死ぬつもりだった。本気で。

何もかもが嫌になった。

現実から目を逸らして逃げたかった。

漠然とした不安と迫り来る恐怖。

日に日に増える腕の傷。


“明日なんて”

“朝なんて”

来なければいいのに…………!!


420錠近くの市販薬を飲んだ。

これで何もかも終わりになると思ってた。

けれど、現実はそうじゃなかった。

病院で点滴を受けて帰宅する自分がいた。

絶望的だった。

終わったと思ったのに…。

いつものように朝日がのぼり、沈んでいった。

いつもと変わらず周りの時間が流れていた。

声を押し殺して泣いた。

息ができなくなるほど泣いて、気付いたら眠りについていた。


あぁ………。

なんで生きてしまったんだろう….。

もういっその事殺してくれよ。




それから2日ほどたった頃、右足が動かなくなった。

近くの神経内科に行くと、大学病院へと紹介状を渡された。

次の日に紹介された大学病院に行き採血をしたところ、(確か)CKの値が平常の10倍近くあり、肝臓の値も高かった為即入院となった。

MRI、筋電図などの検査やリハビリが毎日のようにある。

今週の木曜日に主治医から結果が聞けるようだ。


“早く帰りたい”

そう願うのと同時に

“帰りたくない”

と願う自分がいるのだ。


帰ったらまた同じことをする。してしまう。

消えてくれない希死念慮。

強くなる希死念慮。



自分、最低だな。