信じる者は救われる

ここで小咄をひとつ

信じる者は救われる、という格言がございます。

宗教でも思想でも結構です。よく槍玉に挙げられるこの言葉ですが、

信じるだけでは何も起こらない、と私は想うのです。

ただ、成功者に何かに対して信心深い方が多いことはよく語られる傾向にあります。

それは単に、後世に語られるストーリー創りとしてのスパイスであったり、

その者の自伝を脚色するためのエッセンスであったりと様々な邪推は枚挙にいとまはありませんが、

単純に信ずる心、というものには、大変に強いエネルギーが秘められている。

私はそう信じております。

弱き者には心のよりどころを与え、強き者には自信と決心をもたらす。

成功者の皆様方には己の経験則がすなわち疑似的な信仰対象になっていらっしゃる方も、

多くいるのではないでしょうか。

自己における自分を神格化し、決断と立ち振る舞いから迷いを断つ一種の自己暗示にも似た作用。

それは信ずる心に他なりません。

迷いは人を迷わせます。

多種多様な在り方が許容される昨今、全てが正しく存在し、全てが誤って蔓延っているこの社会。

価値観というものは覆水よりも簡単に手のひらから零れ落ちてゆきます。

そんな都会の路頭に迷う男の背中に寄り添い、明るみへ優しく突き飛ばすのは往々にして女性の手のひらでした。

誰しも四六時の中、両の足で立ち上がれぬときは信ずる者、物、モノを失う時。

自分の信じた自分を信じれぬとき。

自分の崇めた思想に雲が翳ったとき。

自分が敬った先駆者を喪ったとき。

自分が夢見た希望を革靴で踏み均されたとき。

そんな、泣きじゃくる自分のこれからを信じてくれたのは、女性の慈しみでした。

聖母、というものはマリアのみを指す言葉ではございません。

強い男、と言うものは、信ずる心の傍らに聖母がいるものです。

男尊女卑を勧めるでも、ジェンダーレスを卑下するでも御座いませんが、

ただ、私が出会った強い男はそんな信心深い男が多いように思います。

出逢いというものは奇跡で縁取られております。

巡り逢いに身を任せる事も許されぬ多忙な昨今、そんな強くありたいと願う男達に私共ができるのは、

男の背中に寄り添える女性との、邂逅の場を設ける事。

信仰心は決して必要不可欠なものではございません。

ただ、信ずる心は迷いを絶つ刃となり得ましょう。

その手に携える光の一閃に、私共の銘が刻まれることこそ、何物にも代えがたい喜び。

そういう想いで日々、受話器を握る今日この頃で御座います。

隠された美を見出す

世の中には様々な”美”があります。

それは、目で見えるものであったり耳で聞こえたりする時もあれば、多くの場合、肌や空気で感じるなど形に囚われません。
美しさの定義を女性に当てはめた時、正解が無いものが”美”なのだと思います。

実に奥深い・・・考察したくなります。

たとえば、電話口で会員様より頂く「そのお嬢様の特徴を教えて下さい」の声。

一見すると「お綺麗です。お顔立ちはとても整っております。」と綺麗な形に沿って言葉を並べるのが正解に思えますが、そうではないんですよね。

何故綺麗だと思うのか、我々にはその確固たる理由を伝えなければいけない義務があるんです。

「ご性格はお淑やかで品もあり、とても麗しいお嬢様でございます。
その心根の美しさがお見た目にも感じられ、お会い頂けましたらきっとご実感頂けると・・・」こちらも少し違和感を感じます、内容は伝わりやすいとは思うのですが・・・

お嬢様のご紹介や女性の美について、正解が無いということは不正解、間違いもありません。
しかし、間違いが無いからこそ自身の頭の中に「正解とは？」という疑いを常に持っていなければ、相手に対して正解が伝わるわけがありません。

それでは、より伝わりやすく正解に近付くにはどうするか？

私の場合、雰囲気を読み取るようにしています。
それは、所謂オーラなどと表現される場面もありますが、面談時お話をお話をさせて頂く際、女性の色を感じるようにしています。

数え切れないほどの色の中、その人その人の印象に近い色を頭の中でイメージする。

そのヒントは表情や声、姿勢や仕草に隠されており、どんなにお顔が綺麗な造形美を要していても繕う事は出来ません。
思ってもいない感謝の言葉や行動が相手に伝わらないのと同じですね。
当店において基本的な採用基準の一つは、献身的で思いやりがあることです。
色に表すとしたら暖色です。

その暖色をベースにキャンバスに絵を描き、伺った話に沿って絵を書いてゆく。
その出来上がった物語を会員様と共有し、どんどん色を付け足す作業。
それが信頼関係となり、お嬢様の色も浸透し本人も気付いていなかった隠れた美に気付く。
その先に広がるのは、幻想的で優しく、なんて暖かい世界なのだろう。

