり気になっている。
しかし、ベアリングを組み合わせて無理やり作ってる弊害でサイズが片寄っている。
スプールシャフトにベアリングがついてるモデルは装着できないものが多い。
そしてベアリング自体の厚みも足りないため、Oリングでかさ上げしてるあたりもなんかなあ~って感じではある。
それでもタックルオタクとしてはきになるものは気になるのだ!
個人的にダブルボールベアリングの対抗馬はマイクロベアリングだろう。
いわゆるヘッジホッグスタジオさん的にいうのであればAIR系のベアリングだ。
小径ベアリングにカラーを履かせていたのを小径ベアリングにベアリングを履かせたのがダブルボールベアリングだからだ。
いろんなところでダブルボールベアリングの宣伝や説明は見させてもらった。
だがしかし、若干過大にアピールしすぎではなかろうか?
結局のところマイクロベアリングと同じ守備範囲だと思うのである。
小径ベアリングで立ち上がりの良さをカバーしているのは理解できる。
しかし外側のベアリングははたしてどれくらい機能するのだろうか?
私は理系でもなんでもないため、詳しくはわからないが大半は内側のベアリングが仕事していると思うのだ。
そうなってくるとやはりマイクロベアリングとの差があまりわからなくなってくる。
私はマイクロベアリングが流行り出した頃、さりげなく導入した。
ベイトフィネス機に使うのが一般的だが、私はなんの変哲もないバーサタイルなリールに組み込んだのだ。
ちなみにそのリールは00スコーピオンである。
09アルデバランが誕生するまで00スコーピオンと04スコーピオンmgは軽量ルアーが投げれるバーサタイルリールの最前線なリールだった。(たぶん)
そんなリールにマイクロベアリングを組み込めばベイトフィネスもどきになるのではないかとわくわくしていたのだ。
結論からいうとノーマルと大差なし。
たしかに立ち上がりは少し良くなった気がするがもともとそれなりに良かったので差があまり体感できなかった
軽い物は多少投げやすくはなったものの、投げれなかったものが投げれるようになったわけではなく投げにくかったものが普通に投げれるかな?くらいになったレベルだ
そして予期せぬ方向にこそマイクロベアリングは働いていたのだ。
なんとフルキャストするとまったく伸びないのである。
気のせいではなく伸びのなさは確実に体感できたのだ。
スコーピオンは年代のわりに軽い33Φスプールゆえの立ち上がりのよさはもともと備わっており、小口径すぎないスプールだからこそのそれなりの遠投性能だったのだ。
それにマイクロベアリングを組み込んだことで無駄に回転が上がってしまっているのだ。
回転が上がると聞くと飛びそうだとだれもが思うだろう。
だがしかし、回転が上がるにつれてなにか他にも比例するものを忘れてはいないだろうか?
そう!ブレーキだ。
スコーピオンは遠心力ブレーキなのだが、もともとオーバーブレーキ気味だった。
それがマイクロベアリングでさらに立ち上がりから回転数が上がり、ブレーキもさらに良く効くようになったのだ(たぶん)
近距離キャストや軽いものを投げるなら回転数も上がりきらないし影響はあまり気にならない。
しかし振り切ったフルキャストでは立ち上がりが良すぎて初期のころからブレーキががっつり無駄に効いてしまい伸びないのである。
それ以来、ベイトフィネス機か近距離専用のリールにしかマイクロベアリングを使わなくなった経緯がある。
その懸念がダブルボールベアリングにもあるのだ。
ダブルボールベアリングの最大のメリットは内外のベアリングが互いの回転を補うことから、これまでにはない最小のフリクションロスによって極めて高い回転性能を発揮し、 更にそれぞれのベアリング回転数も半減するため高耐久性も両立。(KTFさんのホームページから引用)
この説明を読むとすばらしすぎるとしか言い様がないのだが、たぶん重要な部分は最小のフリクションロスによって高い回転性能を発揮するという部分なのではないだろうか?
それぞれのベアリング回転も半減するというのも間違いではないだろうが気持ち程度と考えておいたほうが良い気がすると個人的には思う。
商売なのでなるべく良いように言いたいのはわかるのだが、このダブルボールベアリングが生きてくるのはKTFさんが発売してるKAHENシリーズや軽量な浅溝スプールが搭載されたリールだと思う。
21アンタレスDCに組み込んで最大飛距離は伸びるのだろうか?
誰かやってみた方いたら教えて下さい!!
そしてここまでアンチよりな発言をしたからには、そのうち私も試してみたいと思う。
もちろん、ベイトフィネス機でだが!!!
私の予想では各社のベイトフィネススプール、ダイワでいうところのair系やCTあたりに組み込めばダブルボールベアリングの本当の良さを体感できる気がする。
結局のところ、流行りではなくこのあとも長く使われつづける定番になれば本物なのだろう。
5年後くらいが楽しみである!!(生きてるかなあ)