覚満淵【かくまんぶち】 0歳

 

所在地  群馬県前橋市富士見町赤城山。大沼の南東に位置

標高  1360m

駐車場 赤城公園ビジターセンター駐車場(トイレあり)

 

子どもを連れて初めて山歩きをしたのが、この覚満淵でした。

「小尾瀬」とも呼ばれる湿原です。

”小”と呼ばれるだけあって、それほど長くはない距離を手軽に歩くことができます。

 

行った時期は8月の終わり。

まだまだ残暑の厳しい時期ですが、平地と山の上とでは気温差があるので薄手のおくるみを持っていき、抱っこしている間も足に巻いて体が冷えないように対策していました。

 

散策後は車で鳥居峠まで移動して、少し高い位置から覚満淵を眺めました。

歩いている時に見るのとはまた違う覚満淵の風景を感じることができます。

 

白駒池【しらこまいけ】 1歳

 

所在地  長野県南佐久郡佐久穂町・小海町

標高   2115m

駐車場  白駒池駐車場 600円(トイレあり)

 

苔で覆われた原生林の中に整備された散策路があり、入口から約15分ほど歩くと「白駒池」にたどり着くことができます。

 

「白駒池」は標高2000m以上の高地にある日本最大の湖なのだそうです。

 

この時は池の周りを1周するコースを歩きました。

夏でもとても涼しく、木道が整備されているので歩きやすい道になっています。

 

8月の暑い時期に、八ヶ岳の苔と白駒池に吹く爽やかな風に触れて、とても心が癒されました。

 

湯ノ湖【ゆのこ】 2歳・0歳

 

所在地 栃木県日光市湯元

標高  1478m

駐車場 奥日光湯元通り南駐車場

 

湯ノ湖は北東にある三岳火山の噴火で湯川がせき止められてできた湖だそうです。

湖の周囲3㎞、1周およそ1時間ほどで周れる散策路を歩きました。

 

途中、湯滝にも立ち寄り、湯ノ湖からの流れが上から落下する様子を眺めました。

滝の落ちていく迫力に幼い娘も圧倒されているようでした。

 

木道で整備されている部分は安心して歩かせられましたが、山沿いの道を歩くときは小さいお子さんの場合手をつなぐなどして、注意して歩いた方が良いと思います。

 

長七郎山【ちょうしちろうさん】2・0歳/3・1歳/4・2歳

 

所在地 群馬県前橋市富士見町赤城山

標高  1579m

駐車場 小沼駐車場(トイレあり)

 

赤城山の中で一番登りやすい山である長七郎山。

子どもたちが赤ちゃんのころから季節を問わず何度も登ってきました。

 

娘も息子も3歳の時に、スタートから山頂までを自分の足だけで歩くことができるようになりました。

 

小沼の周りを半周ほどしたところで、案内板にしたがって長七郎山へと向かいます。

途中石がゴロゴロした登り道も出てきますが、それほど長い距離ではないので3歳だった頃の子どもたちもなんとか頑張って登っていました。

 

一番の登りを過ぎると賽の河原という広い場所にたどり着きます。

電波塔のある地蔵岳を眺めながらここで少し休憩して、再び進めばもう山頂に到着です。

 

大人にとっては軽いハイキングですが、小さな子どもにとっては大きな達成感を得られる立派な登山と言えると思います。

 

小浅間山【こあさまやま】 5歳・3歳

 

所在地 長野県北佐久郡軽井沢町

標高  1655m

駐車場 登山口駐車場(道路を挟んだ向かいにトイレあり)

 

浅間山の寄生火山のうちのひとつで、東峰と西峰からなる双耳峰です。

 

歩き始めは森林やシダ植物に囲まれた歩きやすい山道となっています。

徐々に登っていきますが、それほど急ではないのでマイペースに歩くことができます。

 

山頂へ向かう分岐地点に到達すると、ザレ場となります。

滑りやすい上に山頂へと向かって斜面も急になるため、足の踏ん張りが利かず歩きにくい道が続きます。

 

娘は少し怖いといいながら歩いていました。

途中で拾った木の棒をストック代わりにしながら登っていきます。

 

振り返ると迫力のある浅間山がドーンとひかえていました。

 

砂礫で覆われ広々とした山頂が特徴的で、ほかの山とは違う不思議な場所に感じられました。

周囲には高い木も生えていないため、山頂からの眺望もとても良いです。

 

にゅう【にゅう】 6歳・4歳

 

所在地 長野県南佐久郡小海町稲子、八ヶ岳連峰の北側に位置

標高  2352m

駐車場 白駒の池入り口有料駐車場 600円(トイレあり)

 

八ヶ岳連峰の北側に位置する山で、山頂付近は岩峰となっています。

 

前半は歩きやすい木道をひたすら進んでいきます。

途中から樹林帯に入り、登りのない道が続きますが地面はぬかるんでいる箇所が多く、木の根や石もすべりやすいので注意が必要です。

 

にゅうの森に入ると、大きな岩や木の根に加えて急な登りが出てきます。

息子は調子よくアスレチック感覚で登っていきましたが、娘はなかなかペースが乗らないようで辛そうにしていました。

あきらめて引き返すことも検討しましたが、なんとか最後まで根性で登りきってくれました。

 

山頂は岩だらけで、高い木も生えていないので周囲もよく見渡せます。

ただ、私たちが登った日は雲が多く、たまに隙間から白駒池がのぞけるくらいでした。

娘は嫌がりそうですが、天気のいい日にもう一度挑戦したい山です。

 

まとめ

平地の暑さから逃れるため、8月はいつも車である程度まで標高を上げられる山を選んでいます。

子連れなので、できるだけ危険個所のない山をその時の年齢に合わせて選んできました。

以前なら途中であきらめていただろうと思うような山にも、最後まで頑張って登頂する姿を見て、子どもたちの大きな成長を感じています。

 

8月は特に天気のいい日も多く、また夏休みがあるため普段は行けない遠くの山にも挑戦できるタイミングだと思います。

安全には十分に注意して、子どもの様子次第では途中撤退する勇気も持ちながら、これからもいろいろな山に行ってみたいと思います。