そして、いよいよ高校へ進みやっと本格的にサッカーを始めることができると思った矢先、思わぬことが起こった。
僕の進学先が悪かった。僕が入学した近畿大学附属高校は大阪でも一二を争うほどのサッカー強豪校だったのだ。それを知らなかった僕は、担任の先生と生徒指導の先生に、君は進学コースにいるのだから、勉強に打ち込んだ方がいい、初心者で初めても…と丸め込まれてサッカー部に入ることを断念せざるを得なかった。その瞬間から僕は、未来の高校の進学率上昇の"駒"として勉強勉強の高校生活を送ることとなった。
その当時、高校一年生の時に僕は誓った。必ず国公立の大学へ行きサッカー部に入部するんだ、と。
当然サッカーはしたくてしたくてたまらないので時間がある時は近所の公園へ行き一人ボールを蹴っていた。
その中でも、体育の時間や球技大会でフットサルをすることが出来た時には水を得た魚のようにサッカーを楽しんだ。
高校時代に、ドイツW杯に次ぐ二つ目の大きな出来事が起こった。
それは、高校二年に上がる前の冬休みに、学校の短期留学プログラムとしてマルタ共和国に一ヶ月ホームステイとロンドン、フランクフルトへの観光へ行ったのだ。その時に生まれて初めて、言葉も違う、文化も人も食事も宗教も考え方も違う"外国"という世界を知り、今まで映画でしか見たことがなかったような建物や街並みを見、将来、日本を出て行きこんなにも大きな世界で挑戦をしてみたい、と思うようになった。
まだ将来の夢も定まっていなかったそんな時考えた。"俺は今まで本当に好きになれるものは、何があったんだ。"出てきた答えは、中学二年の頃からかずっと見ていたスペインサッカーと、マルタ留学で出会った"外国"だった。
じゃあスペインへ行こう!
そんなこんなで、無事、自分が学びたいと願ったスペイン語がある神戸市外国語大学へ進学することができ、こちらではしっかりとサッカー部へ入部することが出来た。
しかしそこからが再び苦悩の始まりだった…



