更に奥に進むと、室生寺に来た理由の一つである五重塔がある


同行二人-室生寺


灌頂堂(本堂・鎌倉時代・国宝)


金堂左手の石段を登ると灌頂堂の前にでる。ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心であるところから本堂とも呼ばれ、延慶元年(一三〇八)の建立。五間四方入母屋造りの大きな建築で、内陣と外陣を板扉で区画し、和様と大仏様の折衷様式を示す。


室生寺リーフレットより


同行二人-室生寺


五重塔(平安時代初期・国宝)


総高十六・一メートルと、野外に建つ五重塔では最小のもの。勾配がゆるく軒の出の深い檜皮葺の屋根は、朱塗りの柱や白壁と心地よい対照を保つ。平安時代初頭の建立と云われ、室生山中最古の建築である。この塔は頂上の相輪が珍しく、九輪の上には普通ならば水煙であるのに、これは宝瓶を載せて宝鐸を吊りめぐらして天蓋を作ってあることなど、他に類がない塔である。平成十年、台風により大きな損傷を蒙ったが、平成十二年に修復、落慶した。


室生寺リーフレットより


同行二人-室生寺


( ^ω^)流石最小、想像していたより小さく新しい…


( ^ω^)奥の院があるのか、行ってみるか


同行二人-室生寺


室生寺の四季


室生寺の魅力は、独特の古い文化遺産もさることながら、大自然と調和して四季おりおりにうつろう伽藍のたたずみ美しさであろう。室生川の清流の奥深く、蓮の蕾みにたとえられる円錐形の室生山の麓に開かれたこの寺は、文字通りの山紫水明の地に長い歴史を伝えて来た。

早春は梅のほころびに始まって、やがて山桜の老樹が深い緑の杉や桧を背景に匂い立つ。新緑が水の流れを優しく包むと河鹿がかすかに若葉を震わせ、山にはホトトギスの声が響いて境内いたるところに深山を象徴する石楠花が咲き競う。

夏の緑陰は涼風を呼んで、天然記念物の暖地性羊歯の生い茂る奥の院への石段には杉の大木が鬱蒼と立ち並び、昼なお暗い木陰を冷気がわたる。

秋には楓の紅葉や銀杏の黄葉が深山の緑に錦を織り、秋雨に煙る尾根から落ち葉が流れて谷川を彩る。

やがて霜が静かに山に降りる頃、時には淡雪が塔を覆い、朱色の柱が白銀に映える。室生寺には、四季の移ろいを静かに語りかける文学の世界がある。


室生寺リーフレットより


同行二人-室生寺


静かな森の中、石段を踏みしめ登っていく


同行二人-室生寺


( ゚д゚)まるで異世界に迷い込んだみたいだ


同行二人-室生寺


( ゚ω゚)杉の根が岩を掴んでいる


同行二人-室生寺


果てしない石段を登っていく




つづく




今日のひとこと


またしても天気が悪く風が強い今日この頃

ひねもすネットで落語を聞いておりました

やっぱりいいですね~ガッテン!!