と一人考える暑い夏の夜でした。

障壁が虜にさせる

このお店、業界で働かなければ知り合うことのなかった人、行くことのなかった場所、得ることのなかった知識や考え方・・

その中でも特に場所に関しては、多くの驚きや感動を私に齎してくれました。

早朝のオフィス街の静寂や、昼間の都心の賑やかさ、深夜の繁華街の知らない色

いつも通る道でも時間帯や天候によって、見える顔はこんなにも違うものなのか。

そして何よりも、夢の世界に迷い込んだような感覚にさせてくれる煌びやかなシティホテル

大都会・東京

上品でありながら歴史、趣を感じる豪華絢爛な外装、深夜でも煌々と灯る明かり、田舎者にとっては近寄り難い都会の雰囲気

しかし、一歩門をくぐればホスピタリティに富んだ暖かいおもてなしが出迎えてくれます。

新人の頃はよく、ご新規様面談の際に勉強を兼ねて伺ったものです。

ホテルとしてのチーム力、言葉遣い、動作、対応力を更に深く学ぶため今では、個人的に宿泊したりもします。

そうして観察してみると、私に足りていない能力は総じて”オープンなコミュニケーション能力”なのだと気付きました。

表情(笑顔)・声色(笑顔)・姿勢(笑顔)・動き(笑顔)

この4項目のうち、2つが噛み合うと円満な関係、円滑なコミュニケーションが取れると思いますが、一つだと少し物足りなく感じてしまいます。

そして、私は常時笑顔がありません。

楽しくない、嬉しくない、喜んでいない、決してそういう訳ではなく、その時その一瞬に集中することの出来ない乏しさ。常に他の何かを考えてしまう癖、故にコミュニケーションのキャッチボールが円滑ではない。

それは長所であり、短所でもある

改善し、補うにはどうするか、私が試したのはSNS(ツイッター)でした。

自分の何気ない呟きが、世界中に公開され、反響を得る。何気なかった文章、より伝わりやすいように感情を込め、表情を持たせる。

そうすることで、声がなくとも相手とのコミュニケーションが円滑に進み、台本のように言葉、表情のレパートリーが増えていく。

そう考え、実践し始めた頃から日常生活の中でも意識が変わってきました。

そんな私が、普段から多くのことを学ばせて頂いているツイッター　　　　　　
文章から想像できる姿は美しく、実際の姿はさらに美しい。

自然体でいて、かつ上品、奥深さの中に隠れたボキャブラリー

業界の垣根を越えて

以前投稿したブログでも書いた記憶があるのですが

私は前職、地方の公務員でした。

形は違えど人に関わる仕事をして参りました。

「人に関わる」

抽象的な表現ですが、時代がどれだけデジタルに偏っても

欠かすことのできない事。

多くの業態がまだ人と人を介して繋がっています。

逆にインターネットは閉ざされたコミュニティを形成する方向へと、

出会いと出会いで結ばれる幸福度はアナログでもネットの中でも

何も変わらないかもしれません。

異業種からの転職が100％の当倶楽部のスタッフにいつも私が言う言葉は

『一般の会社よりも人を重んじて、一般の仕事以上の感動を与えること』

当たり前ではない業界だからこそ、

地道に当たり前のことをコツコツとしなければならない。

全ては一人の人の信頼のためにです。

一生懸命やれば心は伝わる

一生懸命やれば心は伝わる

入店して始めはうまくお客様対応が出来ないかもしれません。
でもね、どんな人でも「一生懸命さ」はちゃんと相手に伝わります。

うまくできなくても良いんです。来てくれたお客様に寄り添いお客様の立場になって一生懸命やれば、
「この子、自分の為に 一生懸命やってくれてる！」

もしあなたがお客さんの立場ならこんな嬉しい事はないですよね？
そしてお客さんから「あなたを指名したい！」と言われたら嬉しくないですか？

相手からそう言われたら、あなた自身も嬉しくなり感謝の気持ちも生まれます。

それは感謝の循環です。

お互いに幸せな気持ちになる。
最高の接客業やサービス業ではないでしょうか？
そうなるとお客さんがあなたのファンになり自然にスキルも上がっていきます。

そしてあなたの価値はもっともっと上がります。

あなたの価値が上がれば人として成長しますし、あなたの自信に繋がります。

ただ時給の為にやっている。給料貰えるからやっている。
それもあると思いますがそんな気持ちだと、毎日が苦痛になりませんか？

今日から目の前にいるお客さんに笑顔で幸せになっていただく為に、最高の笑顔で最高のおもてなしを心がけてみましょう。

一生懸命やればあなたの想いは相手に届き、お客様から感謝を沢山もらえます。

そして感謝の循環であなたの心も元気になりやる気も出てきます。
お金を稼ぎながら感謝を頂く。最高に楽しいですよね。

今日も笑顔であなたや、お客さんを幸せにする為にお仕事を楽しみましょうね。