『言の葉草の露の玉、心を磨く種となる』 | ゆうこ/彩り豊かな世界を生きる

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豊かな世界への道開き。

『能の起源と秦氏』の著者
能楽小鼓方の大倉源次郎さんの
能楽セミナーをたまたま見つけて
参加してきたのだけど、とっても良かった。

      
能楽とはなんぞや?
どのように始まり、そして広まり
人々にとってどういうものだったのか
っていう内容だったのだけど。
       




こういうことを知りたかった!が知れて、

今まで「なんか良い、惹かれる」っていう
感覚で観ていたものが、
知ったことによってまた一層深く
感じ入るところがあるように思う。
      

お能に触れて伝わる感じることって
自分の中で多岐にわたっていて、

ハッとする!というような
何か強烈に感情が動くとかでなく。


じわっとじわじわと自分の中に響いてくる
モノコトが多いので
なかなか言語化するのが難しいことも多い。
    

でもそこを言語化しようとすることも
大切なんだろうなと思う。



    
紹介されていた『高砂』に出てくる

「言の葉草の露の玉、心を磨く種となる」のくだりが
自分の中に響いていて。
  

ひとつひとつ拾い集めた美しい
言の葉の露の玉こそが、
人々の心を磨く種になるっていうような意味で。
   

花でも実でもなく
外からもらうのは「種」であり

その種をどうしていくのかは自分の心であり、
その種を育てていける心を磨きましょうっていう
くだりが、

自分の人生でも日常でも当てはまるし
大切だと思った。
   



    
人から何かしらの言葉の種をもらうことって
今までもあって、

それが何なのかその時はわからないけど
自分にとって大切なものだと
忘れずに留めていると、

ふとしたときに
それらが花をつけるように

ときに認識として、
またときに事象として
自分の中で手にとれることがあったりする。
   

こんな風にお能を観て
自分の日常を振り返って

人々は心を磨くきっかけにして来たのかな
なんて思っていました。


今回のセミナーの中で

『和を以て貴し』という言葉がよく出てきたのだけど、
お話してくださった大倉源次郎さんの
取り組まれてること、考えていること、
在りようからも伝わってきて
    
そんな部分からも
大切なものを受け取ったように思います^^
      

お能、深いなぁー。
いただいたテキストもまだ読了してないので、
じわじわとこれからも味わおうー( *´艸`)
      

この機会を見つけられて良かったー!

こちらの本もとっても興味深かったです。