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 ヨーロッパの人々は「自分の国で食料を自給しよう」「農業を守ろう」と言う意識が強いそうです。その訳は、度重なる戦争と動乱のなかで、基本的に隣国を信用できず。「自分の食い扶持を持たない隣人ほど危険なものはない。いつか、そいつは銃を持ってこっちの食を奪いにくるぞ」という思いが常にある。逆に十分な食料があれば、奪いに行くことはなく、隣国も警戒しないですむ、と言うことでお互い食物の自給率を十分なものにしている、ということのようです。

 いつも日本は、希望的観測のなかで物事をみがちですが、食に関してはかなりの叡智が必要のようです。