今年の5月27日をもってドラゴンクエストは誕生35周年を迎える。

それを祝して同日、YouTubeで記念特番を配信するという。

注目すべきはゲストに堀井雄二を迎え、ドラクエの新作情報を発表するという点であろう。

35周年に生みの親の堀井氏を迎えての発表である訳だから、それなりに期待はできそうだ。

では、一体どのような情報が出されるのか。

 

ドラクエ12?

 

カミュマヤモンスターズ?

 

ドラクエ9やキャラバンハートのリメイク?

 

トルネコの新作?

 

それともスマホゲームの新作か?

いずれも可能性としてはあり得るだろう。

 

私としてはライバルズの後継的なスマホゲームではないかと踏んでいる。

まあ....すくなくともスマホゲームの新作だろう、という読みだ。

スクエニに限らず、昨今のゲーム業界のスマホゲームへの傾倒ぶりは凄まじいものがある。

別に謗るつもりはない。むしろ当然の流れだ。金になるのだから。

金のなる木に人と時間を注ぐのは営利企業としては当然の姿勢である。

 

その次に可能性として高いのはドラクエ9のリメイク発表だろうか。

 

国内市場では437万本という桁外れの売上を叩きだし、単体出荷本数に限ればドラクエ11の売上をも上回るヒット作である。

「すれちがい通信」や「まさゆきの地図」などで社会現象となったことも有名だ。

エグゼクティブ・プロデューサーの三宅氏もドラクエIX10周年生特番において「リメイクは機会を眈々と狙っている」と明言している。

これだけの好材料を揃えながら、いまだにナンバリングで唯一リメイクされていないのがドラクエ9なのである。

言い換えればドラクエの中で最もリメイクの期待できるゲームといえる。

(10もリメイクされていないがネットゲームである事やその特殊な販売事情から例外とする。)

 

第三の可能性として挙げられるのはドラクエ12だろう。

11のバージョン商法などの影響もあってか早すぎるようにも思えるが、オリジナルの11が発売されてから4年近くが経過している。

歴代のドラクエが数年おきに制作、発売されていることを思えば、12の発表は十分ありえることだ。

 

カミュマヤモンスターズは望み薄かもしれない。

2018年11月6日のニコニコ生放送誕生20周年「ドラゴンクエストモンスターズ成人式」において制作中であることが発表されて以降、一切情報がないからだ。プロデューサーの犬塚氏がインタビューで「製作が難航している」という旨のコメントをしている、という情報もある。本当かは定かではないが、少なくとも順調でないことは確かだろう。

 

キャラバンハートはいささか....というよりかなりマイナーな作品だ。人気も高いとは言い難い。リメイクには期待できないだろう。

 

トルネコやヤンガスなど、不思議のダンジョン系の新作発表はまずない。

そう、キッパリ断言する。

まぁ1パーセントぐらいはあり得るかも知れないが....。

十数年も新作の出ないタイトルに何が期待できるというのか。それ以上の言葉が見つからない。

私にとってトルネコシリーズはそんな存在に成り下がってしまった。

 
スマホゲーム愛好家には悪いが、願わくばスマホゲームの新作発表というオチは回避してほしいものだ。
すくなくとも家庭用ゲームの新作を期待したい。
 
それだけがせめてもの望みである。