2013年10月16日(水)産経新聞

「僕の“最後のインタビュー”だよ。間に合ってよかったね」。昨年夏、劇場版24作目の映画「それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」について話をうかがおうと、大阪から東京都新宿区の自宅兼スタジオへ訪れたときのこと。開口一番、いたずらっぽい表情で口にした言葉が真実になってしまった。

体調が悪く一度は取材予定が流れた。漫画家としての“生命線”である視力も低下していたが、「せっかく大阪から来てくれるのだから」と実現した。戦争体験、アンパンマン制作秘話、東日本大震災…。一気に語る様子が印象的だった。言葉を挟む間もない“独白”。予定の倍以上の時間がたっていた。

そうしてまで伝えたかったこと。それは子供たちへの思いだった。
「正義とはミサイルを放つことではなく、飢える子供たちを助けること」「被災地の子供から『アンパンマンが助けに来るから地震は怖くない』と手紙がきた。作品づくりの責任を感じたよ」90歳を超え、引退も考えたという。

東日本大震災直後、心筋梗塞と肺炎、腸閉塞を同時に起こして入院した。が、「生きてしまったんだよね。目も耳も悪いし、体は相当に痛んでいる。でも、生きているということはまだやることがあるという使命。その間に、やれることはやると決めたんだ」。

今夏公開の劇場版25作目「それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ」のテーマは「希望」。「みんなで力を合わせた後は、希望、だよね」。子供たちへ生涯送り続けたメッセージが、作品からあふれ出している。

「アンパンマン」は、困っている人に自分の顔をちぎって与える優しいヒーローです。そこには「本当の正義の味方は、戦うより先に、飢える子供にパンを分け与えて助ける人」というやなせさんの戦争体験を反映した思いがあったのでしょう。

わたしの保育園の子供たちもアンパンマンが大好きです。保育園の至る所にアンパンマンがいます☆優しくて強い、正義の味方アンパンマンは子供たちのヒーローです!(^^)!

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