青の純度 篠田節子

内容紹介
その「青さ」は、本物かーーー?
最年少で管理職となり、仕事一筋で駆け抜けてきた美術系編集者
・有沢真由子。
五十歳の誕生日を迎え、つかの間の息抜きに訪れた 古びた リゾートホテルで、彼女は一枚の絵画と出会う。
ジャンピエール・ヴァレーズーーバブルの時代に華やかな海中画で大衆の心を掴み、一方で美術界からは一切相手にされなかった“終わった画家”。
かつて鼻で笑い飛ばしていた彼の絵に、不覚にも安らぎを覚えた真由子だったが、ほどなくして都内のホテルでヴァレーズの原画展が行われるという情報を得る。
なぜ今再び、ヴァレーズなのか?
かつての熱狂的ブームの正体とは?
違和感を手繰り、真由子は単身ハワイの地を訪れるがーーー。
煌びやかな「バブル絵画」の裏側に潜んだ底知れぬ闇に迫る、 アートミステリー大長編
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篠田節子さん、初読みの作家さんです。以前借りたことはあったけど、期間内に読めずに返してました。
読み始めてちょっと原田マハさんを思い浮かべたけど、でも違うそしてこの画家さんが描かれる絵は、一時期そこらじゅうで見かけてたラッセンを想像したり。。。
何だか、すごく引き込まれるお話でした。
有沢真由子は、仕事一筋に生きてきたが、いつの間にか50歳に なっていた。一人誕生日に訪れたリゾートホテルで、一時大人気だったヴァレーズの絵に出会う。
若かりし頃はそれほどでもなかった絵に、今になって感動を覚えるなんて。
ヴァレーズの原画展、終わった画家だったはずなのに、なぜ?今?その興味から、これを本にしたら良いのでは…と。
そのヴァレーズを調べにハワイ島へ。あわよくば、本人に取材ができるかもしれない。
画家でありダイバーの彼は、今どんな風に暮らしているのか?
実は、ハワイ島へ一度だけ行ったことがあります。もう~20年位前ですが、直行便なんてのがあったのか?…も忘れていますが、ハワイ島だけの滞在でした。
この話にヒロという町が出てきて、実は私は、✈着いた時からずっと💫ふわふわしてて… 結局このヒロ行きのオプショナルツアーをキャンセルしました。 だからかな?ヒロと言う町、 すごく記憶にあるのです。
ここからは余談ですが、、、
ツアーカウンターにキャンセルに行った時、日本からの団体が 着いて混雑していました。私たちはソファに座って落ち着くのを待っていたら、何だか知り合いに似た声が聞こえました。それも背中合わせの所からです。まさか後ろをガン見はできませんからその辺を歩くふりをして遠目に… 何と!たまにテニスでお喋りしてた友人でした。
もう~ びっくりでしたよ!同じ町の中でさえ、偶然~会うこともなかったのに。
ヒロの町にも当然~行けなかったけど、ホテルの広大な敷地内で彼女との二度目はなく…
帰ってきてから聞いたら、エステなど私が行かないような所ばかり… そりゃ~会わないわね。
ヴァレーズの真実に近付いてくると、なぜか?彼の妻の存在が、悪いものになっていく。
グラント・ササキ、こんな良い人はいないかも?報われて本当に良かった。
感情移入し過ぎかもしれないけど、最後はとても暖かい気持ちになれました。![]()









